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ビューティフルコード (THEORY/IN/PRACTICE) はすごい本だ。

ビューティフルコード (THEORY/IN/PRACTICE)

ビューティフルコード (THEORY/IN/PRACTICE)

まだ、半分くらいまでしか読んでいないのですが、これはすごい本で、驚いた。オライリー電子書籍で入手しました*1 まだ、全部よんでないけど、もう今の時点で、もう十二分にすごいのです。Retina の iPhone4 や iPod touch を持ってるとか、iPadiPad2 を持ってたら、通信できないところにいる時のために、アプリでも ebook でもなんでもいいから、電子書籍データをローカルに入れておくと良いんじゃないかなと思います。弾言(小飼弾) - binWord Inc.とか、決弾(小飼弾) - binWord Inc.とかも、お求めやすいお値段だしね。

で、ビューティフルコード (THEORY/IN/PRACTICE)、発売した頃に404 Blog Not Found:コードの宝石箱 - 書評 - ビューティフルコードで、すごい紹介がされていてw、ずっと気になってましたが、確かにこれは連休に読むのにとても良い本です。というわけで、今ならまだ次の土日にピークを持ってくれば間に合うよ! とか、そいういう。

「美しい」と言われたときに、考え方や捉え方がそれぞれ違っていて、泥臭いことをあえて引き受けられるかっこよさもあれば、構築美や様式にこだわったもの、それから機能美や実用を追求したものなどなど、いろんな観点が表面的にはあって、それで、観点と表面的に各人が注目してるところは違うけど、でも、最終的にはコードが書ける人の良心に則って、やってみたさって読んでる時の印象が好き。

それから、もちろん、書いてる人も出版社も安心のクオリティなのは間違いないのは明らかなので、しかも、かなり噛み砕いて書かれているのが、また嬉しいところで、天才が跳梁跋扈して、殺伐としてすごく独創的なアイデアで、この世の中は回っているのではなくて、積み重ねでちょっと良くした延長にこういうのがあるんだよって、近くは無いけど、遠くも無い、正しい努力をすれば、ここまで誰だって出来るというのが、全体からにじみ出ていて、そのあたりも好きです。

すごく、漠然とした自己啓発系の本を読むよりは、オラの村祭りで買いためた ebook がことごとく気持ち的にも、内容的にも、勉強になるところが多くて、やっぱり、本は読むものだなと思う今日この頃です。

それから、あとはやっぱり、動くものを書けるのは楽しいしいいことだなとも、最近は思います。

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SEというか SIer っていうかよりは、正しい意味でソフトウェアアーキテクトな立場の人が増えて、それと、なんか上流がどうとか問題とか、実装は結局作業だとえらいひとが思ってる節がある問題とかは、もういい加減にどうにかならないかなとか、ある意味で思わされる1冊。
すごいプログラマと、プロジェクトマネージの間に、もう1段階役割があったらちょうど良いのかもというのと、役割の違いにあんまり貴賎を持たせるのは悪なんじゃないかとかは、この本とか読むと考えさせられます。MFとGKとDFとFWとか、野球の内野と外野とかで、誰がいちばんエラいとかはないしね。まあ、お金は欲しいけどw

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こちらは、現役バリバリでプログラムで仕事をしている人達による、アドバイス集で、こちらも良いです。本当はこうした方が良いってわかっているのに、出来ないことって、やっぱりなんらかの仕組みを駆使して対策が出来るのが良いんだろうなと思います。これって逆におかしな仕組みがあるとどんどんダークサイドに落っこちて行けるってことでもあるし、言ってて怖くなってきましたw。良い習慣をつけるよりも、アンチパターンに陥らないってだけでも、97の2冊については、よい教訓だと思います。冒頭のビューティフルコードについては、もっと、向かって行く感じが強いんですけどね。

言語設計者たちが考えること (THEORY/IN/PRACTICE)

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これも、本当に読み物としては良書なので、ついでに。


やっぱりさ、プログラマとか、この当たりに携わるエンジニアって、もっとかっこ良くあるべきだと思うんだよね。