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K-3 + 単焦点レンズ祭り(9) FA20mm F2.8 まさかのオーロラ撮影

写真の方は、適当に、2014 Feb 7-8th オーロラ王国カナダツアー Day 1-2 オーロラ / Today is The Day. - くるえるはてなくしょん を参照頂ければと。それから、上記オーロラ写真群、はからずもまわりぶろぐHAMACHI先生に、アップ時刻が深夜通り越して早朝だったにもかかわらず、レビューして頂いたような形になり、ありがとうございます。「素人が撮ったにしてはそれっぽい写真だから良かったんじゃない?」みたいなお褒めの言葉も家族から頂きましたし、まあやれることはやったのかなと。

諸事情で、カナダ旅行が当選しまして、オーロラが撮影出来るかもとなったときに、K-3は都合用立ててもらいました。関連でじゃあレンズをいくつか買ったんですけど、既存で持ってたものから、オーロラとか撮るんだから少し広角がよいよねということで、ひとつは FA 20mm を持ち込むことに決めていました。これは、K-3 + 単焦点レンズ祭り(3) FA20mm F2.8 - くるえるはてなくしょん のときに決めていて、言うほど広角かと言ったら今はキットのレンズでも18mm から始まるので、そこまで広角でもないところもありましたが、暗いときの確変に期待して…という部分があったのと、コンパクトだし、まあ偏愛レンズですし、これでダメならしょうがないよねと。それなりにやってくれた感があるので、良いかなと思っています。もうひとつシグマの超広角の撮影分については、後日また。この撮影の次の日に使ったので。

オーロラ撮影については、

  • 2秒セルフタイマー
  • MFで無限遠くらいに予め設定
  • ちょっとだけ絞るほうが写りがよいような
  • 15秒前後の長時間露光

みたいなかたちでした。

-40℃前後の寒空の下 2時間はうごいてくれて有り難かったです。

K-3 とレンズですが、2時間程度、過酷な寒空の下で動作しつづけてくれてとても助かりました。先に人間の方の限界が来ました…。一応替えのバッテリーももっていたのですが、その出番もなく。もっともバッテリー交換しようにも蓋が凍っててあかなくて無理だったんですけどね。
そしてカメラ自体は本当にしばれる…というか、完全に冷えきっていたけど、シャッターとかきちんと動いてくれてました。手袋してたらシャッターきりにくくて、途中からぺらぺらの手袋だけでシャッター切ってたら親指の指紋が凍傷で無くなったのはご愛嬌といったところではあります。
あと、カメラと環境ががんばってくれてたので撮りまくってたら、両手の小指の第一関節から先の感覚がまったくなくなったのだけはちょっとこわかったですね…。さすがにそこで撤退して、暖をとったらなおったんだけど痛かったです。霜焼けと凍傷の間みたいな感じで、やっぱり指先少しやられましたね。だけど、カメラはへっちゃらでした。

あと、寒すぎるところから部屋にもって帰ると、結露どころか、結露した水滴が冷えきったカメラに熱を奪われてそのまま凍結するという恐ろしい現象が起こるのでそれが次にこわかったです。一度やってしまったので…。幸い、カメラもレンズも無事でしたけど。本体については、防滴とかで良かったのかなと思いました…。

もし寒いところで撮影される方いたら、本当に屋外でカメラをマフラーとかでぐるぐるまきにしてバッグにしまって、屋内で絶対に出さないというのを気をつけるとよいと思います。ちなみに、夜撮影に使ったカメラ、ぐるぐる巻状態にしておくと、朝まで冷たいです…。

それから、寒すぎる場所で撮ったデータは、取り急ぎバックアップだけはされるのをおすすめします。たまたまみたいなところもあるのでしょうけど、データが壊れてることがありまして、嘘だろと思ってたんですけど本当でした。K-3 は大丈夫だったんですけど、DP1 Merrill で撮影したデータが 2枚だけ壊れてたので…。

たぶんですけど、

K-3 と FA 20mm でオーロラ撮影したひと世界にそんなにいないと思うので、とりあえず良かったのかななどと思います。帰路、カルガリーでのったシャトルバスのお兄さん(バングラデシュ出身らしい)に、What did you do in Canada? Where are you from? とか聞かれたので
「日本から来て、イエローナイフでオーロラ撮影行ってきたんだよねー」
って見せてみたら、
「おお!! これはワンダフルなフォトだ!!」

「…ところで、どうして Canon じゃないんだい? 日本のナイスなカメラだぜ」
って言われたりもしたけど、私は元気です。

キヤノンもいいんだけど、ここのはコンパクトで良いレンズがあって、あと、この本体がタフなんだ」
などと答えたけれど、つたわったかな。

では、良いカメラで、良い人生を。