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『ARMS』先行オンライン体験会 のびーるウデだめしやってみて、買ってもいいかもと思った。

以前、Splatoon2 はそれは鉄板でしょうけど、21世紀のジョイメカファイトみたいな ARMS も結構面白いのではと - くるえるはてなくしょん などということを書いていた手前、6月2日追記:ツインテーラ参戦! 『ARMS』先行オンライン体験会 のびーるウデだめし 開催決定! | トピックス | Nintendoと色々追加情報もありましたが、結構、先週今週と、『ARMS』先行オンライン体験会 のびーるウデだめしをやってました。だいたい1時間ずつくらいやってたと思います。

楽しいかも! からの楽しくない...からのやっぱ面白いかも...からのつまんない...からのやっぱり面白い

21世紀の対戦型のマイクタイソンパンチアウトのようなジョイメカファイトのような、ちょっと不思議なゲームで、自分の中でいろいろと評価が定まらなかったのですが、最終的にはこういうのも良いかなと思うようになりました。
あくまで、私の中でですが、Switch 四天王は不動の姫君新作レジェンドレジェンドアンドレジェンド歴史的な名作ゼルダの伝説、隠れ名作スニッパーズ、ARMS が滑り込んできて、あと Splatoon2 ですかねと。ただ、Splatoon 2 は 1 のときくらい伝説になるかというと、2 は結構苦戦するのが世の常なので、どうなるかみたいなのが少しあります。

さて、ARMS は対戦格闘ゲームということになりますが、あちょあちょボタン連打しててうっかり勝つみたいなのはごく始めでもあんまりないですし、反応や操作が早くて速ければ勝てるか..というと、これがそうでもない... というちょっと不思議なゲームです。
これは、ちょっと変な例え話ですけど、剣道とか武道にちょっと似ています。大学の時の知人がかなり運動神経良くて、力も強かったんだけど、でも、なぜか運動能力のピークはもう過ぎてておじいちゃんみたいな道場の高段位の師範になかなか勝てないと言っていた話と似てます。あと、別の話で聞いた、古武道のお話でやっぱり師匠に勝てないみたいな時に、間合いと隙と後の先みたいなお話をしていたのですが、そのあたりの表現と実装がゲームとして面白いです。いくら頑張ってもある程度は隙ができるし、何かする時に何かされるリスクが付きまとうことと、しかけた時にうまいこと裏をかくとリターンが大きいあたりは仕組みとしてよくできています。それでいてバッキバキでガッチガチのソリッドな感じになり過ぎないあたりも良いです。
任天堂の名作は、世界観と、操作した時のゲーム感と、あと何かちょっと変な要素を持ち込んだときにうまくハマった時に強くて、最近3次元要素で技をかけるのに上手く言ってる感があります。ゼルダの山登りとかもですし、スプラトゥーンだと塗りとイカなんですけど、 ARMS はびよーんとした奥行きが、その変な駆け引きに味わいを与えている感じします。

あとは、ARMS は上手くなり方とか楽しさの感じ方が、まっすぐ線形で比例して上がっていく感じではなくて、階段を登るみたいに上手くなってくるというか、せっかくなので、私のやってた感想とか書いときます。

はじめの楽しいかもは新しいタイプのゲーム感と雰囲気でいじるのが楽しい

最初は、それなりにちゃんと作られたゲームをはじめてやれば新しくて楽しいというのがあって、ARMS はその最初の関門は突破していると思います。ゲームの操作感や操作性はやっぱり任天堂からのゲームは巧みだと思います。
今回は、ゲームパッドでもジョイコンでも、あとは話題のバーチャロンとかみたいないいね持ちもありますが、いいね持ちがたぶん ARMS の理想っぽいところでありながらちょっと難しく、ゲームパッドやジョイコンでやるとちょっと普通のゲームになります。
とにかく最初は、それでびよーんびよーんパンチしたり、キャラをいじったりして、それ自体が楽しくて、お互い素人マッチングしてる間は良いのですが...

あっという間に勝てなくなって、最初の楽しく無くなる操作の壁が来る

今回その腕がビヨーンとなってから曲げられるのが上手くできないと一方的にやられるのですが、それはそれとして、パンチ以外の操作で、ダッシュ/ジャンプ/ガード/投げ/カウンター/ラッシュ/チャージ があって、これが半分くらいはさっと出てこないときつくて、そこが最初の壁でした。

最初の壁に当たってる間は、速いキャラと、変態あるいは重量級キャラにめちゃくちゃぼこられます。
まず早くて軽いキャラみたいなので、ヨガテレポートみたいなのするニンジャキャラのニンジャラというのがいるのですけど、こいつがすばしこくてぴょんぴょんしてワープして消えたりして、軽くて早くて曲がる技バンバンやってきて、中級者と超上級者が使うと強いみたいな小癪なキャラで、こいつにぼこられます。
あるいは、逆に重量級からとサボテンみたいな変態キャラがいてそいつらに力押しでやられるみたいになります。このときは微妙です。

操作の壁を乗り越えるととても楽しい。そして、ぶちあたる、次のつまんないかも...みたいな壁

パンチを曲げるのがうまいか、基本動作のどちらか、あるいは両方を超えられると、このゲームは突然面白くなってきます。今までは、形無しみたいだったところから、ちゃんとした戦いになってきて、こちらもプレイヤー本人ができる得意技とか、あとあってるキャラとか武器とかがなんとなくわかってきます。重い武器が得意とか、曲がる武器が得意とか当たりやすい武器が得意とか、そういうのです。それがだいたい操作がわかって来るのと同時にきます。
操作を覚えてきて、自分の得意な戦型みたいなのが、わかると上記の小癪系とか、変態系とかと落ち着いて勝負できたり逆に倒せるようになってきます。このくらいが、ちょうどハンターハンターでグリードアイランド面白いかもってなってくるかもの心境に近いです。冨樫先生は偉大です。ゲームでうまくできて楽しくなって来るあの感じがあるんです。

まあね、そしたらね、爆弾魔がやってくるわけです。めっちゃつよくて、なにこれみたいなの...と対戦あたるようになってきます。

爆弾魔レベルとわたりあえるようになると、本当に面白い

その爆弾魔レベルと初めて戦うときは正直洗礼くらうレベルで、全く勝てませんでした。
このレベルとやって試合になるようにするのには、全部が問われます。

基本動作がそれなりに淀みなくできないとやられる...

当然のように、念ができて、ずっと纏ができて、凝が出来るみたいなのが適切になってくると、上記のただ小癪なやつと変態とかにはなんか普通に勝てるようになってきますが、爆弾魔レベルだとそれは当然... みたいになってきます。とくに、チャージ/ラッシュ/ガード/投げ あたりが対策できないと厳しいですね。

アームのらしい技と、キャラ固有の技を時々は使えると奥行きがさらに

今回、のびーるウデだめしのときは、キャラにアーム固定だったので、どちらかというとアームの差が大きかったのですが、キャラにも得意技があって、ニンジャのテレポートみたいな小技が出しやすいキャラと出しにくいキャラとがあります。あとアームとキャラの重さが結構大事っぽかった。それを踏まえて動けないと爆弾魔レベル相手は厳しくなってきます。普通のニンジャラは出てきたところでパンチあたるけど、うまいニンジャラはパンチ当てようとすると消えるんですよね。。

相手をよく見て、駆け引きと、心理的

そして、もちろん基本操作がだいたい出来てるから出来るというのがあるのですが、最終的には相手を見て相手の動きに対策が出来るとか、相手の動きの予測が出来るとかが必要になってきます。
ここまで来ると、ARMS の対戦が相当楽しくなってきます。本リリースのときも負けペナがあんまりないと良いなとちょっと思っています。うまい人同士の対戦になると、スプラトゥーンの S+ 宇宙大戦争とかは見た目と裏腹にアサシンの殺戮みたいになってきますが、ARMS はうまい人とあたってあんまり一方的だとかだとまあ悔しいんですけど、負けてもへーって感心する要素とかあったりして、だもんで、、負けペナがあんまりないと良いなと。

スプラトゥーンは実際、私は S+ は何度か昇格したけど定着はできなくて、けっこうムキーッってぎゃーーーってなってたんですが、まあそこまで行ったことを誇りに、身の丈に合わせて A+ から S くらいで心に余裕をもってやってると楽しいですが、そうするとまた S+ までうっかりあがったりして、キーッってなってゲームパ(以下略

逆に ARMS はうまい人同士になってきてからの変な駆け引きの味わいと、後の先をとるのが強いんですけど、それでもその人なりの得意技で先手を取りに行くみたいな清々しさとか、そういうのもあるのかみたいな感心をしていたいというのがあって、なんというか負けても痛くないみたいになってたらよいなーとか思いました。
6/4 日曜 21時の体験会で最終が 70 くらいまで行ったので、まあ満喫したかなと思います。

ただまあその...、上には上というか...、地獄の鬼神みたいな強さの人はいますね。。

いろんな試合内容についての感想

タイマンバトル、チームバトル、バトルロイヤル、マトアテはそれなりに楽しかったです。ヘッドロックは強くて難しかった、相手の腕が完全に壊れて欲しいかも。
あとは色物系でバスケは投げの練習の側面からあってもよいかもとは思った。だけど、バレーはなにをどうすればいいのかさっぱりわからなかったです...。

キャラの感想

なんとなく格ゲーでは技をかけて勝つ方が喜びなので、女性キャラとかの方が好きです。そのくせスプラトゥーンではダイナモ振り回すガールちゃんマジ害悪老害みたいな感じですみませんでした。

さて、まだキャラ固有技なんかを使いこなしていた訳ではないですが、よく使ってて楽しかったのはミェンミェンとお尻が素晴らしいツインテーラだったと思います。うまい人であえて両手同じ ARM の人いたけど、それは無理だった。私には。

ニンジャラは相手にいると小癪なのに自分でやると下手だった。メカニッカは強い印象だったんだけど、なんか、やってて工夫しない感じになったので、自粛。マミーとサボテンは強い人が使うとめっちゃ強いときあるのに、自分でやったら、なんか全然だめだった。パッケージを飾ってるわりにはぶん殴られてるスプリングマンは一応主役なのかな感もあって、普通に使いやすいし、リボンガールも普通に使いやすくて強いんだけど、なんかちょっとダサいUSA感があるのが。みたいに思ってました。
新キャラ追加はこれからもちょいちょいありそうで楽しみです。カポエイラキャラみたいな、足が ARM で逆立ちしてる変態キャラみたいなのが出てきたら嬉しいかなとは少し。ツインテーラもいるわけだし。

というわけでくだまきエントリでした

新規ハードの新規タイトルとしては、かなり良いものだと思います。ただまあ、超名作のゼルダSplatoon 2 と比べるとさすがにちょっとかわいそうですが。とはいえ、Switch 持ってる人が、追加で買い足すなら十分なクオリティで、私はダウンロード版買うつもりです。逆にマリオカートとモンハンがでますが、そちらは私が全然上手く出来ないので、見送ります。すみません。

とくに私もそうですが、私もこないだだったのですが、最近、どうにかこうにかハイラルに安寧をもたらしたリンクの方が結構いると思っていて、イカが届くまで少し時間もあるので、その間のお楽しみとしては十分な中継ぎだと思いますし、やり続けた方が楽しさがわかって来るところもあるし、ひとりでもちょっとだけ遊びやすい (ゼルダは気合がいるし、スニッパーズはふたりとかでやりたい)というのもあるので、そのあたりを考えると、入れとくと痒いところに手がとどくというか、隙間にアームがとどくというか、そういうのはあるかなと思います。

今後も体験版経由でたくさん触る人が増えたらいいなと思うタイトルです。

では、良い人生を。

ARMS(アームズ)|オンラインコード版

ARMS(アームズ)|オンラインコード版