アンバサダーマーケティング 熱きファンを戦力に変える新戦力 の本を頂きました
- 作者: ロブ・フュジェッタ,藤崎実,徳力基彦,土方奈美
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2013/10/03
- メディア: 単行本
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それで読みました。
結構ひっかかる
こちら、原著が、BRAND ADVOCATES Turning Enthusiastic Customers Into A Powerful Marketing Force という本で、原題の方が良くないか... と思っています。
Brand Advocates: Turning Enthusiastic Customers into a Powerful Marketing Force (English Edition)
- 作者: Rob Fuggetta
- 出版社/メーカー: Wiley
- 発売日: 2012/07/06
- メディア: Kindle版
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もっとひっかかる
- 作者: クリス・アンダーソン,小林弘人,高橋則明
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2009/11/21
- メディア: ハードカバー
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無料で転がってるものをうまくつかって、もうけてやったぜFUHAHAHAみたいなところは結構あるんですよね。それ結構ひっかかるんですよ。だから、この本いちばん面白かったのは24章なんです。1番もうかってるのって、結局本書いてるやつじゃん問題で、結局メディアが最高最強みたいなのは、そろそろやめたらみたいなところもありつつ、歴史も繰り返しているので、そこはまあもにょってひっかかりながらも、私は学ぶべきなのかもしれません。はい。
それで、今回頂いた本なんですけど、やってうまく行ったことのところについては、ひとつに集約されて、それはまあUSA!!USA!!だったらうまく行くとおもうのですけれど、日本でそのまま当てはまるかというと、それはどうなんだろと思われますし、ステマはクソ、USA!!にもバカッターはいる*1みたいなのはまあわかるんですけど、無報酬インセンティヴ最高とするのか、MVPみたいのをよしとするのかも結局よくわからないし、タコスとスタバとあといくつかの事例の話は何度も何度もでてくるので、聞き飽きました。
ますますひっかかる
あと、広告とかは信頼おけないとかドヤ顔で書いてあって、時代はアンバサダーみたいに書いてあるんですけど、そもそもマス広告って信頼うんぬんじゃなくて認知のところで活躍するところだと思うし、話を曲げてる気がします。
適当なんか見たりしてる時とかに、うっかり美女とかイケメン出てきて眼福とか、あとおしゃれ動画みてちょっと得したくらいなところだと思うんですよね。だから、人がせっかく子どもにプリキュア見せることを泣く泣く許可してる時に、変なひとのCM流すお菓子メーカーは何考えてるんでしょうとかあります。そりゃ信頼も失いますよ。
で、この本で大事なのは、この本に書いていないことと、24章と、徳力さんの解説
たとえばですけど、こないだげんたぐちさんが書いてて、私のうちにもあるマキタなんかはこの本に書いてるようなことやったらきっとうまく行くと思うんですよ。
ですけど、それって、やっぱりメーカーとかがしっかり良い物をつくりあげた成果のおかげであって、途中でちょっとうまくやったひとをあんまり持ちあげるのってどうかと思うんですよね。
上述しましたが対メディアもにょもにょ戦線問題です。そして、これ、半分は自分に半分ブーメランで飛んできてるところがあって、なおさら悩ましいところもあるんですけど、...書かれてないけど、がんばって作った人を労うっていうのは結構良いことだと思うんですけど、私はそこにたかる虫みたいに見えるようなのってちょっとねって思うところもあるんですよね。まあそういうふうに見るとたかられたらたかりかえすみたいなはただしいと思いますが、でもドヤ顔プロデューサーやディレクターはとりすぎだと思うし、市井の素敵な愛好家はもらってもよさそうだし、まっとうな製作者はいつだって評価されていいと思います。
これ、きっと私が生きている間には解消されない気がします。そして、なので、ナタリーいずあどあーどなんだと思います。きもい。こないだのナタリーの記事はたぶん今年のネット記事の最高峰です。
脱線しましたけど、仮にあなたたちがAKBのアイドルの女子が好きで、いっくら応援して貢いでも、結局、いちばん潤うのは太巻きみたいな感じの人です、枕を濡らす日々問題です。問題です。これってやっぱり問題です。剛力でも豪腕でもいいので、解決されて欲しいです。されなそうです。
なので、私は24章の労に報いるっていう方がもっと注目されて欲しいと思っています。この本が担当者向けであるならなおさら。ですかね。
あとは、最後にですけど、徳力さんの解説のほうが読む甲斐あるような気もします。この本ってやっぱりあまりにもUSA!!USA!!で、大正義アメリカ、トモダチオペレーションみたいなところあって、それはそれで良いことなんですけど、日本向けに調整されてる冴えたやり方みたいなのって、きっとあると思うので、解説だけでも全文読めるようになったらいいと思います。
いやさ、もらえるんならもらうよね。後はよいものをつくったなら、本当は売るまでが責任なのかもしれません。
では、良い人生を。
*1:なお刑事訴訟の模様