あったらしくるえるはてなくしょん

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2010バンクーバーのモーグルよかったですね。

バレンタインに上村愛子さんは、みんなの心に大変なものを残して行きましたね...。まったく、チョコやったりとったりしてる場合じゃなかった!!

フモフモさんの名コラムが素敵

なにはともあれ、フモフモさんのコラムが素敵。
http://blog.livedoor.jp/vitaminw/archives/52434975.html
なので、よんでみてくださいね。

予選や公式練習なんかを見ていた時は、なんだか春スキーのようなコンディションで大変だこりゃぁ... と思っていましたが、ふたを開けるとなかなかの名勝負で、感動的でしたね。日本勢も良かったし、今回はアメリカ、カナダの選手もいいテンションで試合に臨んでましたね。もちろん上村愛子は、今までひとつずつ上がって来て、もしかしたら最後になるかもしれないオリンピックで、もしかしたらメダルに手が届いて欲しかったところはありましたが、メダルに手が届かなくても、本当にいい意味で、ちょっと悔しいんだけど、それでもよかったねってなって良かった。

なんとなく、勝手な印象なのですがターンもエアーも、ヨーロッパ系の選手のスキーの乗り方ってテクニックとバランスで丁寧にコントロールして滑らかに持って行くところがあって、北米系のスキーの選手って、どちらかというとスタミナとパワーでダイナミックに行く印象があります。
オーストリアのあのベテランの選手と、アメリカ勢を比べると顕著かなと思います。おいらは元々、北海道でスキーへただったけど、うまい人は周囲にたくさんいたw なので、そういう感じだけわかる。出来ないけど、すっと重心移動で動く感じと、ぐっと踏み込んで回す感じと言うか...。これはどちらがいいとかではなくて、その人や文化の個性で、どっちにも長短があるよね。で、コンディションが悪い時ってパワー型の人が、滑らか型に勝つ印象があるかな、などと考えていました。

きれいに滑るなーというか好みに思ったのは、カナダのジェニファー、たぶん彼女が世界ランク1位なだけのことはあるって感じでした。あと、そのオーストリアのベテランの選手が滑り方がかっこよかった、あと上村愛子は言わずもがな。で、逆にかっこいいなと思ったのがアメリカ勢でした。その他では村田さんは今後が楽しみですね。

大変にコンディションが悪い中、積極的にしかけた勇気のある人が多かったのが良かった

里谷さんとか、引っ張った感じで着地したりエアがきつそうだったのですが、ターンとかやっぱりレベル高かった。やっぱり勝ったことがある雰囲気あったよね。それで2本目とか相当突っ込んでって転倒しちゃったけど、それまでの選手とは、やっぱりちょっと違う雰囲気と速さがありましたね。アメリカ、カナダ勢で惜しくも転倒してしまった有力選手も、果敢に挑戦したところは本当にかっこよかった。特に彼女らは、ラオウじゃないんだけど、自力を信じて自分のパワーで果敢に挑んでった姿が本当に良くて、アメリカ勢でメダルに手が届いた2選手は本当にもぎとったって印象ですね。彼女等の活躍もかっこ良かったです。あきらめなかったやつが掴むのさ。

テクニシャンの華麗な技

カナダのジェニファーと、日本の上村愛子はちょっとちがってて、なんかトキとかレイみたいに *1 ダイナミックさよりも軽やかさが際立っててみててすごいなーと思ったのです。上村愛子はあのジャンプの船木や原田の独特の飛型とか為末大の走り方みたいに、なんだかちょっと独特に洗練されたターンだなと思ってみてました。よくもわるくも軽いところがあるんだけど、まっすぐな足技というか、そういうきれいさを感じてみてました。この手の作り上げられた技術って感動というか、ただ感心するよね。感動って「うっゎ、なにこれ!!」って感じだけど、この手の才能と努力の結実の成果って「ほえーー...すげーーー...」ってなる。
カナダのジェニファーは、結果銀メダルでアメリカの勢いに負けはしたけれど、これまた素晴らしい選手で、金メダルはもぎ取られたけど、私はジェニファーの滑走が一番好きでした。うまさと強さがあって洗練されていた印象。カナダからのウィンタースポーツの選手って素晴らしい選手がちょくちょく出ますね。

やっぱり、モーグルでもテニクックと同時にフィジカル重要だなーと思ってみたりしてました。しかし、実によい勝負でしたね。長野のカーリングや、ソルトレイクのフィギュアのように名勝負というか。勝負と言いつつ勝ち負け超越した何かがあるときって、良いですよね。

上村愛子さんと為末大先生とキングカズの大人の対応は素晴らしすぎる

この3人、人間できすぎだろ...。と。メダルや優勝や代表に手が届かなくても、それだけじゃない、みんな忘れないなにかがあるさ!!

*1:って、なんで、こんなときに北斗の拳...