あまちゃんであの件とのことで。と、@ Fukushima という本の話
まだ見てないんですけどね...、クドカン氏は、不思議なタイミングで、不思議なコースに、不思議なボールねじ込んできますよね。紅白といいサマソニといい...。
さて、震災から2年半くらいたって、いろいろありまして、私の場合は親戚縁者に宮城、福島ゆかりの方々もいらっしゃるので、いろいろあるのですが、そこでですね、有能で優秀な知人が編集をされてる出版社*1で出版されてる @Fukushima という本が、取り扱いかたとしては、奇をてらってるわけでなくて、普通なのですが、煽るでもなく、騒ぐでもなく、普通なのが良いことで、普通に良い本... 良い本..といっていいのか難しいところもあるのですけどね。なんというか、良い普通がある本なんです。
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/02/03
- メディア: 文庫
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で、それらは別として、普通なんですよね。ともすると、規制されろとか爆発しろとかヒステリックなというかエキセントリックなというように傾きがちなんですけど、そうではなくて、未曾有の大事件に出くわして、なお普通という、そういう逞しさというのは、良いことだと思っています。
@Fukushima 私たちの望むものは
- 作者: 高田昌幸
- 出版社/メーカー: 産学社
- 発売日: 2011/12/20
- メディア: 単行本
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他にも、普通にどうしようとか、悲しいとか、辛いとか、でもがんばるとか、そういうのが盛りだくさんです。
震災は関東圏のひとであれば、物理的な衝撃があり、そして、津波とかの映像的な衝撃もあり、その上で、原発が爆発しての映像がありと、かえって、外野の人の方が、逆岡目八目というか、エキセントリックな反応をしていたのかもと思うところはあります。
そのとき、実際に、被災地近くの人はというと、今起こってる自分たちの出来事があって、普通ではない中で逆に普通にしていたというか、そういうコモンピープルズコモンセンスみたいな強さを感じます。あの頃、築地の市場のひとたちもそんな感じで、かっこよかったです。はい。
上記、アンダーグラウンドと同様に、当事者の方がかえって冷静みたいなところもかなり感じます。
議論してるだけの人より、手や足を動かしてる人のほうが、地に足着いてますよね。いつでも。空騒ぎするのは、そうしたほうさせたほうが得してるからそうしてるだけだみたいなことは、残念ながら、世の中よくあります。
あと、あの件を機に、自分で自分のことをちゃんと決めようとか、自分がいいようにするとかっていうのは、なにかいい形で、自分でどうするか決められるようにしとくというのが良いのだと思いますみたいなことを、何となく思い出したりしました。
人生、すこしだけ、いつでもうっかり死ぬ可能性はあるみたいなことは考えておいたほうが、すこしだけ、いいのかもしれません。
では、良い人生を。
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- 作者: NHK_PR1号
- 出版社/メーカー: 新潮社
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