為末大先生が引退を決めてからの最近の書籍がぶっちゃけて面白い / 負けを生かす技術
課外授業 ようこそ先輩 為末大の回が気がふれるほどよくてスリッパで走った。 - くるえるはてなくしょんこちらの件以来、為末大先生が最高素晴らしいと面白いし、なんとなく素晴らしい先生っぷりだったので、為末大先生なわけですけれど、最近の書籍がちょっとおもしろいです。
負けを生かす技術を拝見しまして
- 作者: 為末大
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2013/04/19
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (2件) を見る
それで、アスリートって、もちろん身体的な能力に恵まれていることは重要で、賢さも実は重要で、あと性格もどこかはじけてる必要があるんだなと思います。それで、アスリートやスポーツ選手とかだとやっぱり目立つのは変な人みたいなところあるんですけど、その性格みたいなのも、わりと豪快にある点で針を振り切ってる必要があって、かなり豪快なマイウェイタイプであることが必要で、そのうえで、さらに狂ってる感じか、意外と人徳者であることが必要なのかなと。その一見穏やかで、相手に威圧感を与えないけど、インテリジェンスを感じさせるタイプのアスリートで引退した人だと、最近は圧倒的に為末大先生とか、あとピッチャー桑田とか、藤田俊哉とか、そのあたりの方々いらっしゃって、その方々のセカンドキャリアは楽しみですね。
さて、それで、この本については、引退した為末大が主に心理的な側面からいろいろな考え方や体験について振り返り、これから、どうするのがよさそうかしらね、と、いろいろぶっちゃけつつ、ざっくり話したように書いた一冊になっています。
大きな章立ての目次が、
はじめに 負けや失敗は、恐れるべきものなのか
第1章 「負け」を恐れるな
第2章 「勝利条件」を設定せよ
第3章 「強い自分」を作る
第4章 「勝つヒント」を知る
第5章 自分を生かす「選択」
第6章 「日常」を整える
第7章 「お金」に人生を賭けるな
第8章 小さな「幸せ」をこそ求めよ
- Amazon商品ページより
となっているのですが、本の中では、もう一段階こまかい節ごとの目次があり、その目次だけみても、ある意味で十分なくらいな内容になっています(笑)
勝ち負けってなにかに考えて、醒めた視点で見た、日本と海外の比較、とくにこういうのは日本が得意だけど、あのあたりはアメリカが得意とか、為末大先生が体感したこととあわせて、俯瞰で見た説明がたくさんあって、特に日本でここおかしいよね、みたいなところについては、ずばずば斬ってるところがあって、面白いです。
この本、普通にそうだよねって思う人と、えってなる人とはっきり別れるのかなとか思います。
それから、サブタイトルをつけるとすると、日常を大事にしようとか、日常を楽しもうとか、そういう本になると思うので、いろいろ息苦しい人は、ちょっと、目次だけでも読んでみると良いのではと思います。
引退後の為末大先生のスタンスや書籍がこれまた明確で
為末大先生の最近のお仕事はこのあたりからたどっていただければと思うのですが、特に最近の引退後の書籍のスタンスがはっきりしていて、
- 作者: 為末大
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2013/05/30
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (9件) を見る
「遊ぶ」が勝ち 『ホモ・ルーデンス』で、君も跳べ! (中公新書ラクレ)
- 作者: 為末大
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2013/05/09
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (4件) を見る
では、よい日常で、良い人生を。
- 作者: 為末大
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/09/03
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る