東京都美術館のボッティチェリ展
ボッティチェリ展|東京都美術館
東京都美術館は子連れに比較的優しく、こっそりエスケープがあって休憩スペースにすぐ行けたり、東京都美術館の大英博物館展での最高素晴らしい取り組み - くるえるはてなくしょん のときもあったのですが、お絵描きボードを借りられたりと、ありがたいですね。
幅優先探索のあるボッティチェリ展
美術館の企画展示ですけど、雑に分類して、
- 幅優先探索の印象で、作者の生涯やテーマの美術館などとあわせて、当時の世相や文化。また、ライバルやそのときの流行なんかを抑えて当時の作品を幅広く見せて、世界観に思いを巡らす系
- 深さ優先探索の印象で、作者の生涯や生い立ち生活や交友関係、作風の変化など、スポットライトを作者に多く当てて、その作品や作者を深掘りする系
のどちらかになることが多く、ボッティチェリ展は前者でした。これはもちろん展示できる作品数とか、その時々のニーズなんかとの兼ね合いもありますけれど。私はどちらかというと、後者型の展示が好きです。わかりやすいし。
ボッティチェリ展はボッティチェリの作品がそこまでたくさんではないので、前者のタイプの展示でしたが、良い展示に思われました。展示の順番とかが良かったので。イタリアの黄金時代みたいな頃だからまあ、外れなしな感じはありましたけど、それにつけても良かったですし。あとボッティチェリの作品がやっぱり良かったですし、リッピさんとの関係も良かったですね。
昔、ローマに行ったことがあって、イタリアとかローマ自体はもうなんかあんまりそんなに行かなくてもよいかなみたいに思っているのですが、その時に伺ったバチカンの美術館は当然ですが、最高素晴らしくてですね、イタリアの他の都市も残念なのかどうなのかを確認するのにフィレンツェへ行くとか、あと、春とか見られることを考えると、フィレンツェとかウフィツィとかちょっと行きたいような気がしたようなしないような、そういう展覧会でした。
混んでますけど、そこまでうぎゃーっという混み方でもないですし、展示自体は渋めなところもあるので、通なかたにおすすめです。
では、良い人生を。
- 作者: 古山浩一,古玉かりほ,柾谷美奈
- 出版社/メーカー: 芸術新聞社
- 発売日: 2015/03/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る