家電はワールドクラス。携帯はガラパゴス。機能を減らす和尚はキャズムを越える(...といいな。)
とっても、ためになりました。いいこと書く人はたくさんいる。はらをくくっちゃったひとのたくましさがある。
みんなも和尚のブログにアクセスだ(笑)
ちなみにケータイといえば、私は電話機能を省いた携帯を作って欲しいといつも思っています。どうせメールとWebしかしないしさ。
1.割り切りの話
でもぶっちゃけケータイはもっともっと使いにくくなっていってくれたほうが、
家電屋としては可能性があって面白いかも。「それって2年後のケータイでできちゃうんじゃないの?」と企画をつぶしにくる人が
減ってくれれば面白い家電が出てくる
機能やボタンが多すぎ!! 使いにくいUIのデジタル家電が発売されてしまう本当の理由 - キャズムを超えろ! (コメント欄です)
その、発送はなかった。全部入れて身動きとれなくなった恐竜のような携帯が、おもしろいガジェットに倒されるなら面白い。日本発のケータイと家電では世界で見ればどうにか家電の方がチャンスがあると思うんだ。日本のケータイはすごいけど極楽鳥みたいなもので、Macのことをほっぽってるあいだは愛されないと思います。私の場合の現状の最適解は皮肉にもSoftbank Nokia コンボだったりしますし。
2.それから、割り切ったときの悲劇の話。
先の例にだしたCoCoonのケースだと、どうせ誰も使わないしコストも上がってしまうけれど、それでも店頭で棚位置を明確にするためだけにDVDドライブを搭載して『新しいメッチャ便利なDVDレコーダーです』といって売ってしまうべきだったのだ*2。
でも、それって従来からある家電ジャンルをはみ出るような、イノベーティブな新機軸商品が世に出る可能性を狭めてしまっていて、お客様視点で見るととってもよくないなぁと思うわけである。身の回りの家電がなかなか便利にならない背景にはこんな問題も絡んでいるのである。
商品陳列棚を決めずらい商品は売れない...という特性がイノベーションを阻害する - キャズムを超えろ!
私はRD-H1をとても気にいって使っておりました(もちろんVirtualRDとかvrxとか含む)。あれは成功したと言って差し支えないと思う。ネットダイレクト直販だからこそ、ああいう物を売った方がよいのだと思ったりしています。色違いのLet's note とか、VAIO限定モデルとかどうでもいい。けだいたけぬきつ〜つきぬけた、なデバイスをこそ、ネット直販で売って欲しけれ。
それから、メディアドライブなんて飾りです。えらい人にはそれがわからんのです。だからHD DVDなんてついてなくてもいいのです。
ちなみにApple TVは買いました。が、接続できるディスプレイはまだ、ない...。映画もまだ、レンタルできない...。 なんぞ、オレ..
# あと Xacti HD1000も持ってます..。
3.割り切れないときのコモンピープルの悲劇の話と、うらやましい経営の話..。
ACアダプタの無い機種は電池切れのまま放置されてしまう可能性が高くなってしまい、売り上げに影響するというわけだ。では、"普通使いもしないACアダプタを繋いでの利用"のためにメーカーがかけたコストは誰が払うのかというと、エンドユーザー以外の誰でもない。が、悲しいけどこれ、販売戦争なのよね...としか言えないのが現状だ。
アップルやリアル・フリート(amadana)をはじめとする直営店による展示・販売スタイルをとることで、こういった問題を意識する必要がなくなる。結果、デザイン・機能・商品の位置づけなどを自由に設定することができ、デザイン性を追及し、三脚穴やAC充電ポートを廃したデジカメを作る、などといったダイナミックな商品企画が可能となるわけである。
それでいいのか!? 量販店展示形態に縛られる家電の"カタチ"や"機能" - キャズムを超えろ!
その余裕が利用シーンまで含めた面白いことの開発につながるんだろうな。作る方は悪のりするくらいのテンションで差し支えないんだろうな。心配事があれば、集中力はさがるし、よけいな物をつけるとなるとテンションも下がる..
その余裕を生み出せるところが、信者(け) を出せるんだろう。