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最近読んで面白かった漫画、3月のライオンとちはやふる

ちょっと前に、GIANT KILLING とか宇宙兄弟とか、どっちかっていうと、大人の男の子系の漫画を読んでたのですが、ついで、ネットでわりかし評判だった、3月のライオンちはやふるをばこっとよんでみました。

ちはやふる (1) (Be・Loveコミックス)

ちはやふる (1) (Be・Loveコミックス)

3月のライオン (1) (ヤングアニマルコミックス)

3月のライオン (1) (ヤングアニマルコミックス)

どうも、私はなんというか、こらえ性がないというか、テレビの連ドラを毎週待てる人とかえらいと思うというか、ある程度たまってから、出来れば完結してから、まとめて漫画読みたいところがあります。それと、
あと、他人がどう思ったかとかはあまり興味がないので*1、話題の漫画だけピックアップしてって、後追いでざっと見て面白かったらやっほーみたいなそんな卑怯な感じです。
最近だと冒頭の宇宙兄弟とかは割とずっと面白かったですね…。最新刊はちょいとつなぎ的な微妙な位置だったので、次が恋しいです。ジャイキリはなんかスポーツマンガ全般がそうなんだけど、売れてくると試合とか長くなってテンポ悪くなってくるので、ここは踏ん張って欲しいです。スラムダンクとか一時、すごくテンポ悪かったよね。1試合終わるとかはじまる間におれ、バスケやめちゃったよとかいるぞ、きっと。

さて、それで、上記2作なのですが、とても面白いです。で、逆にネットとかブロゴスフィアで話題のわりに私があんまり楽しめなかったのは、進撃の巨人聖☆おにいさんがなんか私にはダメだった、おにいさんのほうはたぶん私に宗教的な教養が足りないせいかと思うけど。あと、テルマエロマエ は結構面白かったんだけど、最新刊とかよりも、さくっと終わる形式の頃の方がすきだったかなー。

で、まずは3月のライオン

なんというか、羽海野チカ漫画ってハチクロの記憶も生々しく。あと、東のエデンのキャラデザでしょうか…*2。絵柄はわりとほのぼのでかわいい感じでテンション高くて、物語は誰も悪いようとしていなくても、なんかちょっとしたすれ違いなんかで、暗黒の深淵の心象みたいになるようなケースが多くて、地獄への道は善意で敷き詰められているみたいだけど、人生はドラマチック...みたいに読んでいて思うことがあります。今回も全力投球感満載で、読んでて「うっ」となるくらいですが、でもすごいですね。
それから、今回将棋の話題があって、ヒカルの碁とか思い出したんですけど、ちょっと、珍しく、まだ誰も書いてないジャンルの漫画って、逆に傑作になることが多くて、いや、将棋漫画は1巻でちょっとネタにしてる、月下の棋士とかもあるのですが、こう、めずらしい取合せのほうが、印象的になるのかもしれません。

それから、将棋の話題よりもどちらかというと、男女の恋愛模様というよりも、人間模様とかがハチクロのときもそうだったけど、なんか壮絶というか、そんな感じで、しかも複雑ないじめ問題にまで複雑に真っ向勝負を漫画で書こうとしててとか、すごいです。

あと、もし、東京都中央区界隈に思い入れがあれば、なおさらおすすめかも、月島あたりとか良く出てきますし。イヴの時間も銀座だったし、まあ、中央区最高!!

こちらはもうすぐ7巻がでるそうで、6巻とか神回満載なので、楽しみですね。

3月のライオン 7 (ヤングアニマルコミックス)

3月のライオン 7 (ヤングアニマルコミックス)

あと、だれが好きなキャラかと言うと、あの、零くんの先生が好きです。すごく高校の良い先生っぽい感じしてて。

ついで、ちはやふる

こちらは、アニメの評判も良いみたいで、のだめと同じような理由で音があるとちょっといいんですよね。音とか、この漫画で重要なので。楽しそうだ。

ちはやふる Vol.1 [Blu-ray]

ちはやふる Vol.1 [Blu-ray]

で、漫画も素晴らしいです。ほんとに。これ。
漢字一字だと、「嬲」の漢字のような少女漫画の王道覇道みたいな人間関係と、競技かるたの百人一首みたいなテーマと同時にスポーツ漫画かつ文化漫画みたいな、いろいろ組み合わさって唯一無二な漫画になっててすごいです。あ、和装好きです。

で、こちらも最新刊が

ちはやふる(16) (BE LOVE KC)

ちはやふる(16) (BE LOVE KC)

らしいのですが、こちらは15巻までで少しお話的にはまとまった区切りになってるので、15までえいやっと読んでしまうと感動的だと思います。

個人的にはですね、ドSの人と、あと、いろんなかるた会の先生がいい味だしてて好きです。

漫画においては登場人物にジタバタして一緒に成長する感を味わいたいとこある

最近、漫画ももう生まれた時から天才とか王になるっ! みたいな感じで、とくにジャンプの漫画とか成長過程とかスポイルされまくってるけど、ああいうシーンがあるほうが対決自体よりも面白いので、そういうのがある漫画が好きです。桜木花道孫悟空もポップさんもさ、すごくジタバタしてたのに、最近のジャンプのエースとか、なんかその過程の2年間ぶっ飛ばしてて、そこって逆に面白かったところ、ごっっそりけずってしまったのではなかろうかと。逆にハンタとか、ビスケとかウイングとかと修行する所とか好きだし。

もっとも、これは、私の好みかもだけど、でもそういう漫画の成長体験のシーンとか見るのが好きで、3月のライオンちはやふるも、そういう物語満載で好きです。あと、バトル漫画だと負けられないみたいになるけど、こう主人公がよく負ける漫画の方が好きだ。

というわけで、なんか、やっぱり、私って性格悪いのではなかろうかみたいな感じですが、とにかく、上記の2作品は面白いので、未読な方は良い機会だと思います。特に、3月のライオンについては7巻が出たら、ちはやふるは15まで読んじゃえばいいのにとか思っています。

では、良い漫画で良い人生を。

漫画がアニメより好きなのは時空を制する権利が自分にあるのが好きです。アニメってやっぱり時間かかるし、見るの。でも、笑い男事件の攻殻機動隊 1st Gig だけは絶対に全部みたほうがいいとは思う。

*1:なんか、ダメ人間みたいだが…でもそう。なんでしょうがない。ケースケさんって、仲良くなってくるとめっちゃくちゃ口悪いですよねとか、言われますが悪いのは性格と人格です。はい。

*2:環境があるかたは、USのBlu-rayおすすめ