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羽毛布団は奥が深い!!

私は友人が少ないのですが、妻は友達も多く、いろいろなところに居て、その中のひとりが大塚家具で働いていたりしたのもあって、家具屋さんに行ってきました。大塚家具は緊張するけど、行ってしまえば面白いです。
http://www.idc-otsuka.co.jp/

ちょっといい羽の布団が欲しいなどとだだをこねて、買う事に決まりまして、有明の大塚家具に行って来たら、以外と羽毛布団も奥が深かったので記念にエントリ。
大塚家具に限らず、ちょっといい家具屋さんとか面白いよね。私はIKEAはあれはあれで、面白いのですが、椅子とかベッドとか、人間との境界になる部分の道具は、ちょっといいものを使いたいのです。棚とか机とかはわりとどうでもよくて、かなりへんてこな割り切りだとよく言われます。でも、自分の感覚が、私の世界の全てなので、インターフェースは大事なのです。

それで、椅子やベッドや枕はちゃくちゃくとバーゲンやリユースを駆使しまくってちゃくちゃくとよいものを揃えて、次はふとんだったわけです。羽の布団がいい!! かなと。

ユーザがまっとうに多い場合、高いものには理由がある

普段は海浜幕張におつとめの妻のお友だちのご紹介もあり、とっても面白かったです。いい羽毛布団の見分け方を詳しく教えてもらいました。素材の羽、それから、側の生地のクオリティなんかで、価格も使い心地もだいぶ変わってきます。
http://www.idc-otsuka.co.jp/item/bdindex.php?id=pillow&page=2

羽の種類

羽はもこもこふわふわしている方が、少しの羽でふんわりしたふとんつくれて、しかも羽がふわっとしているほど軽くできるので、その方が高級との事です。そのふんわりの要素としては、大きな羽毛の玉をとれることが直結するそうです。
これが、主に4つあって...

  1. 南国 < 北国
  2. ヒル (ダック) < ガチョウ (グース)
  3. 若い鳥 < お母さん
  4. バリカン < 手摘み

というお話でした。 1-3 までは鳥さん自体の話題。4は作業工程の違いです。

北国の鳥さんのほうが、寒さから身を守るために、羽がふかふかふわふわするそうです。とくに、文化との兼ね合いもあり、ピレネーから、ハンガリーポーランドあたりのがわりと高級な部類だそう。そのなかでも、ポーランドはガチョウさんの品種改良なんかにも積極的で、かなりふわふわの羽をとれるそうで、よい産地とのことでした。あとは、カナダとかも、ようは寒い国がやっぱり、おすすめとのこと。

それから、鳥さん自体のサイズが大きい方が、やっぱりふわっとした羽毛をとれます。なので、アヒルよりもガチョウのほうが、鳥のサイズ自体が大きいので、必然的に大きな羽毛を集められるそうです。子どもよりお母さん鳥がよいのも同じ理由です。また、お母さん鳥は卵を温めたりするので、羽毛のクオリティが高くなるそうです。

最後に、鳥の羽毛を集めるのにあたって、バリカンでブイーンっと刈ってしまうと、効率はいい代わりに、羽の組織がちょっとこわれてしまうので、ふんわりした感じが損なわれしまうとの事です。一方で、手で詰むと羽の組織がそのままに、ふわふわを維持できるのですが、その代わり、値段が... となります...
なので、中国産であひる羽のふとんはリーズナブルに、ポーランド産でがちょう羽の手摘みふとんはそれなりのお値段になるんですね。

側生地の種類

こちらは、結局は掛け布団カバーにいれて使うので、普段はわかりにくいのですが、それでもかなり違いがあります。これも面白かった。側生地は、なるべく軽くしなやかで適度に通気性をもつものが良いそうです。

普通の素材は、普通なので割愛して、ちょっと特殊なふたつの素材について。

  1. 超長綿
  2. ハイテク素材

超長綿は、繊維の長い綿で、強くてしなやかな綿糸をとれるそうです。なので、側生地にとてもおすすめ素材との事。特に、超長綿の有名な産地としては、軽くてしなやかで繊細なエジプトのものと、強くて丈夫なインドのもの、これらが二大巨頭で、ついで、さまざまな産地が続くそうです。
とくに、肌触りや軽さを重視するなら、エジプトのものは大変にすばらしいクオリティで、そのなかでもギザ45という最高級のものは、私がさわってもわかるくらいの、とても素敵な代物でした。こちらもやっぱり、よいものはそれなりのお値段でございました。
ハイテク素材の方は、抗菌の糸が織り込まれてたり、洗える素材だったりと、これまた不思議な工夫がたくさんされています。

それから、ここでもうひとつ国別の考え方の違いが面白くて、日本はわりと布団の中から羽がでるのをいやがるので、うすーく側生地にコーティングをするそうです。一方で、ドイツとかは布団自体の通気性を重視したいので、羽がでないことよりも通気を重視するので、そのコーティングが嫌いとか、そういうのもあったりね。

やっぱり側生地よりは、中身の羽が重要でした。だけど、最高級ギザ45はほんとすごいです...。

買っちゃった!!

そんなわけで、例えばエジプト最高級超長綿で、ポーランドマザーグースの手摘みとかはすごい高くって、MacBook Pro くらい高いんですね...。でも、これは試させて頂いたのですが、高いだけのことはありました。でも、ちょっとやり過ぎだったので、すこし我慢しつつもその中で、気合をいれて、http://www.idc-otsuka.co.jp/item/bditem.php?id=pillow16 これを買いました。これで十分すごいです。

なので、私はこんなエントリを書いている暇があったら早く寝たいのですw

まとめ

羽毛布団とひとくちでいっても、いろいろあって面白かったです。

こういうのは普通におもしろいので、タモリ倶楽部DPZとかで、布団特集とかベッド特集とか、枕特集とかやったらいいと思います!!

それから、動物はおよそ、進化して眠れるようになったわけなので、眠らない自慢よりは、よく眠れる自慢をすべきだし、寝ない事を自慢する人や、寝ないで仕事しろとかほざく人は爆発しろ!!

おやすみなさい。