みんな大好き? リリイ・シュシュのすべてですけど、Salyu さんにおかれましては、ライヴ音源の方がずっとずっといいのですね。

Android & Human Being 初回盤 (2CD)

かなり長い事活動されていて、歌がうまいにもいろいろあるわけですが、独特な不思議さがありますよね。Salyu さん、私たち世代においては、リリイ・シュシュのすべての印象がちょっと強くて、スワロウテイルとセットで、映画はともかくサントラは持ってた人がとある世代においては多いのかなとか思います。岩井俊二監督の映像作品においては、打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? が最高傑作というのは異論は認めないレベルかななどと思います。なお奥菜さんにおかれましてはサイバーなエージェントを経てといかいろいろありましたが、このときの奥菜さんにおかれましても異論は認めないレベルかななどと思います。個人の感想です。

さて、脱線しましたが、Salyu さんのお話です。とにかく声に特徴がありますし、いろいろ可能性を感じないわけにはいかないですし、こないだコーネリアスとコラボとかのアルバムもありましたけど、普通にライブ音源がいずれも素晴らしいのでは... と思う程度に、冒頭の初回限定版特典の2枚目のライブ音源がすごかったです。珍しいタイプの声で、キレとか、声の良さとか、ずっと聞いていたい感じとか、いろいろ声にも特徴はあるのですが、空間を満たすような埋め尽くすような、あまりいないタイプですよねとか思います。女性のポップシンガーであまりいないかと...。男性だと、まだいるような気もします。往年の井上陽水とか、山下達郎とか、リチャード・アシュクロフトとか、ルーファス・ウェインライトとか、そういう系統の... なんでしょういっぱいになる感じの、ライブラリにあると、いつもは出てこないけど、ときどき、これだ!! みたいになる声ですね。俄然他の音源にも興味が出てきました。たぶん、ギミックありよりも、ギミックなしの方が強いと思います。

どうしても話題になるのは、上記のように映画とかコラボとかで、数オクターヴの声が出るとかそういう分かりやすさでもないのですが、知っている人だけ知っているにはあまりにも惜しいというような世の中の素晴らしい事は結構たくさんあります。

では、良い人生を。