リアルな男性的な...って割とこんな感じとか思う件と、はてな界隈とブロゴスフィアの哲人の裏側のお話 / 考える生き方 finalvent 著
- 作者: finalvent
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2013/02/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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目次
第1章 社会に出て考えたこと
第2章 家族をもって考えたこと
第3章 沖縄で考えたこと
第4章 病気になって考えたこと
第5章 勉強して考えたこと
第6章 年を取って考えたこと
- http://www.diamond.co.jp/book/9784478023235.html
まず、装丁がぶっとんでるんですけど、良い装丁かなと。だいたい色んなことは唐突だし、なんとかなるか、みたいな感じが現れてて好きです。とても。
この本、何だか、はてな民の課題図書みたいになってますが、別に課題じゃなくて、みんな興味があって読みたくて読んでる感じですけどね、みんな大好きfinalvent というか、なんか課題図書みたいになってますねというか。終風先生からの春休みの贈り物みたいな感じもありますが。
finalvent 氏については、「とても共感できる」という人と、「全然わからない」っていう人とはっきりわかれそうですが、この本もそのままに、「なんか、わかるその感じ」ってひとと、「うーん…」ってなる人とはっきりしそうです。
ちょっと知識が豊富だとか、妙に感覚がすぐれているとか、なんか浮いてしまった田舎の秀才みたいなところがある人とかで、いろいろぐしゃぐしゃ思い詰めてそうな人と言うか、そういう人とかの超上位互換がfinalvent氏みたいなところがあって、それで…なんだろな...、安心しちゃいけないのですけど、なんだ、それでいいんだみたいになりそうな、どこか救われるようなところがある、貴重な先人のお話だなどと思います。何か、いろいろあったし、他にもやりようあったのかもだけど、まあこれも悪くないんじゃないかな、みたいな思いに至れるって良い事ですよね。
自分の立場とかとあわせて考えると、子どもが生まれてからやっぱりいろいろ変わった感があるので、2章のいろんなお話は楽しく、かつ参考になったり、思いを巡らしたり、娘はかわいかったり。はい。
あと5章、1章、6章はいつもの finalvent 先生のことをある程度思いながら、3章はこないだ沖縄いったので、へぇってなりましたし、4章については、なんで、あれだけいろいろ詳しくていろいろ精通してるのに、お酒とか珈琲とか好きそうなのに、飲まないのだろうという理由が…あ…おっと.、という意味で、極東ブログ、はてなダイアリーとあわせて、裏finalvent というか、表finalvent というか、そういう本ですね。宇多田ヒカルのこととか、村上春樹のこととか書いてるかと思ったらそのへんはそうでもなかったです(笑)
とくに印象的だったトピックはやっぱり、2章、5章、6章かしら
やっぱり特別な感じがあるのは、私にとっては2章で、人の親になった男性が考えることについて、結構こんな感じ...とか思いました。お母さんのひとも読むとよいのではと思います。
あと、やっぱり、娘ってのはかわいいんですね。はい。あと、兄弟姉妹っていうのはいる方が自然っていうのはそうなのかもと思いました。
それから、5章については、個人の感想です。なのですが、ICUについてのもろもろがちょっと印象的でというか、個人的にはちょっとノスタルジアというか、故郷で、まあ江別製粉のあるところなんですけど、長いこと英語の面倒を見てくれてた先生と、近所に住んでた生徒会長の友人が、「おまえさんなら、ICUとかうかるかもしれないから試しに受けてみたら」とよってたかって言って誉めてくれたことを思い出しました。受からんよねと思ったけど。
まあ、当時、「遠い」とかいう理由でなにも受けませんでしたが、今になって思えば記念受験くらいしとけばよかったかもしれませんし、受かったら行ってみてもよかったのかも…。たられば祭りですが。なんでしょ、やっぱり小さな頃からあんまりアクティブではなかったみたいですね。
もっとも、もし、そのタイミングでそうして、うっかりうかって、上京したら、夏バテして、花粉症になるのも数年はやくて、とかもあるでしょうが、もう少し違った人生もあったのかなとか思いもします。ですが、なんだろ、「うちの子かわいいからいいんじゃないか」みたいなのって、幸せなんだなということだと思います。あと、手さえ伸ばせばいろんな情報にあたれるようになったとかは、良い事ですよね。
それで、今までになかったような、そういう情報満載のノンジャンルの書籍として、この本はありがたい本だと思います。
あと、6章は意外で偉大な哲学が現れる話がちょっと印象的でした。※ただしイケメンに限る的な。中島義道とかが話題にしてたら、それまた面白そうな。
すばらしい先人がたくさんいらっしゃるっていうのはありがたいことだと思います。なんだろ、普通って全然普通じゃないし、そういう方が実はエラいみたいなことよくありますよね。
中学の校長先生の卒業生に贈る言葉よりも、おばちゃんみたいな保健の先生の、「いいかい、もう義務教育も終わりなんだから、おまわりさんと、お医者さんと、おぼうさんのご厄介にならないように、楽しく元気で死なないでがんばりなさい」とか、そういうことの方が妙に覚えてるとか、そういうものなんだなと思います。
他にも読んで見ると、きっといろいろ感じたり、考えたり、思ったりするところがたくさんあると思うので、ブロガーとかはてな村民とかに近い所にいらっしゃる方はちょっと読んでみたらよろしいのではと思います。徳の力はすばらしいのですが、妙な公開処刑イベント行くよりか、ね。
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ダイヤモンド社とはてなダイアラーの書籍化って、なんかすごい本ばっかりですね。もしドラとかちきりんとかもそうですよね。なぞの3部作感…。もう一冊でたら、ハックる、ちきりん、finalvent とあわせて、とんでもないはてなダイヤモンド四天王みたいになって面白そうですね。まさかのフロムダ先生… ないか。いや、知らないだけで既にあるのかも。
お茶
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
- 作者: 岩崎夏海
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2009/12/04
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そんじゃーね
- 作者: ちきりん,良知高行
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一方で小飼弾さんとか普通にお話ししてる所を一度だけみたんですけど、達者型でモンスターみたいな感じとか思いました。ここでいうモンスターっていうのは、落語好きが喬太郎師匠みて、ありゃモンスターだよなーって思う感じ。天才的というか。
一方で、なんというか、女性的で超絶出来る感じの達者な感じの方だと、ちきりんさんだろか...とか思います。そんなことないですか。そうですか。でも、氏が本の紹介する時のエントリで最後にそんじゃーねとか書いてたし、妙にリンクするタイトルとか、はてな超人そろい踏み感。