「サブカメラでワイプ撮りできる新ビデオカメラ、4週間お貸しします! パナソニック「W850M」ブロガーイベント」に伺ってきました。
iMovie や Final Cut Pro は昔の UI が好きだったり、結婚式用のビデオを作っていろいろな手助けをほそぼそとしてたこともあり、興味があったので伺ってきました。
http://hatenanews.com/articles/201401/18274 の件ですね、表参道のはてなオフィスへお邪魔してきました。「お子さまをお持ちのはてなブロガー/ダイアラーなお父さん」ってあんまりいないだろうし...、「投稿いただいた方には「東京ディズニーリゾート・パークチケット(ペア)」をプレゼント!」ということで、買ってまでは行きたくないけど、子どもが喜ぶので行くのはまあいいかみたいなところが下心としてありまして...。
このイベント、シンプルな疑問ですが、はてなと言ったら実は主婦ユーザ多いみたいなところあるはずで、なんだってお父さん限定にしたのですかね...。一応投稿コンテストがあって、商品がラムダッシュらしいんですけど、パナソニックは商品にめぼしい調理家電や美容家電もいろいろあるし、子育て由来で使ってね、だとあんまりお父さん向け企画でもないような気もします...。
と、思うところは、いろいろあるのですが、うちで使ってたのが大きなザクティでいろいろ寿命が近くて、妻の楽団の演奏会録画と子供用のビデオカメラを物色してたところもあり、よいビデオカメラを借りられるのはありがたく...と、結局下心なんですけどね、それで伺いました。今回のこのカメラ変態的なモデルですし...。
パナソニック デジタルハイビジョンビデオカメラ 内蔵メモリー64GB ブラック HC-W850M-K
- 出版社/メーカー: パナソニック
- 発売日: 2014/01/22
- メディア: Camera
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ちなみにですが、演奏会とかの録画で面白いかなと思ってるのは、iVIS mini も面白そうだったのですが、ちょっと広角すぎた印象で、
ソニー SONY ビデオカメラ HDR-MV1 高音質 ブラック ミュージックビデオレコーダー HDR-MV1 BC
- 出版社/メーカー: ソニー(SONY)
- 発売日: 2013/11/15
- メディア: Camera
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まず、パナソニックのビデオカメラと、今回のモデルについて
こちらについては、素晴らしい記事が、AV.Watch に、小寺さんによる記事があがっていまして、モデルの変遷と今回のモデルについてたどるには、
【小寺信良の週刊 Electric Zooma!】第553回:46倍ズームと強力手ブレ補正、パナソニックHC-V700M - AV Watch
【小寺信良の週刊 Electric Zooma!】第603回:アイデア満載! パナソニックらしい「HC-X920M」 - AV Watch
【小寺信良の週刊 Electric Zooma!】第651回:ツインカメラが新しい? パナソニックHC-W850M - AV Watch
これらが本当に参考になります。そして、感想や意見についても同感だったりします...。カメラの素性は良いかなと思ったのですが、ワイプカメラの使い道は難しいかなと...。サブカメラ、いろいろ動かせそうな一方で、液晶モニタの操作に引っ張られてしまうので、使いにくい感があります。あと、見守り機能についても、健康なペットを見守るならともかく、心情的にそうそう遠くに子供おいておけますかね...というのは、私もすごく気になりました。
さて、ワイプのサブカメラはともかくとしても、ちょっとだけ触ってみて、
- 菱形絞りじゃなくて虹彩しぼり
- ワイド端が28mmまではいかないけどかなり広くてズーム倍率もかなりすごい
- 十分な画質
- 大きなバッテリー
などなど、基本の素性がとても良いカメラだなと感じました。あと、サイズが少し大きい感あるのですが、持ったら軽いので、そこまで気にはならなかったですね。4k も良いのですけど、しばらくはオーバースペック感あると思われるところもあるので...。
あと、いろいろ考えると、今回は、カメラの素性が良いので、バッテリーが小さくなって、内蔵メモリ容量も少なくて、ワイプカメラがなくてもいいとなると、
パナソニック デジタルハイビジョンビデオカメラ 内蔵メモリー32GB ホワイト HC-V750M-W
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サブカメラのワイプ機能ですが、発表いただいた、パナソニックの杉島さんに、おすすめの使い道を伺ったところ、
- 子供をメインでとりながら、サブカメラでまわりを撮る
- ズームで対象を撮りながら、サブカメラで全体を撮る
というお話がありました。それ以外だと、私自身は違いますが Ustreamer や YouTuber の方が、自分撮りしながら、何かを撮るみたいなところに可能性があるのかなと思います。ただ、後述しますが、その用途だとまたちょっと厳しいかなと感じるところがあるんですよね。
イベントはこんな感じ。
プレゼンがメインで粛々と進みました。ちなみに、プレゼン用のマシンは Let's Note でしたw そして、大画面モニタはなにか黒いテープでロゴがばみられてました。目の付け所がシャープな気配りのはてなです。
発表のスライドの内容を抜粋していくつかご紹介。
パナソニックの杉島さんから機能のご紹介
パナソニックの杉島さんが、いろいろと実例をあげながらお話してくれました。ちなみに杉島さんですが、ビデオ SALON (サロン) 2014年 03月号 [雑誌]で、この機種の特集があります。そちらでも登場されてますので、興味があればこちらも。
杉島さんによる発表をダイジェストすると、
さらに面白い機能として、
というお話でした。
それから、いくつか動画でご紹介いただいた中で、おすすめのサブカメラの使い方ですが...
子供をメインで状況をサブカメラでおさえる。
という事例を紹介いただきました。上の例は祖父母とかに見せる動画としては面白く、下の例は学芸会なんかでは便利かなと。でも、いろいろ難しいですね。
... それで、はてなユーザのお父さんという、でたらめなところにぶん投げられてきたんだと思いますw
つづいて、オールアバウトガイドの阿部さんから
失敗しない撮影のコツ、楽しく撮るコツ、編集を意識したポイント、データ管理についてありました...が、すみません、とくに私には目新しいことはなく、あと意見が少し違いました。グリップベルトは調整する、撮ってる最中はカメラを振り回さずズーム多用しない、目線をあわせるなどの基本についてはそれはまあそうだと思います。それから、編集を意識して短めカットで撮るのおすすめ、とありましたが、私はどちらかというと、傾きや手振れ補正が強力でもビデオカメラは極力三脚設置かあるいは固定して撮るのが最優先派、というのと、編集自体はきちんとやったほうがよいかつ最近は楽しい作業で、編集するモチベーション保てないものはそもそもたいしてビデオカメラで撮らないといかんような動画にならないので、ずっと撮っておいてばっちり編集する作戦を撮ります。結局、短いカット撮りまくろうとするといろいろカメラ触りたくなるので...。
あと、データ管理はイベントごとに SDカード自体を買い変える作戦の紹介ありまして、こちらはSDカードなくすのだけ気をつければいい方法だと思います。ですが、あまり安物買うのはさけたくて、最悪でもtwitterアカウントが面白いトランセンド、あるいはサンディスクや東芝あたり買っておきたいかなーとか思います。
あとは、阿部さんによる、作例が有益でした。これ、使い道が難しいぞ... という点でなのですが。
ステージをメインでズームしながら、ワイプで全景は、バランスがかなり難しいです。
それから、ワイプで自撮りなんですけど、小寺さんが指摘していた「PinPごと記録してしまうと、あとでやっぱりオマエの顔いらないわと言われたときに、どうしようもなくなるという問題点がある。」この恐れが結構あるんですよね、顔により過ぎというか。絵的にも、自撮り側ワイプ、同時通訳の手話くらいの雰囲気で撮れないと変な絵だなと思います。
イベントを経ての感想
ビデオカメラとしてのメインの素性はどうやらとても良さそう...という一方で、このワイプを有効活用するというのはそうとう難しい...と感じています。ふたつのカメラで同時に撮影されているというのは素晴らしいのですが、活用が難しいかなと。いくつか事例を拝見した感じだと、杉島さんがおすすめの子供メインで周辺をサブカメラというのがいまのところ一番良さそうに感じています。
後日、いろいろ試してみようかと。
*1: おそらく親にも余裕ができるし、小学校あたりからイベントが増えるので