疲れた時は美しいものを見ましょう。あるいは、変態という名の紳士だよ。「官能美術史: ヌードが語る名画の謎」 (ちくま学芸文庫) 池上英洋先生のプロの犯行によるあつい書き下ろし

作者: 池上英洋
出版社/メーカー: 筑摩書房
発売日: 2014/11/10
メディア: 文庫
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すでに、スゴ本のDain先生がヌードが誘うアートの世界『官能美術史』: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいるにて書かれているので、まずそちらを。でも、エロとか、直撃弾という感じではなく、あくまでアートと美術の話題なので、Dain 先生も穏やかな方の Dain 先生なので、はてブッカーたちには物足りなかったのか、あんまり注目集めてないですが、いつもの通り良いエントリなのですよっと。

個人的には、グエルチーノ展よみがえるバロックの画家｜過去の展覧会｜国立西洋美術館に伺ったこともあって、よいタイミングで本書を読みましたが、この本は完全にプロの犯行ですね...。

Dain先生のエントリにもありますが、美術史は美術史なんですが、カテゴリ分けによる体系化を持って傑作絵画を俯瞰しながら、本としてひとつ大きいテーマを構成されていて、間違いなくこれは本物のプロの紳士の犯行です。

絵の話題が多いので、画像を出せない、ワイ無能な感じなのですが、そこは是非本書を見ていただいた方がよいと思います。ほら、同性愛を好む方ががいれば、奴隷市が好きな方もいたりとかしますし、単純にseikou(直球)が好きな方がいれば、ダヴィンチ先生それ断面図だぜとかダヴィンチ先生未来に生きてたとか、テーマがいろいろ楽しいので、そこは各自、お好みに合わせてページをおたぐりください。

では、よい人生を。