シブヤ BOSE QuietComfort 状態 あるいは、サウンドオブサイレンス、サウンドオブサイエンス
ノイズキャンセリングは一度は使ってみるべきテクノロジーで、BOSE と SONY がツートップだと思います。 - くるえるはてなくしょんの続きです。もともと、QuietComfort についても、BOSE クオリティについても、わりと知っていて、夜な夜な私のベッドルームでは、黒いM3が鳴り響くわけで、いまさら、実際に QuietComfort のイヤホン QC20i を体験してみよう!! というわけでもないのですが、インフルエンサーワイヤー(iWire) さんの企画で BOSE のオフィスに伺えるということで、いつ行っても道に迷いそうな渋谷の方に行ってきました。お土産に BOSE の真空ステンレスタンブラーいただきました。ありがとうございます。ついでに、QCくれてもい(ry
QC20 も、発売してからもう1年以上経つんですね。
渋谷っていつ行ってもしっくりこない感じと道に迷いそうな感じがします...。
立派なビルで、ビルの別のフロアには、CCC とか CA とかがありました。なんかこわかったです。入館に際しては、Tポイントカードはお持ちですかとか、入り口でアメーバピグのユーザー登録が必要とか、そういうことはありませんでしたが、立派なビルで立派な会社が入居してるところでした。
BOSE のオフィスに伺う役得
後ろのスピーカーは BOSE のヒストリカルレジェンドな逸品で、手前はサンタさんです。BOSE の個人向け製品は、やはりホリデーシーズンとあとボーナス月だからか6月に結構出るとのことでした。
入り口そばには、ホームオーディオなどなどが展示されています。
となっています。これいい工夫ですね。
BOSE の 50年 の歴史
歴史というものは大変すばらしいもので、
BOSE も 50年とのことです。そう考えると昨年にBOSE博士が他界してしまったのもなおさら残念ですね。50年、オーディオ界隈で発明を繰り返してきたのは素晴らしいことだと思います。BOSE 博士は音楽ジャンルとしてはクラシックが好きだったそうで、しかもホールの生演奏の音が好きだったとのこと。結局、その嗜好が最終的には、画期的なスピーカーやノイズキャンセルあたりにつながっていることは、やっぱり世界にとってよかったと思います。あと、BOSE は好みが分かれるところありますが、世界に対して選択肢や、画期的な別の方法を提示したというのは、偉業だと思います。
50周年を記念してというだけでもないのでしょうが、BOSE の歴史と業績を振り返るドキュメントなショートムービーも上映中です。詳しくは http://listenforyourself.jp/event/50/ にありますので、ご都合が合う方、ご都合があわないけど BOSE が好きな方はどうにかしてご覧いただくのが良いかと思います。サッポロだけ期間が長いのは、omoide in my head 状態だからとかそういうのは関係なさそうですが、札幌とかによく行く方は、必然、飛行機か電車かフェリーの旅程と縁があるわけでそういう方にはおすすめではありますよね。QuietConfort 。
それから、ムービー自体はとてもクオリティが高いです。監督が、モーガン・ネヴィル監督という2013年長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した監督*1の作品なのですが、BOSE の歴史を振り返るとともに、現在のドキュメントにもなっていて、BOSE と MIT の素敵な関係については、実に素晴らしいと思いました。そのおかげで私たちは飛行機の中で静かに眠れるのですから。
私が個人的にここ素晴らしいなと思ったのが、往年の名スピーカー 901 の紹介のところで、当時の広告素材などを用いてモダンな演出をされてるところ、本当に素晴らしいと思いました。901 のスピーカーは上記のサンタのロビーのところで断面図にされてるモデルです。ちなみにケースに入っているのは怪獣の卵とかではなくて、これまた歴史的なスピーカーです。昔から奇抜というか画期的な設計をしていたわけなんですね。
Demo 機と 本当にデモ機
現行のそれぞれ最新モデルの 25 と 20 ですね。25はQCヘッドホンとして、ますます完成度が高まっていて、20 はこの1年あまり好評で推移しているイヤホンですね。
それからノイズキャンセルの本当にデモ機がありまして、
逆位相の音をぶつけてノイズキャンセルするデモを見せていただいたというか、聴かせていただきました。目の前で実演していただくと、この機構が小さくまとまってこの小さな筐体の中にまとまっていると思うと、改めてへぇ...ってなります。
あとは面白かったのは、QC の歴史を一覧できるディスプレイがあって、
無印から、QC2, QC3, QC15, そして、現行機まで並んでいておもしろかったです。私は QC2 から QC15 まではそれぞれ買ってたわけですが、無印 QC は初めて目の当たりにしました。初代の QuietComfort はコントロールや電池を入れる場所がまだ本体とは別の箱で、さらにスイッチに High / Low があったりとおもしろかったです。
そして最新版の
こちらまで繋がっているわけで、それまでにいろいろな改善も積み重ねられていて、ヘッドホン型の方が歴史を重ねた分だけ総合的な完成度としては高い気もします。QC20 も画期的で、イヤホンならではの良さもあり、今でも十分素晴らしさがあります。なにせ嵩張らず各性能が十二分なので。ですが、ヘッドホンの方が歴史を重ねた分だけ性能が増したなどの歴史を振り返ると、次のモデル、あるいは次の次のモデルでもっと良くなりそうな気もするんですよね。主に使い勝手の面で、ですが。例えば電池ボックスのところとか、あとは、ワイヤレス的な展開とか。なにか作ってくれそうな気はします。
ノイズキャンセリングが役に立つかもしれない人
月並みですが、飛行機では抜群におすすめですし、電車、特にうるさい路線の京葉線とか、大江戸線では効果を発揮します。それから、断続的に鳴り続けてる音で、少し低めの音にはとくにキャンセル効果が高いので、ずっとなってるファンの音や道路を走ってる車の音が気になるところなども役に立ちます。
アクティブノイズキャンセルが、結局、アクティブに移動する人に向くのは面白いです。
まとめ
というわけで、BOSE にお邪魔してきました。
邪魔な騒音をキャンセルした結果、邪魔な人がオフィスに来たみたいになっててすみません。
イヤホンやヘッドホンについては、頻繁につかう方、とくに通勤や通学などで、毎日使う方は、ちょっと良いものを使うと、楽しく音楽も聴けるし、ノイズのストレスも減るし、わりとおすすめです。頻繁に使うものについてはちょっと良いものを奮発するのが良いと思います。
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