志ん五師匠の思い出:いつものまくらと与太話
古今亭志ん五さん死去 与太郎もので人気 - 芸能ニュース : nikkansports.com
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100928-00000021-maip-soci
噺家さんってのは不思議な商売で、お爺ちゃんの噺家っていいんですよ。なので、ほんとうに、またこれからってところで急に亡くなってしまって、さびしいですな。
私は独演会も好きなのですが、落語はのんびりたっぷり寄席で観るのが一番好きです。お子様降臨後に一番いかなくなったのも寄席ではあるのですが。
こうなんとなく落語の寄席に行きたいときに、最近は便利になったものでドメインパーキングで、本日の出演者や予定を確認することができます。気分で目当てで見たい人は変わるのですが、香盤に入ってるといい心持ちになるっていうか、得したなというか損はしない噺家さんというのがわかって来るんですよね。
そいで、特に終日寄席で過ごしたりなんかしてたときにいいアクセントになる噺家さんだったんですよ、志ん五師匠。やっぱり強烈にぶっ飛んだ与太郎話や面白い噺をしている思い出が印象に残ってます。太鼓腹とか浮世床とか錦の袈裟とか。
あとまくらが思い出に残ってまして、噺家さんって毎回まくらが違う人と、いつものまくらで観る方もやる方も心の準備ができる方と大きくわけて二通りいらっしゃって、後者の代表が志ん五師匠と一朝師匠ですかね。この手のつもりに積もっていつものお約束と化してるまくらっていうのは、なんというか独特の良さがありまして、それがなくなってしまったんだなぁ...という感慨があります。
心より哀悼の意を。これからだよな...早すぎるよなぁ...。と、本当に思います。
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