日経ビジネスと日経ビジネスオンラインは違うよ…全然違うよ / 日経ビジネスのブロガーイベントに行ってきました
ほんと、ビジネスから1万光年みたいな犬なのに、うっかり、素敵なビジネスなイベントに混ざって来ちゃいました。その、開場の日経BPのNBFプラチナタワーとか、名前からしてどんな中二仕様のビルなのかとか、ざわ…ざわ… とか、焼き土下座とか、ミートくんがバラバラになってて爆発とかするタイマーとかあるのか思ったら、普通のビジネスオフィスビルでした。当たり前ですが。
あと、21時に館内放送がなってた。
まあ、みなさんビジネスマンでした。私だけただのブロガーだった…w ははは...
日経ビジネスのブロガーイベントとかがあること自体すごい
http://fansfans.jp/campaigns/detail/306
昨日 5/19、ソーシャルと日経ビジネス「ビジネスメディアの未来を考える」ブロガーイベントに伺ってきました。こう紙媒体があるところって、ネットやWebを丸ごと忌み嫌ってそうなところもあるのかなと思ってたら、そうでもないんだなとか、他にもいろいろ知ることが多かったので、楽しいイベントでしたよ。
詳しくは上記リンク先にもある内容なのですが、パネリストさんがとても豪華で、
■モデレーター
アジャイルメディア・ネットワーク株式会社 徳力基彦■パネラー(予定)
株式会社カヤック 柳澤大輔氏
株式会社エヌプラス 中村祐介氏
株式会社日経BP 日経ビジネスオンライン副編集長 瀬川明秀氏
株式会社日経BP 日経ビジネス記者 蛯谷敏氏
- http://fansfans.jp/campaigns/detail/306
かなり豪華なメンバーで、面白かったです。
カリスマニュースサイト管理人でアルファブロガーのまなめさんが俺の嫁といってはばからないAMN代表の徳力さんの華麗な仕切りの中、日経BPのみなさんが熱い思いを語りながら、最後に、面白いカヤックの柳澤さんがしっかり落すという、なんか、ボール散らして回して飛び込んでゴール!! の繰り返しみたいなトークが繰り返されていてとても面白かったです。
ちなみに twitter 経由で、twitterの#nikkeibp 検索結果 しばらくのあいだは、こちらで辿れると思われます。それから、@nb_readingのアカウントを追っかけるのも良いかと思われます。それから、こちらのページ に、皆様のアカウントがのっています。
特に昨日は、盛り上がったところで柳澤さんの容赦なくて面白い決定力がすごくて、なんで、日経ビジネスを読んでるかといったら、「おじさんと話すネタのため」とかはっきり言ってたりしてました。
でもそれも然りで、日経ビジネスの読者の平均年齢がおよそ48歳、日経ビジネスオンライン来訪者の平均年齢が約44歳とのことで、まあそうですよね。でも、意外と部課長以上の人とかが家で捨てる代わりに会社とかにもってって、まあ諸君もよかったら読みたまえ、とかやってそうなので、もう少し平均は下がりそうですけど、なんかおじさんメディアなところありますよね。週刊現代とか週刊ポストとかアエラとかとはちょっと違うし、コンビニであんまり売ってないとか、日経ビジネス読んでるおれつえーとか思ってるおじさんとかもいるだろうし、まあ男性はいくつになっても中二です。ある程度。
で、今回もなんというか、全体的に、日経がらみのものって、おじさんとか男性向けメディア感がむんむんとしてるところがあって、このイベントも私が言うなですけど、ブロガーイベントの割には男性率が異常に高かった。 あと、iOS デバイス率が低い訳じゃないけど、なんか、android 持ってる人多かった気がするかな…。と。t
イベントで知った重要なトピックや面白かった話題をピックアップ
いろいろ衝撃の事実を知ったので、それらをベースにいくつか取り上げたいと思います。
- 【もっとも重要】日経ビジネスの雑誌は日経ビジネスオンラインと違うよ!! 全然違うよ!!
これが今回最大の衝撃だったんですけど、日経ビジネスオンラインを見てて、ある程度日経ビジネス読んでたこともあったんです。
それで、雰囲気とかが似てるし、
日経ビジネスオンラインを読んでる=雑誌の日経ビジネスもある程度読んでる状態
と、勝手に見なしていたのですが、日経ビジネス誌掲載記事と、オンラインに掲載されてるコラムは本当に別物と見なして良いレベルとのことでした。
途中でカヤックの柳澤さんもたびたび引き合いに出してたんですが、日経ビジネス誌掲載の「敗軍の将、兵を語る」のコーナー面白いですけど、あれオンラインにないですよね。
というわけで、本当に日経ビジネスと日経ビジネスオンラインは違うものという認識はとても重要なのです!!
日経ビジネスオンラインのほうは、日経きゃっきゃうふふ(雑誌とは違うよ全然違うよ!!)とかにしたらいいと思います。ついでに、日経ウーマンとか日経トレンディとかいっぱいありますが、日経ニートとか、日経ワーキングプアとか、昔のアソシエみたいな感じで、挟まれてる冊子になってたら面白いと思います。日経ネオニートとかね。
- ニュースサイトというよりは、コラムの集合体を目指す。長いけど読める読ませる記事を出して行きたい。新書の内容に見劣りしないクオリティで記事を出して行きたい。
- 今回の日経ビジネス・5ミニッツ は制約を前向きに使って、提案型のメディアにしたかった
日経ビジネスの関連コンテンツって意外と攻撃型の記事が多めなんですよねw なんというかニュースとかジャーナルというよりは、やっぱりコラムとかドキュメンタリーとかの要素が強いものがおおい。それからニュースの出し方としては客観的な方が良いと私は考えるのですが、それとは逆に主観的な内容が多めでコラムを出して行くという形をとっているということ。
そういうスタンスもあって、いい特集の日経ビジネスの号とかは新書の目録をさらったような濃さのときもありますね。この「コラム」って捉え方は日経ビジネスについて考える時はよい捉え方かなと思いました *1。
- NB Reading|日経ビジネス リーディング のように「紙か?Webか?」ではなくて、「紙とWebで」絡まった企画に取り組んでいきたい
- 電子書籍やWebやアプリのマネタイズとかを考えて行きたいフェーズ
これ、単純に日経ビジネスの雑誌の方を、android タブレットなり、iPad なり、将来的にはKindle もかもしれませんが、日経ビジネス(オンラインじゃないよ雑誌だよ)を定期購読してるひとは、電子書籍ももらえますにしたら、業界に一石を投じるんじゃないかと思います。
雑誌の形式だと終わりがあるとか、あと、お風呂やジムに持ち込んでぐちゃぐちゃになっても悔しく無いとか、逆にiPad で見られると、全部持ち出せるとか、部屋が片付くとかあるので、そういう広い意味でも、紙と電子版とかWebとかのいいとこどりが出来ると嬉しいと思います。
Web版と書籍の価格設定については、
予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」
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- コラムの内容について。私は、最近だとおだじまんさんこと小田嶋さんの小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明:日経ビジネス電子版が好きで、昔は宋さんのが好きですと言ったら、やっぱり人気あったとのことでした。ですよね。*2
やっぱり、人気がある企画というのはあるそうです。
私は個人的には日経ビジネスオンラインにおいては、小室淑恵さんとか
「3人で5人分」の仕事を無理なくまわす! ― 「欠員補充ゼロ」の職場術
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なぜ、あの部門は「残業なし」で「好成績」なのか? 6時に帰る チーム術
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- 日経ビジネスオンラインは今は単純にPVが上がることよりも、反響が多い方がうれしい。日経ビジネス誌の方はたくさん売れると嬉しい(笑)
- ちなみに、NB Reading|日経ビジネス リーディング は、tumblr だったり、disqus だったり使えるものは積極的に使ってみた*3
なんか、日経ビジネスの公式の中で堂々と tumblr 機能が入ってるとか、普通にすごいなと思います。やっぱり、結構攻めてるメディアですよね。
いただきもの
それから、
Facebook 仕事で使う、会社で活かす (日経BPムック)
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日経BPはこの勢いで、日経ナタリーとか日経はてな、とか、なぜかコアなユーザがついてて愛されてるきもい分野にも手を出してみたらよいと思います。
それから、意外と日経GREEか、日経mobage とかは読みたいおじさん多いんじゃないですかね…
- 作者: 日経ビジネス
- 出版社/メーカー: 日経BP社
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上記3冊に関しては、またどこかで、ご紹介しようと思います。
むすび
というわけで、ソーシャルと日経ビジネスという意味では、ソーシャルどころかそれ以前にオンラインの時点で大騒ぎだったのですが、本当に知っているようで知らないことってたくさんありますね。
あとは、大学のゼミとか、会社のロビーとかに、よく日経ビジネス置いてあって良く読んでたので、なんかあの日経ビジネスの会社にうっかりただのブロガーが潜入しちゃった感じはなかなか楽しかったです。
リクルートとかのやってる仕事は世間に相場観を提供するっていう表現をされてた方がいたのですが、日経ビジネスとかはちょっとえらいおじさんたちにスポーツ以外の共通のビジネスの話題を提供してるってことで、そもそもが、おじさんたちのソーシャルに役立ってるとか、まあそういうところとかもあると思います。
今回はとにかく、居合わせた日経BPの中の人とエヌプラスの方々が熱くて、徳力さんが穏やかな仕切りで、柳澤さんが面白い!! みたいな素敵な流れもあったし、楽しいイベントでした。
AMN / Fans:Fans のイベントはかなり気合が入ってるイベントが多くて、こないだもフェラーリのデザインをしたKen Okuyama さんが稲葉製作所とつくった高級オフィスチェアのイベントとかもあったりで、敷居がすごい高いのかなーと思いきや、私とかがうっかり参加できるレベル*4なのです。
ですので、首都圏な方々とかは、もっとお気軽にブロガーイベント参加申込したらいいと思うんですよね。インターネットメディアとか記事とかで見たことある人達が、目の前で生で話してる現場に立ち会えたりするのは良い事だと思いますしね。
では、よいビジネスとよいコラムと良いイベントで、良い人生を...