bjリーグファイナルを見てきました。

優勝の瞬間ですね。

経緯については、「bjリーグ」の検索結果 - くるえるはてなくしょんこのあたり参照いただければよろしいかと存じます。せっかくだから見ようとw

横浜の皆様には勝負強い3Pのドラマへの感謝とあと勝利の祝福を、そして、福岡の選手達にはしっかりしたバスケを見せていただいたこととたくさんぶちかましてくれたエキサイトなダンクの数々にお礼をしたいですね。

有明コロシアムは交通の便が悪いけど、ちょっとがんばればまあまあ近いし、せっかくシーズンはじめの頃に見たわけですから、最後の決勝も見よう!! と思って出かけてきました。
昨日の、東西カンファレンスファイナルもガチ試合が2試合みられるのでちょっと興味あったのですが、そちらは都合悪く...。結果的には、今日行ってよかったかなーと思っています。東西カンファレンスファイナルは京都がさすがに息切れしたのかな...みたいなスコアで福岡が圧倒。もう片方の新潟-横浜はロースコアだけど、1ゴール差決着で、これはどういう試合だったのかと思ったら劇的ラストショットだったという。決勝はもう少しわかりやすい試合になりました。ハイスコアの好ゲームでしたね。

あと、なんだかんだと、入場者が9724人とか、素晴らしかったと思います。

横浜ビーコルセアーズvsライジング福岡の決勝

横浜と福岡とかって、チアのおねーさんがかわいいんじゃないかとかそう思って行ったわけではないですからね。とはいえ、レベル高かったですけどね...。ははは。
それから、功労選手の長谷川誠氏の表彰があってそのメッセージが井上雄彦先生からでした。まあ、その人しかいないですよね...。

さて、試合。試合!!おねーさんはおねーさん!! 井上雄彦はリアル!! また別の話。ただ、横浜は応援でも受賞してたようです...。おそるべし。おねーさん。

この試合、序盤から、横浜キャプテン#3の蒲谷選手がですね、シュートが本当にあたりまくってて、スリーポイントがマンガのように入るし、しかも、ちょっと難しい体勢からでもジャンプシュートがガンガン入ってて、横浜が応援してるお客さんがノリノリでおおいこともあり、前半でこれすごいなーと思ってたんですけど...、その見かけの勢いの割には福岡が慌てず騒がずしっかりしたバスケをしてました。
一見すると横浜風の勢いに見える中で、スコアでは福岡が上をいくという展開がしばらく続きました。飛び道具で攻める横浜にたいして、しっかり中をつかったり、ランアンドガンみたいな感じで速攻やアーリーしたり、逆に忘れた頃に外から...と福岡が着実に攻める展開。やられてる風に見えて、着実に淡々とリードで終えてるとか、巧みだなーと思いました。
それで、前半終わって44-40 と福岡がリードしておりかえしました。バスケの試合ですが、このレベルになると、前半でのことに対策がされて、後半はまた違った流れになるわけです。野球で言うと、打者一巡してから投手が構成変えるのに結構似てますかね...。

それでも攻め倒した横浜

なので、後半もあんなに横浜のアウトサイドが入るか...というと、シーズンベスト3Pシューターだとしても前半さすがにありゃさすがにズバズバ入り過ぎでGSWのカリーさんかよ!!感があるくらいでw、後半は落ちそうかなというところに、さらに、ちょうど神に花道をあてるみたいにに対策はしてくるわけだろうとは思われました。逆に、横浜の方は特にインサイド周りの守備の修正をしながら、攻撃の方を、アウトサイドがなくなってきたときに前半とは変えてくるだろうかなとは思っていました。

なので、あんだけズバズバきまっててスコアとしては勝ってるというのがあって、そのままのらりくらりと福岡が勝つのかなと思ってました。バスケって点とるのもちろん重要なんですけど、点差つけるときって、実際ディフェンスによるところが大きいんですよね。ディフェンス決まるって、ちょうど、野球のシーズンにおける3タテくらいのインパクトで、4点くらい縮む計算になるし..。

それで、昨日のカンファレンスファイナルもそこまでハイスコアゲームじゃなかったので、前半よりもう少しかちっとした試合になるかなーとちょっと思ってたんですよ。

そしたら、横浜がむしろ止まらなくて、福岡がファウルトラブルとあと攻撃で最後まで決めきれなくなってくるという展開になりました。後半になっても、横浜キャプテン#3の蒲谷選手のシュートが雰囲気があって、それが好循環になって中外中とか外中外とか、いろんな攻撃が横浜がうまく回りだすようになります。#2のバーンズ選手が入ってくると攻撃にバリエーションが出るし...、などなど、いろんな交代が功を奏する展開に。
そして攻撃のノリがよかった横浜が少しずつ守備もよくなってきて、インサイドは基本的に福岡の方が強かったんですが、それがおさえられたりしてきます。bj リーグって割と個人ファウル3つ4つ行くケースあるんですけど、福岡がたくましいインサイドを筆頭に、後半は少しずつファウルトラブルの香りがしてきたんですよね。あと、何度か大事な展開では福岡もアウトサイド入ってたのですが、欲を言えばもう少し欲しいところでシュート嫌われることが多かったですね。

それで、これ、やっぱり、安西先生も言ってましたが、攻撃が回ってると、守る方は後手に回ってしまいます。そうすると、一歩の出だしとかが遅れて、ボールとれそうなところでとれないとか、手が出てファウルになるとかそういう展開になってきて...という。前半に横浜のアウトサイドの印象が強かった分だけ、そういう展開になったというのと、あと、福岡の方には、前半の分の消耗があったかなと思います。

それで、第3Qおわって、68-60と横浜がひっくり返しました。結果的にはだいたいその流れがつづいて、最終のスコアとしては、101-90という結果に。途中これはわからなくなるかもみたいな局面がちらほらあったのですが、あたってるシューターの勢いそのままに横浜が結局攻め倒したという感じがある試合になりました。

なんでも、前半とかあたってるような雰囲気というか、そういう流れの割にスコアでなんとなく負けてるのって、場合によってはかなりイヤな流れなものなのですが、勢いそのままに勝負所で勝負を決めた感じがありますね。

あれだけシュート決めた横浜もすごいのですが、一方で、あれが無かったら福岡が持ってってたかもっていう強さや高さやあと豪快さもあったし、たくさんダンクしてたのは福岡だったというのもあるので、今回は福岡が敗れたけど、かたや3P、かたやインサイドの豪快なダンクや前半の巧みな構成というのとかも見られて、しかも、展開が何度か入れ替わる試合で、実に良い試合だったと思いました。

各選手、各チームともに、来シーズンさらなる飛躍を願っております。

小学生並みの感想...で申し訳ない感じ...。

では、良いシーズンで、良い人生を。

意地を通せば夢は叶う！-bjリーグの奇跡

紆余曲折ありますし、横で超絶うまくいったJリーグなんかが、ありながらも、よくぞここまでっていう感じがあります。来年、再来年とどんな風になってるかちょっと楽しみですね。NBLなんかの状況とかもあわせて。