あったらしくるえるはてなくしょん

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4-2-3-1 と EURO2008

あのドイツのたくましさは本当に素晴らしいと思っております。あと、トルコもへとへとになりながら最後の最後まで本当によくがんばってくれたと思います。ユーロはやっぱり深いですね。

1トップの選手に必要なモノ - ゆっくりいこう
さてさて、ゆっくりいこうで、また面白いことが書かれていたので、インスパイヤされて。

今までの1トップに求められるのはまず「ポストプレーや空中戦で潰れないこと」

今回のEUROを見ていると、もしかして「1トップのFWって潰れてもいいのかな?」

 私は、至高の1トップはいいときのバルサエトーだと思います。高さよりも、DFでも前からあたって走ってくれるのとチャンスのきっかけをつくってくれるのとしっかりフィニッシュできるところは、私もフットサルであんなん出来たらなぁとか思います。

 1トップのFWは潰れないに越したことはないのだと思いますが、確かに、潰れてもいいのだと私も思う。潰れないチャンスメイクも素晴らしいのだけどそれよりも走れて引きつけられたり、回りをあけられたりする方がよいのかなと思った。私は札幌で見た手前イタリアにある程度特別な感情があるのだけれど、それでも潰れないトニのイタリアは原因がいろいろにせよ、良くはなかったわけですし。
 それから、4-2-3-1 の "3" の両脇が今はとんでもなく重要なポジションになっているので、そのなかで真ん中と1Topがどんな関係を作れるのかとかが重要だなと、眠い頭で試合を見ております。潰されたらまずいのはむしろ"3"の真ん中の選手だとぼんやり考える。

 最近は杉山さんの4-2-3-1 にもあったけれど、真ん中が密集がきついわ...。だから、前の4人(3-1) がどんな関係を作れるかで試合の善し悪しが決まるのだとやっぱり思いながら試合を見た。今でも、もちろんいいときのリケルメみたいにど真ん中でも変態的にボール持ててしまうすごいひとはいるのだろうけれども、それよりも縦の関係をどれくらい作れるかであるとか、いかにトップ下がダイレクトで縦や横や裏に散らせたりするかで、攻められるかどうかが決まるのだろうなと思いましたわ。それから、ボール取ってから相手陣内へ切り込む速さがとても重要で、やっぱりそのときに走れると強いな..と思ってみてました。一辺倒で、一番こわいのはとにかく切替が速いことだなぁ...と。

 それで、1トップよりも中盤の真ん中が囲まれて取られてしまうとすごく危ないシーンになるのでFWは潰れてもいいけど、すぐ反応できることと、サイドをあけてあげることがすごく重要だと思ってました。あまり定量的でなくて申し訳ないのですが...

 オランダはグループリーグですばらしくいい試合をしていたのだけれど、これはスナイデルが途中までは本当にきれきれで、散らしてよし、走ってよし、打ってよしだったのだけれど、決勝Tの試合は、グループリーグで味をしめてしまってたというか、判断がちょっと軽率だったというか、もう少し水を運ぶような役割をやってくれたら、もうすこしがんばれたかな..と思います。あれはロシアがうまくやったのと、オランダの交代が裏目だったのもあるけれど...
# またヒディングが株をあげてしもうた...

私はその"真ん中"としては、いちばんすばらしいのはローマの王子様トッティだと思っていて、札幌でも見る事ができたので、この大会で不在だったのがとても残念でした。

今は4-2-3-1 にブームが来ているけれど、そしたら、今度はサイド対策をするような戦術がまた出てくると思うので、さらに次世代のサッカーも楽しみです。