すっかり大人になったナカコーが、omoide を振り返りつつ、RE:SUPERCAR したとか、Google Music のおかげで知った。

RE:SUPERCAR 1

RE:SUPERCAR 2-redesigned by nakamura koji-(初回生産限定盤)

スーパーカーはだいたいざっくり futurama 以降と、その前とで印象が違うバンドになっています。どのみち伝説のバンドのひとつではあると思います。それで、ちょうど、futurama より前が 1 の方に、futurama 以降が 2 の方にまとまっています。futurama は私がなんかいちばん好きなアルバムですけど、おすすめは Highvision の方です。
この redesigned ですが、1 の方がいしわたり氏の意向が強くどっちかというとギターよりインディー感がある感触ではじめの方のチャットモンチーとかっぽい感じで、2の方にナカコー的なピコピコ感漂ってきてる感じがあり、このあたり好みが別れるところだったりします。私は、どっちも結構好きです。ジャケもそんな感じで、青い森さを感じるような 1、都会感のある 2 みたいなところがありますね。まあとにかくスーパーカーの前にスーパーカーはなく、スーパーカーの後にスーパーカーはありません。変なバンドというか、ぎりぎりバンドというか、もはやバンドではないみたいになって解散しちゃいましたけど、当時のナカコーのサウンドデザインと曲とアレンジにいしわたり氏の詞がのってフルカワミキの声がとんできてコーダイが的確でいい人みたいな感じでギリギリバンドだったころでナカコーがキレキレでいしわたり詞が2愛+4愛...とかかいてミキさんが唱えるとかだったころは奇跡だと思います。つらい。

あと細かいところでは、futurama 以降の方がスタジオワークのクオリティがあがっていて、録音とか良いとかもありますね。ROVOとかでも活躍の大正義益子樹力みたいなのはあるのだと思います。

それで、redesigned となっていますが、最近のナカコーワークスよろしく、激しく redesigned されてる曲ばかりかと思ったらこれが思いのほかそうでもなかったりして、そこは意外でした。とくに 1 の方の曲についてもっと弄くり回すのかと思いきや 1st と 2nd 曲は良いリマスターくらいに留まってるものもあって、ちょっとびっくりしました。もっと激しく手を入れるのかと思われたので。そういうのもありますが、そうでないのもあったという感触で、やっぱりそれはそれで良いものだよね感がなんか素晴らしいです。あまりいじってないものの方が良く聞こえます。1 は。1で大幅にリミックスされたのが、 Lucky や Wonderful World で、それらについては、もし後期にやってたらみたいなところが実際聴けたというのが面白いです。面白いですが、オリジナルがちょっとあれはあれで逆向きの奇跡なので、時代を感じますかね。それでいろいろあって、最終的に Cream soda の印象がだいたいあの頃のそのままとか、ロマンです。

2 の方は、逆でのっけからかなり違いまして、Strobolights の冒頭がえっそうきたかみたいになります。2 は逆に好き放題感と渋い感じが混在してます。割と最近のナカコー感があります。良くも悪くも。

まあ、リリース4年前とかの話を今さらしてる私が実にアレ。

では、良い人生を。

Futurama

HIGHVISION

4年前どころか、おいおい、2000年と、2002年だと...という...