宇宙兄弟のリアルと、先生と教官と意思と
モーニングとかジャイキリとかもあるし、最近とばしてるなとおもうのですが、身近な方々のすすめもあり、今更ですが宇宙兄弟を読みました。傑作すぎて、たびたび鼻から汗が出ました。4,5回くらい。
- 作者: 小山宙哉
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/03/21
- メディア: コミック
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これは、確かに今更なんだけど、すごく素晴らしい漫画で、続きが楽しみです。
兄弟のリアル。
こと、何かちょっと普通ではない兄弟に置いては、oasis で有名なおマンチェスターのギャラガー兄弟とか、あとは相撲の花田兄弟、それから、サッカーの三浦カズさんと三浦ヤスさんみたいに、こうちょっと弟の方が、だいたいぶっ飛んでるところがあるというか、独特なバランス感覚に優れながらも、ぴょんぴょんと飛び越えていくというか、そういう感じがあるんです。
- 作者: 荒川弘
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2010/12/15
- メディア: コミック
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もっとも、うちもそういう兄弟だからかもしれないんだけどね...。あ、ちなみに、私はぱっとするんだかしないんだかわからない兄の方です。だいたいにして、弟の方が要領とか度胸とか良いよね。あの、FF6のエドガーとマッシュなんかも、弟の方が強いw 力強い。兄、機械ヲタク...。はははw
なんか、そんな、兄弟の感じがすごくリアルで、まずそこだけで、けっこう面白いので、兄弟の居る人はおすすめ。いい感じで男性から男の子まで読める漫画だと思います。
って、いっておいてなんだけど、ムッタお兄ちゃんかっこいいよね。
先生と意志と
この漫画って、ネタバレを含むのが嫌なのでさらっとしか触れないけど、教官とか先生とかの描かれ方が、最高に素晴らしいです。本当のフロンティアは教師なし信号でずんずん進んでいけし、発見もあるると思うんだけど、人生があまりにも短い昨今においては、私は、師の教えはどちらかというと肯定派です。
それで、この漫画って、先生や教官のバックグラウンドが丁寧に書かれてて、ポリシーや考え方や気持ちがすごくよくわかって、2重に感情移入しちゃって、なんだか、心震えるときがある。
PLUTO (プルートウ) 全8巻完結セット (ビッグコミックス)
- 作者: 浦沢直樹
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/06
- メディア: コミック
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それから、どんな先生や教官でも意志については教えることまではできなくて、当人の意志を伝えようとしてみて、伝わるかどうかはまた別の話っていうのがあるんだけど、そのあたりも面白いです。
こう、最近の少年漫画とか、修行とか訓練とかそういうシーンがスポイルされてしまっているので、そのあたりもカウンターになってて、ただつらい苦労じゃなくて、すごく前向きな努力がどんどん伝わってくるのが、好きだし、この物語のテンポとリズムは本当にすごいです。
名作です。