あったらしくるえるはてなくしょん

id:kskmeuk あったらしく

T2 Trainspotting が史上最高のかつて若者だったヒトほいほい... ではありますが、当時に前作みた今となってはそんなに若くなくなってきたヒトへの至高のプレゼントでもあります


日本の公式は 映画『T2 トレインスポッティング』 | オフィシャルサイト| ブルーレイ&DVD&UHD発売、それから、海外レビューはT2 Trainspotting (2017) - IMDbとか、トマトのやつとか、このあたりをどうぞ。

T2 といえば、ターミネーター2 が素晴らしい作品で、素晴らしい続編だったわけですが、Trainspotting のほうの T2 もそれにあやかりたい感じなのかなと。まあレジェンドですしね。それで、紛らわしいは紛らわしいですが、作品としてもその後の真っ当な続編という点でもある程度あやかった作品になっていると思います。

Trainspotting は、その後、キャストも監督もいろいろありつつそれなりに売れて成功をおさめたのである程度は話題作ですが、今作についてはそんなにみんな気にしてないような気もします。当時の若者はいなくなったんだね!!
とはいえそれで、むしろ前作見たヒトにおすすめです。映像も音楽もかっこいいです。ですけど、今作 T2 Trainspotting については、それなりに名作で私も好きだった前作ではあるのですけど、イギリスのヤク中のジャンキーがラリってるどうしようもない日常をスタイリッシュな映像と音楽でお送りしたおしゃれだけど、映画としてとってもすごいというわけではなかったところに、なんか不思議な落とし前がついたあたりがすごいなーと思っています。

みんなおしゃれでかっこ良かったキャストがそれなりにかっこいいのですけれど、同時にしっかりとけっこうよれよれで残念なおっさんというかおじいさんくらいのノリになっててそれでいてまたどうしようもなくて、その結果ちゃんと前作と今作とであわせて傑作みたいになってて好きです。若者はいなくなったんだね!! 今作についてはまったく若者向けではないです。あと、前作知らないとたぶん面白くないです。

若いつもりが年をとったてきなやつとどううまく寄り添うかみたいな形で、まさかの続編で、あれの続編でどうするんだよとおもったら、こうなったの...素晴らしい...みたいな感じです。

サントラやアートワーク含めというかそっちの方が有名かもな前作

トレインスポッティング

トレインスポッティング

ユアン・マクレガーがブレイクし(まさかスターウォーズでるようになるとは)、Underworld も Born Slippy が完全に炸裂し、キャストもミュージシャンも映画も本当の Win-Win がここに... みたいな前作でしたけど、サントラやアートワークほどはたぶん実際の映画は見られていないと思います。当時の若者はみたかもしれませんけれど。どのみち見るヒトを選びます。私は師匠が英国系のヒトだったので、いろいろあって、そっちの方に興味があって見てますけれど。
ただ、それでも、残念な人たちの映画とかで、もっと例えば、おすすめはと言われたら、パルプフィクションとかの方が超絶大傑作ですし、同じ英国系でもただ映画としてみるなら、ロックストックトゥースモーキングバレルズの方が普通に面白いです。映画の脚本とか考えると、

ただ、キャストと音楽と演出は衝撃があって、作風は結構違うけど、ソフィア・コッポラの映画を見た時の曲を聴いてかゆいところに手がとどくとか思うヒトには、ダニー作品がおすすめとかあります。

それで、ユアン・マクレガーを筆頭にキャストは結構良くて、Underworld らを筆頭に曲も売れました。その後もコンスタントに活躍してたのは周知の通りかと。ユアン・マクレガースターウォーズに出るとか嘘だろ、と。20年前ならそうおもったと思います。Trainspotting に出てるユアンと比べたら、スターウォーズユアンは借りてきたベンケノビみたいだし、サミュエルおじちゃんも、タランティーノ作品に出てるときと比べたら借りてきた評議会みたいでしたし。スターウォーズってすごいし、ハリソンおじさんはすごいなと思います。

さて、一方、監督がその後の作品ではちょっと苦戦して感じがありました。ダニー監督は、その後ちょっと水が合わないでぱっとしない作品の時期が続きました。ハリウッドと水があわなさそうとかあったし...。

その監督の、華麗なる復活

ところが、そのダニー監督ですが、インドで復活します。英国の才能はちょいちょいインドパワーで復活します(意味深)。
ダニーボイルのちょっと前の作品、うわー...いってえええええ、みたいなシーンがいくつかありまして、見るのに気合入りますけど。あと、127時間にも、うわーーみたいなシーンありまして、こっちはもう見たくないな...。

さて、スラムドッグミリオネアは、わりかし Trainspotting よりずっと良い映画だと思うので、これは見ても良いと思います。なんだかんだいってダニー監督はちゃんと仕事が出来るとこには盛り上げ上手です。

それで、満を持して続編

Ost: Trainspotting 2

Ost: Trainspotting 2

ああ、こういうのが見たかったというのは確かにあります。とくに、こういうろくでもないユアン・マクレガーが見たかったというのが確かにありました。
20年位分のいろいろを全部振り返ってまっとうに受け切った感じのある続編で、この続編があるならば、前作の Trainspotting とあわせてとても良いという感じになって、これがもうありがたい感じしかないです。

当時のキャストが勢揃いして、もし当時の残念なジャンキーな若者がおっさんになったらこれくらいは残念みたいなのをしっかり残念にしてくれたおっさんどもな感じがあって、当時、Choose life 言っていたところに、落とし前をつけたみたいなところがありそれがなにより良いです。ちょいちょい小道具ででてくる大型テレビとか、前作を知ってれば最高の小道具です。

あとは、英国系の手作り感ある製作チームとか、サイモン・ペグとかもそもそも映画大好きで作中にオマージュとリスペクトを織り交ぜつつ演出で使うみたいなのが確信犯としてありますけど、ダニー監督もそんな感じありました。自分の前作の使い所が巧みですし、それ以外もね。

昔、Choose life って言ってたその後の人生がこれだみたいなのが、まさかの続編で示されて良かったです。

前作見た時にそれなりに若者で、今相応のヒトは見ておいて損はしないと思います。同時にあれです、これはある程度は内輪ネタの業を抱えてはいます。

では、良い人生を。

すばらしい日々

すばらしい日々

シャイニング [Blu-ray]

シャイニング [Blu-ray]