FINAL AUDIO DESIGN 改め final のイヤホン Piano Forte I をキャンペーンでいただきました。ありがとうございます。

ヘッドフォンブック 2011 ?音楽ファンのための最新ヘッドフォン&イヤフォン140モデル徹底ガイド?(CDジャーナルムック)

どうやら、2011年のヘッドフォンブックのおまけというか本体というかまで話は遡るらしいのですが、FINAL AUDIO DESIGN 改め final の個性的なイヤホンのひとつである Piano Forte シリーズの、お高く無いモデル Piano Forte IIの前身となる、Piano Forte I を twitter で実施されていたキャンペーンでいただきました。ありがとうございます。final の twitter アカウントは、final_staff (@final_staff) | Twitter で、当該キャンペーンのご案内は final audio design | ファイナルオーディオデザイン にありました。時々キャンペーンやってて何かくれたりするので、ちょっと愉快なイヤホンやヘッドホンをマークしてる場合はフォローしておいても差し支えないと思います。

ご丁寧にありがとうございます

丁寧な梱包とともに、ちょっとしたおまけまで頂く形になっていて本当にありがとうございます。

Piano Forte I はもう入手できないので、Piano Forte II がほぼ同等品だとして...ですが Piano Forte は面白イヤホン

final Piano Forte II ダイナミック型イヤホン ブラウン FI-PF2DBR3-A

Amazon にも商品があるので諸事情でギフト券など余してる方はそちらで買うのもよいと思います。 Amazon のレビューも参考になるのですが、このイヤホンはちょっと変わっていて面白いです。いや、final のイヤホンもヘッドホンもちょっと個性的で面白いモデルが多いです。昔、Heaven II と Adagio III を持っていたこともあって、Heaven II は正直あまりおすすめではなくて、Adagio はちょっと変わったのが欲しいマニアにはおすすめでした。
Piano Forte は今となっては珍しくカナル型(耳栓みたいに突っ込むタイプ)ではなくて、懐かしいイヤホンみたいなタイプです。なので、完全に開放型というか開放型のヘッドホンののりで、周りの音はほぼそのまま聞こえるので電車なんかにはまったく向きません。部屋や自宅で使うか、あるいは旅先の宿泊の寝ホンにはおそらくかなり向いています。寝ながらイヤホンして平気な場合に限りますが...。

見た目も変わっているのですが、音も変わっていて昨今の流行とちょっと違います

• 最近はやりのBA型にある明瞭で分解能にすぐれ高解像というのとは違います
• 帯域が幅広く出ていて低音域から高音域までよく聴こえるというのとも違います

なので、そのあたりはここに期待してはちょっと違います。同じ final のイヤホンでも Heaven シリーズはどちらかというとハイレゾ志向みたいな、明瞭で高解像とかとくに高音がよく出るとかあるのですが、Piano Forte は全然違います。

また、実売2,000円で15,000円くらいの音が出るみたいな錯乱みたいな宣伝文句を主にネット界隈のイヤホンとかあと変な葡萄酒の宣伝のところで驚きの高コスパ!!! みたいな感じで見たりしますが、この Piano Forte は II がだいたい3,000円くらいなのですが、なんというか、10,000円のイヤホンをしのぐ!! みたいなそういう出音ではありません。

ただ、そういう高いイヤホンで目指しているのと全く違う音が出ます。ゆるいというか古いというか懐かしいというかそういう感じです。

• 分析する感じよりも雰囲気でもっていくタイプです
• パワフルなヴォーカルよりも、ゆるめや軽めやささやきみたいなヴォーカルに向きます
• 音数が多い曲よりもシンプルなものに向きます
• 実は再生環境の影響を大きく受けて iPhone や Mac 直刺しだと意外と結構残念です。一方で、良いDAP や DACを経由するとよくなります

KEFのスピーカーがなんか野外ライブみたいな音になるのに近いのですが、良くも悪くも昔の録音だけど聞いてて嫌じゃ無いというかばっきばき高解像よりも、妙に聞いていたいような長く聞いてて疲れないような良いときのFMみたいな雰囲気の音が出ます。

突っ込んで聞くよりもふわっと聞くのが向いてます。なんでしょう Bjork とか Cocco とかじゃなくて、原田知世ちゃんとか早退正論...じゃなかった相対性理論とかそういうパワーヴォーカル!!とかじゃなくてウィスパーヴォイスみたいな方が向いてます。あとは古い録音とかジャズみたいなのとかアンビエント系なんかを緩く聞くのにおすすめです。あとピアノ曲はちょっと良いです。ただ、音数が多くなるとちょっとごちゃっとするのでそういうのは向きませんし、最近のDTM系の曲はあまりあいません。昔の音源をサンプリングしたとかだと話がややこしくなります。

こういうのもあるのかみたいな余裕や遊びに付き合えるマニア向けで、誰にでもおすすめではないです。あとジャンルも選びますね。iPhone の EarPods に見た目はちょっと似てますが、目指してるところが全然違う感じですね。

• ちょっと珍しいイヤホンがほしくて
• 高いのはいらなくて
• ゆるめの曲や古い曲、シンプルな構成の曲を聞いて
• パワフルなヴォーカル重視ではなく、楽器数が多くないインストや、軽くてふわっとなヴォーカル好き
• 他にもイヤホンとか持ってる
• カナル型や Shure 掛けがちょっと苦手

とかであれば、買うのが良いと思います。発動条件厳しいですけど、まあ3000円くらいなので、それくらいをちょっと使えるならチャレンジもありです。

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では、良い人生を。

春風

近未来