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急須で入れたような綾鷹の由来は江戸後期に由来して、伝統を重んじつつも時代の先端を担うというお話と、急須のさきっちょのビニールのお話。 明治記念館 #綾鷹茶会


2014年3月17日に、綾鷹が新発売ということで、あわせて開催されましたブロガーイベントの綾鷹茶会に伺ってきました。こちらなのですが、http://ayataka.jp/chakai/tweet-campaign.html なるキャンペーンもやっておりまして、運が良ければ、秋の京都に伺えるというチャンスもあるそうです。また、3/21 からの東京ミッドタウンをはじめとして、サンプリングキャンペーンも行われるそうで、機会がございましたら是非どうぞ。

にごりは旨味、そして急須で入れたような味わい

綾鷹のコンセプトは、クリアな飲みやすさだけではなくて、旨味などの味わいを前面に出してきたのがコンセプトということで、

確かに、底に成分が沈んでいます。ですので、飲む前に振ってから御飲みくださいなんですね。私はペットボトルのお茶はあまり買わないのですが、お茶が濃いというよりは、味が濃いめというか、味わいが深いと飲んで思いました。ご担当の方からもお話がありましたが、味の濃いものとあう印象でした。和菓子とか食べたい味です。きんつばとか。あと、たっぷり525ml は有り難いのですが、かなり飲みごたえがあるので、ちょっと多いかもとは思いました。
最近、クリアーなものから、ハードコアなものまで、ビールやなんかでも、普通に近所で買えるものの選択肢の幅が広いのはありがたいですね。

お茶の世界は奥が深い


綾鷹については存じませんでしたが、茶葉もあるんですね。上林春松本店(かんばやししゅんしょうほんてん)という、創業450年の由緒正しき茶師が、幕末から明治維新の激動の時代に茶商へと変換。そのときに、販売したお茶こそが初代の綾鷹で、そう思うと、歴史というのは大変素晴らしいものでありますとともに、そこで先見の明があったというか、伝統を重んじつつ、革新をいとわないという姿勢はとても素敵だなと思われました。綾鷹の茶葉ですが、上林春松本店で買うことも出来ます。http://www.shunsho.co.jp/2008/03/ayataka.php それ以外のラインナップも充実していて、是非試してみたいと思いました。高級品とかさすがな感じしますよね。

… というのはですね、実際、上記の茶葉の方の綾鷹を急須で頂いたのですが、深みがありつつもまろやかさもあり、大変おいしいお茶だったんですよね。


上林さんは心持ちぬるめのお茶がお好きだというお話でしたが、たしかにこちらのお茶は、ぬるめがあうような気がしました。

ちなみに、関東や北国はお茶は熱め、関西は少しぬるめが好まれるとのことでした。それは何となく納得です。あと、日本は恐ろしい国で、お茶に宇宙を見いだしたり、お茶のために人死んだりしますからね。命がけです。

拝見や合組(ごうぐみ)も体験

紅茶なんかだと、今年のサングマ農園の特徴はとか… あるいはワインなんかだと何年のあれは当たり年みたいなことがあり変わることを楽しむみたいなところがあるわけですが、日本のお茶というのは逆になるべく変わらないことを大事にする必要があるとのことです。いつも飲んでるお茶を大事にしたいと。それからお茶屋さんというのは買う人は買うし買わない人は買わない、あとリピート率がとても高いけど、ときどき違うのも試してみるなどで、共存共栄しつつ、いい意味でお茶屋さん同士でお互いのリスペクトがあるそうですね。

でも、気候などの違いによってやはり変化はあるので、それを伝統と匠の技、経験と勘で、お茶の品質をなるべく一定に調整するという技があるそうです。まずはお茶を見る、拝見。それから、いろいろな茶葉をくみあわせてブレンドする、合組(ごうぐみ)と、それぞれ言うそうです。

拝見いたしましょう(ここ、とても、楽しかった)



この日は、花、鳥、風、月、客という五種類のお茶がだされました。葉の段階で揉んだり触ったりして大きさや硬さをみたり、後は実際に香ってみて、葉の違いを楽しませて頂きました。実際に結構違って、華やかな香り、森のような野趣あふれるような香り、青葉のような爽やかな香り等々、思ったより違いがありました。


また、お湯を注ぐと、また葉が開くことや蒸らされることでまた違う香りが現れてきます。


それから、水色(すいしょく)の違い等も。どちらかというと黄金色っぽいものから、より緑が強いものまで、一口にお茶と言っても、違いがかなりあり面白かったです。

上林さん自らが合組を


実際に、お茶の5種のお茶の配合を考えて、鉄人自らがとりわけます...みたいなノリで、上林さんが合組してくれるという企画もありました。役得だったんですけど、本日、それぞれのメンバーが考えたお茶は、後日、実際に上林さんが合組したものを頂けるそうで有り難いことです。到着が楽しみです。


実際に春をテーマにして、グループの代表の方のものと、上林さんが独自に考えたものとを、それぞれ頂きました。春と言っても、花を思い浮かべる方もいらっしゃれば、青さを思い浮かべる方もいらっしゃいまして、上林さんはどちらかというと青い爽やかさを前面に、うちのグループの代表のものは、これは私もそうでしたが、華やかさを前面にだしたお茶となっていて、ずいぶん変わるんだな…と、非常に楽しい体験でした。

綾鷹でもそれらのノウハウが随所に活かされているそうです。

そういえば急須のさきっちょのビニール

また、あわせて、おいしいお茶のいれ方なども教わりました。私は知ってたけど、結構知らないひと多くて驚きました。あと、急須のさきっちょのビニールですが、あれ、注ぎ口の割れ欠けを防止するためについてるから外して使うのが正しいのかと思っていたのですが、イベントの急須はずっとついてて、本当のところはどちらがいいのかを自重しないで聞いたところ...

  • その方が注ぎやすければ、つけたままでOK
  • 先が欠けるのが心配な場合も、つけたままでOK

一方で、

  • やっぱり見栄え的には外す方が素敵
  • 取り扱いが丁寧で欠ける不安とかが無い場合も外す方が素敵

とのことでした。

というわけで

とても素敵なイベントなのでした。やっぱりお茶って言うのは良いものですね。

では、良い人生を。

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