どんなことをしても勝つっていう美徳もあるけれど
私はぬるサポで、札幌と千葉には住んでいたので、ある程度の思い入れがある*1。わりかしナイスプレーやナイスゴールでよろこぶめでたい性格です。
きっかけ: 日本サッカーはこれでいいのだ - 昨日の風はどんなのだっけ? http://supportista.jp/news/2380
どんなことをしても勝つっていう美徳もあるけれど、「さあ回復してやろう!全力でかかってくるがいい!」と言っちゃうFFIVのルビカンテの方がかっこいいと思わない?
試合も議論も終わったらノーサイドで、残念なことはあっても恨みっこなし、起こった事は全て正しいとして*2、ちゃんとやって勝ったら喜んで、負けたら泣いたらいいし、敵味方問わずナイスプレーをたたえ、ゴールに乾杯し、残念なプレイを肴にして、盛り上がったらいいよね。
その一方で、別にサポーターが暴動起こしたり暴れたり喧嘩したりしてもチームは強くはなりません。
あとお洒落なコールリーダーはもっと賞賛されるべき。
チームごとに異なる良さがあるよ。
http://supportista.jp/news/2337
この水戸と山形は、本当に面白くて感動的なんだから超一流だと思う。
その他にも、一時の金町ダービーで有名なFC東京も面白いことをたくさん言ってたりしたよね。今はいい意味でだいぶ大人になったかな...w。対峙する柏もやんちゃに騒いでたときは微笑ましかったくらいの勢いだったときもあったかな。
冒頭のベガルタ仙台も、皆試合を楽しそうに見ながら歌ってたな*3。あとは、静岡は昔から盛んだったのもあって、わりときれいなプレーを評価する傾向と、落ち着いてる感じがあるね。清水はとくにオーレオーレオレオレってやるのいいよね。
あとは、甲府と千葉が走り回って攻め倒してた頃も、サポーターが点を取る期待をしていて、その期待に応えるんだからスタジアムがいい雰囲気だった。わざわざ五井まで行くんだからみんな偉いよな...と。
他にもチームごとに色があって面白いね。
大事な事なので2回書きますが、あとお洒落なコールリーダーはもっと賞賛されるべき。
それから、続いてまた引用ですが...
http://wsp.sponichi.co.jp/column/archives/2008/12/post_1253.html
鹿島サポは、まあいろいろ聞きますが....。うちの妻は茨城在住だったこともある都合、鹿島を結構ひいきにしているのですが、それこそ宮本 征勝監督*4を知ってるような古くからののんびりしたサポーターはいい人とか、選手に対してお母さん目線なおばちゃんとかも結構いる。あとカシマスタジアムはもつ煮がうまいw 。でも、あんまりそうでもない人たちのこともまあ見ますね。どうしても悪い方が目立つのですが、鹿島スタジアムに詰めかけるゴール裏以外の人はのんびりとサッカー好きなひとが割とたくさんいて羨ましいですよ。
名場面を探しています。
そして、自分のブコメなんだけど、
kskmeuk サッカー, jリーグ, あとで書く これはいいね。Jってこういうシーンもう少しあるよね。
はてなブックマーク - 倉敷アナ「Jリーグはこれでいいのでは」/サッカー瞬刊誌 サポティスタ
というわけで、札幌でもいくらかいいシーンがあったのでご紹介。よかったら、教えて頂けると嬉しいです。こういうのってよくてローカルニュースくらいにしかならないので、以外とみんな知らないよね。2chもドメサカ流れ早すぎるし...。
上記の山形と水戸ちゃんは別格すぎるので、どんなことでもお気軽に...。
知ってる範疇だと...札幌のばかりだけど...。
札幌 - 大宮戦
このときは札幌が昇格を決めていて、そして、優勝も決まったとき。この試合後に、大宮サポから手作りの横断幕が出て、"優勝おめでとう。俺たちもすぐに行く!!" みたいなのがあって、お互いに相手チームへの応援があった。
こういうことを出来るのって素晴らしいよね...。札幌というか道民はやっぱりちょいと控えめなんだけど、もう少し楽しくやったり、相手を持ち上げたりしてもいいと思う。ただ歌ってるのはあんまり道民にはあわない気がするので、もっとナイスプレーで騒ぐ方向でメリハリつけたほうが良さそう...。
で、このときの大宮は本当に昇格して残留を続けていて、札幌はまあそのあれだ...orz
札幌 - 横浜フリューゲルス 最終戦
巡り合わせで、横浜フリューゲルスのリーグ最終試合が札幌厚別だったんだよね。このときは存続の署名とかあったりした。それから、雪が降ってすっっっっっっごく寒い試合だった。このときも流石にあったよ。
残念だったのが... 札幌 - 名古屋 pixy ラストイヤー
札幌のゴール裏がまあそのあれだ...orz と思ったのは、ピクシーラストイヤー。
あのときは伝説のならざキック*5があったり、主審が足つって交代したり、やっぱり札幌がロスタイムに追いつかれたりしてネタ満載だった。
だけど、それより重要だったのが、ストイコビッチがなぜピクシーとよばれるかを札幌で見せてくれたこと。タッチがエレガントでキックもうますぎて試合見ながら感動して涙目でハナたらしてた。パスはピンポイント、ドリブルは取れる気配なし、アイデアは豊富で、しかも、イエローカードも貰ってくれたしw。
あのピクシーを敵ながらあっぱれともーっと賞賛すべきだったよね...。
それから、千葉はオシムお爺ちゃんがすごすぎたよ。
サッカーは少年を大人にし、大人を紳士に、紳士を少年にする。だっけ? そろそろ、日本的に紳士であることを大きいクラブこそ、考え直したら日本のサッカーのためになるんじゃないかな。
いいところを消し合う試合じゃなくて、出し合う試合をして、いい試合の末に勝ったら、相手からすれば倒せたら、楽しいじゃんね。長くなっちゃいましたが、真似した方は真似すればいいし、自分たちのいいところはなくさなくていいと思います...。「これでいいのだ」Jリーグもみんながつくる、作品のひとつです。
どんなことをしても勝つっていう美徳もあるけれど、「さあ回復してやろう!全力でかかってくるがいい!」と言っちゃうFFIVのルビカンテの方がかっこいいと思わない?
追記:
サッカーの素晴らしさ - ショート・プログラム これは素敵なエントリ。トラックバックに感謝。
ドラゴンボールの孫悟空みたいにね、楽しめたらいいんだと思うわ。