雨の日にヴィルヘルム・ハンマースホイ 国立西洋美術館に行ってきた

国立西洋美術館はもっと評価されていい。と思った。そして、ハンマースホイ展が実に素晴らしかったので、良いものは良いと書くのだ。
国立西洋美術館

お目当ては企画展 ヴィルヘルム・ハンマースホイ

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上野って色々な展示があって、好きなのですが、混んでるのが玉にきず。でも、思ったよりは混んでいなかった。
今はメインでフェルメールの展示をやっているのだけど、電車の広告か何かでみたデンマークの画家、ヴィルヘルム・ハンマースホイ*1の雰囲気が良さそうだったので、こちらを選択。大混雑ではなくて、助かった。

で、これはいい展示だと思いました。

特に雨の日がおすすめです。雨の日にあう絵なんです。明るく陽気な絵じゃなくて、どちらかといえば、暗い絵というか曇りの日とか、天気の悪い週末の昼前後みたいな雰囲気なのだけど、それでもどこか、ほっとする絵でこれは本当に素晴らしかった。有名な室内を描いた絵画もよかったし、もちろんあの後ろ向きの女性のモチーフのもよかった。あと、ロンドンとかの風景画も良かった。フェルメールとかもよく光線を意識したとか、言われたりしますが、ハンマースホイも当時にして少し違う感覚を持っていたというか、広角で撮った構図をさらに切り抜いたような不思議な間の絵が多いです。
でも、見ててヘンな気がしないんだから、天使の声が聞こえる類いの人だったんだろうな..と。

まあ、百聞は一見にしかずだし、絵画についていろいろ語るのもこっ恥ずかしいので、都合がつく方はぜひご覧あれ。哀しい事に 12/7 までです。

それから、今帰ってからサイトを見たら、最近は展示する方もいろいろな試みを行っていて、twitter のアカウントがあったりして驚きましたよ。hammershoi (@vh_staff) | Twitter

ついでに、常設展もよかった。

ロダンがいっぱい置いてあって、ロダンってジョジョをインスパイヤしてるよなみたいな彫刻があるんですが、それよりも、
蒼穹の昴ででも言及があるティエポロや、あとクロード・モネとかも見られたりします。モネって言ったら睡蓮とかが有名ですが、「雪のアルジャントゥイユ」がすごく好みの絵でした。常設展もよかったです。国立西洋美術館のサイトから、展示検索もできるのでいろいろ見てみるとちょっと楽しいです。

ヴィルヘルム・ハンマースホイ展は 12/7(日) まで
追記(11/26)
ハンマースホイとは - はてなキーワード けっこう訪れた人が多いみたいでうれしいです。

*1:ちょっとうなじフェチw