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赤木かん子さんと加藤美穂子さんの、「赤ちゃんが大好きな絵本」がすごいメタ絵本

妻がいつのまにか発注していました。

赤ちゃんが大好きな絵本--- 妊娠中から0,1,2歳まで 愛おしくてたまらない80冊

赤ちゃんが大好きな絵本--- 妊娠中から0,1,2歳まで 愛おしくてたまらない80冊

先日発売になったこの絵本がなかなかの充実っぷりで、成長にあわせてステップ毎におすすめの絵本が紹介されています。面白いです。唯一不満と言えば、写真モデルの子よりも、うちのこの方が(以下自重 *1

Part 1「0歳の赤ちゃん、はじめての絵本」

冒頭の、Part 1「0歳の赤ちゃん、はじめての絵本」という章で、さらに最初の本が

だるまさんが

だるまさんが

なんです。これ、うちの実家が送ってくれた本なのだけど、確かに人気ある。さすがのセレクションだと思います。冒頭から...。
他にも、Part.1 で、
まる まる (幼児絵本シリーズ)

まる まる (幼児絵本シリーズ)

とか、
もこもこもこ (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)

もこもこもこ (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)

楽しそうです。デザイン(あ)のまるとしかくとかも、こどもは結構楽しそうに見ますし、油断してるとやっぱりクオリティ高くてもっていかれる谷川俊太郎… みたいな。

Part 1 では、他にもたくさん紹介されてますが、全部書くのは、さすがに大変なので、赤ちゃんが大好きな絵本--- 妊娠中から0,1,2歳まで 愛おしくてたまらない80冊をご確認くださいね。あと、先日、某伝記の装丁で散々もめてましたが、この本の装丁はかわいいと思います。色とバランスがよいですよね。図書館行く前のリファレンスとか、図書館のサイトとかカーリルとともに使う本としても良いと思います。

Part 2 「絵本にきょうみを、もちはじめたら」

いいおかお

いいおかお

この本の pp.34-35 で、「いいおかお」の本が紹介されてますが、この本において、この2ページの出来が秀逸です。素晴らしいです。

その他では、

くらい くらい (福音館あかちゃんの絵本―おでかけばいばいのほん3)

くらい くらい (福音館あかちゃんの絵本―おでかけばいばいのほん3)

ちっちゃなミッケ! (創作絵本シリーズ)

ちっちゃなミッケ! (創作絵本シリーズ)

このあたりが、私の好みです。
くらい くらい (福音館あかちゃんの絵本―おでかけばいばいのほん3)は、もうそのままで、夜とか暗さとかをどう絵に書いたり、絵本にするかというところを正直にやった表紙...みたいな感じで、すごく素敵ですね。
ちっちゃなミッケ! (創作絵本シリーズ)は言わずもがな… 糸井さんの近影とかちょっと年とったなーとか、思うんですけど、糸井さんの名前って予想外の所でみかけると良い結果なことが多いですよね。そうじゃないときは、なんか、埋蔵金掘ってたりなんですけど…。

Part 3「絵本のストーリーが、わかってきたら」

うちのこは、たぶん、まだここまで至ってないのですが、この章で紹介されてる絵本が、もう少し、この本の著者の本領発揮みたいなところがありますね…。

たまごのあかちゃん (幼児絵本シリーズ)

たまごのあかちゃん (幼児絵本シリーズ)

たのしいサーカス (おでかけ絵本)

たのしいサーカス (おでかけ絵本)

ねむいねむいおはなし

ねむいねむいおはなし

とくにこのあたりは、面白そうなので大人でも気になりますね…。

Part 4「妊娠中に、読みたい絵本」

この章も、著者がのりのりな雰囲気です(笑)

いたずらかいじゅうはどこ?

いたずらかいじゅうはどこ?

ストライプ―たいへん!しまもようになっちゃった

ストライプ―たいへん!しまもようになっちゃった

あとは、この章で絵本ではないけれど、とくにおすすめでピックアップされた本があって、

世界で一番美しい人体図鑑

世界で一番美しい人体図鑑

ちんちんかみしばいシリーズ 第2期

ちんちんかみしばいシリーズ 第2期

きっとこのあたりは、はてな民も大好きだと思います。ちんちんかみしばいにおいては、

「ちんちんのはなし」「きんたまのはなし」「おしりのあなのはなし」という素晴らしい(笑)タイトルの3部作

公共図書館にはあると思います

とのことで、これは楽しそうですね!!

Part 5 「子どもによい本って、どんな本?」

この章は絵本の紹介というよりも、短いコラム集になっています。ここがまたストレス軽減のためにも、智慧と知識のためにもよいです。
タイトルだけ抜粋しますが...

  • 赤ちゃんに絵本を読むコツって?
  • 赤ちゃん絵本って、なんだかつまらなそう*2
  • 何度も同じ本を「よんで!」というのはなぜ?
  • 同じ本を何冊も欲しがる、どうしよう?
  • 子どもの心をつかむ『アンパンマン
  • 子どもと大人の楽しいは違う
  • 赤ちゃんだって、ビジュアルセンスは現役
  • ペネロペとリサ、子どもに人気があるのはどっち?

ちなみに、全部ほうほうとなる内容です。とくに、アンパンマン...とかどうも3歳児くらいまでは、Apple信者のSteve Jobs 以上の人気と熱狂と狂乱を誇っていて困りますよね…。アンパンマンは麻薬とか、アンパンマンは宗教とか、そんな勢い。しかも長いらしいw
あれについては、大人と子どもの楽しめる具合と熱狂の温度差が激しくてこまるんですよね..。アンパンマンバイキンマンへの武力行使とかはまだともかく、クリームパンダのゆとりっぷりだけは絶対に許さない…とか、思ってしまう程度に疲れますが、なぜか子ども大好きなんだよね。ほんとに…。
それから、ペネロペとリサ… のところもちょっと面白いです。子どもはペネロペ、大人はリサとガスパールみたいな傾向があるとか…。

まあ、子どもとおとなはちがうっていうのは、ときどき意識しなおさないと、かえって疲れますね…。

では、よい絵本で、よい人生を

ついでに私が妙に覚えている絵本と、うちで大人気の絵本

三びきのやぎのがらがらどん (世界傑作絵本シリーズ)

三びきのやぎのがらがらどん (世界傑作絵本シリーズ)

おしいれのぼうけん (絵本・ぼくたちこどもだ)

おしいれのぼうけん (絵本・ぼくたちこどもだ)

上記、2冊は、自分の幼稚園くらいの記憶なんだけど、この2冊だけ妙に覚えてるんですよね…なんでだろ。怖いからかもしれない。

あと、

どうぶついろいろかくれんぼ (これなあに?かたぬきえほん)

どうぶついろいろかくれんぼ (これなあに?かたぬきえほん)

この本も実家から送られて来て、うちのこ気に入ってるようです。
昨日、保育園にも同じ本があったんだけど、それを掴んでもって帰ってこようとしてた...w

*1: みなさん、そう思われますよねw 素晴らしきひいき目で、自分ちの子がいちばんかわいいもんです。あと、子どもがいるひとはよそんちの子も嫌いじゃなくなって、こどもがいないから子どもぎらいが増える地獄のネガティブスパイラルはただでも怖い子育てを2重に怖くしていますね...はい。

*2: これがそんなことはないです。むしろヘキサゴ(ry