あったらしくるえるはてなくしょん

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女性の労働力が...みたいな件で、えらいおじさんやおじいさんはどうやら世間のおねーさんの負の葛藤が全く分かってないようで、憤りを感じているのだけどという話

もちろん、お仕事が出来るおねーさん*1とかですね大変素晴らしいですし、育児をしっかりしてるおねーさん*2とかですね大変素晴らしいです。

最近は女性の労働力がーなんですけど、同時に母性がーとか言っちゃう人もいて、完全に他人事だとみんな簡単に言うんだなとか思うし、全員無能になるんだなとか思います。緑のペンで赤い線をひくにはどうすればいいんでしょうとかが笑い話の間は状況を笑えませんので、あの件を目にされたIT関係者以外の人、笑ってる場合で本当はないんですよね。

さて、話を戻しまして、冒頭のように、お仕事が出来るおねーさんとか素晴らしいですし、育児をしっかりしてるおねーさんも素晴らしいです。それぞれ素晴らしい事です。ですけど、これ両立させるのは結局のところ、実際は、どうやら、どちらにしろ負い目があるんだってわかってるんでしょうかと。

育児だけしてると育児自体で結構というかかなり相当にハードにいろいろなことをしてても、世間が女性の労働力ガーみたいなことを吹聴してると「仕事してないな」とかの「何もやってないな感」がどうやらどうやっても生じるようですし、仕事してればしてたでいくら割り切ってはいても子どもを預けて働いてることにやっぱり「子どもかまってないな」みたいな「何もやってないな感」があとから迫ってきて、あまりいい気分ではないように見えることがあります。そっち方面のクラスタを見ていると。そこに保育園争奪戦やらからんでくるわけでどうしろと...みたいな。そういうのえらい人はなにも思わないんですかね。

働いてなんぼみたいなところあるので、後者は一般男性にはわかりにくいかもしれないですが、前者は育休とれれば一発でいろいろわかりますよ、週末フルで子どもの面倒を見続けるというのを、しばらくやったらわかると思います。

ちなみに、ちょっと一緒に公園であそんだとかの「点」ではなくて、最低限2日終日くらいの勢いを何回かつづけて「線」で実践して、その間に出来たであろう出来なかったことをまとめて愕然とする経験とかいい経験だと思います。

なので、どちらかというと、本当は、「女性の労働力を活用」より、「育児も労働の一部です」みたいな風がよかったのでしょうし、「働く女性の育児をサポート」は、時短とかリモートオフィスとか本当はもっと取り組まれて良い事が全くなされない気がしています。それで少子化少子化って騒いでるのとか何なんだろうなと。

実は負の葛藤しかないというか本当は負の葛藤しかないことを、さも正の葛藤にみせかけて素晴らしいように言う人たちはろくでもない人たちだと私は思っています。

ちなみに、ハーゲンダッツのさくらを買おうかローズを買おうかみたいな正の葛藤は、それこそ悩んでる間が一番楽しいみたいな至福の時間です。
ですけど、負の葛藤はなにも楽しくなくて、モンキーレンチか金属バットかどっちで殴られるのかえらべとか、呪殺か、破魔か、どっちか選べってどのみち誰か死ぬんじゃないかみたいなそういう展開にしかならないので、そういう状況にならないようにするのが好ましいのではと思います。

あと、時短とかありがたい制度だと思うのですけど、普段時短とかで早帰りしてるのに、どうしてマネージャとか復帰祝いで夜の飲み会とか企画してくれるんでしょうか、キングオブ無能ウスラバカなのでしょうか、お昼にちょっといいランチでお話とか出来ないんですかね。

では、良い人生を。

*1:築地界隈基準ではお嬢ちゃんよりおおきい女性はおねーさんかねーさんらしいです

*2:同じく