ぼくの考えた最強オールスター感の顔付けがすごい / 何歳まで生きますか? 前田隆弘
- 作者: 前田隆弘
- 出版社/メーカー: パルコ
- 発売日: 2012/12/21
- メディア: 単行本
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それと、それ以外の、隠れキャラで、ステッポンザガスエンターントゥザライなウンジャマパラッパな伊藤ガビンさん、キックパンチいっつおーりんざまいんど。あとちょいとネタバレですがさらに隠しキャラで一部レイハラカミが登場します。私、伊藤ガビンさんと青木ロビンさんを混同してて、ちょっとぎっくり腰と花粉症のせいで頭おかしくなってるみたいですけど、元からでした。レイハラカミについては、そういう風に登場して欲しいなんてだれも思っていなかったです。華やかだけど暖かみのある電子的なLust な Joy が突然通奏低音みたいになるだなんて誰も思ってなかった。
登場人物と内容について、順番にちらほら、と。この本、ちょっと図書館で借りてきて、通勤途中に読むのにちょうど良いと思います。内容は雑多ですので、評価はわかれそうですけど、人それぞれなんだなというのと、こういう人がいるんだ!! ってのが面白いです。
それから、各章の最初にポートレート掲載されてるんですけど、いずれも良い写真で、それも素晴らしいですね。
二階堂和美(僧侶)
二階堂和美さんについては、優秀にして背が高くて音楽の趣味がいい意味でちょっとおかしい、尊敬出来る後輩がいいですよ〜って教えてくれたんですけど、二階堂さんは好感度が高いというか、たぶん嫌いな人があんまりいないというか、そういうシンガーソングライターにして僧侶のおねーさんです。
ちょっと違うんだけど、象徴として、私たちの世代の戸川純みたいなところがちょっとあるかもしれません。ないかもしれませんけど。
なんというか、やっぱり、とても誠実な感じしますよね。二階堂さんだけ、二回どうってわけじゃないですが、最後に reprise します。いい編集だと思いました。
向井秀徳(ex:ナンバーガール, 現 Zazen Boys)
どんぴしゃで、くるりスパカナンバガ世代でしたが、皆様いかがおすごしでしょうか。そういえば、3/13にテレフォンショッキングにサカナクションが出てて驚愕しましたね。ちなみに、くるりスパカナンバガで、ナンバーガールがいちばん好きです。いちばんバンドとしてすごかったのはスーパーカー。いちばん才能あるのはくるりのめがねの人だと思いますが。くるりはあのめがねの人がそれこそ、生まれついての魔王とか勇者とかそんな。スーパーカーはなんかどこかクロノトリガーみたいな感じ。一方で、ナンバーガールって、なんか、人間代表というか、素っ頓狂でつんのめりながら突っ走ってる芸風みたいところありながら、地に足がついてるというか、いい意味で努力の成果みたいなというか、努力してたどり着いた感じがいい意味で結構あるんですよね。それで、そんな印象がかなりあるインタビューです。
で、ひいき目もあるんですけど、向井さんが語っていた、
こんな話題を我々が考えているというのは、すごく幸せなことなんだなあ
っていうのが、この本の中でいちばん好きです。
雨宮まみ ( id:mamiamamiya )
表参道で昼食を 「はてな東京本店観光ガイド 2012」移転記念特集で雨宮まみが新オフィスに来たー! - はてなニュース とかが最近だと、目をひいたと思うんですけど、美人だ!! と思うんですが、どうなんでしょ、なんか、とくに男性で、雨宮さんを美人だと思う人とは少しだけ仲良くなれそうな気がしますというか、心の友よ! みたいになれそうな気がします。なんか、顔のパーツが羨ましい。
内容的には、ネット民としては、ちょうど安心のこじれっぷりで、大変においしく頂きました。という感じになりますでしょうか。引きこもり楽しいですよね。
pha ( id:pha )
だるい、みたい感じの人で、でも優秀で、それでいてニートで、最近は円形脱毛症...という、pha さんですが、お大事に…というか、病院に…。
これまた、普通に面白いインタビューです。大学の寮のお話が出てて、噂にきく北大の寮の話もいろいろすごかったんですけど、京大もやっぱりすごかった…という。
石井光太( ルポライター / ノンフィクション作家 )
正直、知らなかった作家の方なのですが、Amazonの検索結果が雄弁な感じです。
一本、びしっとぶれない筋みたいなものを感じる内容でした。その流れの中で日本昔話のくだりが出てくるのとか面白かったです。
真鍋昌平( 闇金ウシジマくんの人 )
27巻のレビューも壮絶な闇金ウシジマくんですが、その作者の真鍋さんです。真鍋さんだけ、顔出NGみたいになってました。
短いんですけど、密度が濃くて、コミュニケーション力にもにょるところがある人はですね、ここだけでも読むべきです。素晴らしいですので。
入江悠( SR サイタマノラッパーの監督)
サイタマノラッパーとか見たことないので、見た人はまた違う印象になると思いますが、それでも、引合に出されてるパニック映画の話と、あと、ちょっと身近な人の…のくだりは、思いっきり同感でした。
ちょっと身近な人の交通事故とかって、その後の考え方に不思議な感傷を残すところがあります。
久保ミツロウ( モテキの中の人 )
久保さんインタビューはかなりタップリで、ファンの方も、そうじゃない方も面白い内容です。なんか、いい感じのぶっちゃけ感というか。
ちなみに、私、モテキは読んだこと無くて、映画も見てなくて、ほいで、久保ミツロウさんが女性だということすら知りませんでしたが(おい)、それでも面白いです。このテーマですけど、二階堂さん、雨宮さん、久保さんの女性編と、男性編にわかれるところあって、女性の逞しさとか、男性編のロマンチストみたいなとことかあるんですけど、生命力みたいなところで、久保さんインタビューはとっても面白いです。
あと、久保さんのところのハラカミさんの話は、なんか逆に結構きますね …。
東浩紀 ( twitter でわざわざハイブロックっていいながら、ブロックする人 )
誰か、動物とするポストモダンケモナーとか そういうこと mention して、はい、ブロック、みたいになるところを見たいとか、そういうことは思っていません。
津田大介さんと東浩紀さんについては、follow してなくても twitter で RT とかが勝手に流れてくるので、フォロー要らずみたいなところありますよね。
東さんのところでは、お嬢さんのくだりが面白いです。結構、そう思っている人いるんじゃないですかね。と、思います。
金子平民( id:heimin )
平民さんといえば、なめたけ自作するのはおすすめです( 何の工夫も必要ないわりに作ると無駄に感心される料理「なめたけ」 - 平民新聞 ) 。
内容は本当に安心の平民さんクオリティです。良い意味で、平民新聞そのままです。
渋谷慶一郎
この章だけ、雰囲気が違います、と、少なくとも私は思いました。ちょいと壮絶というか、痛切というか、そういうところがあります。
村上春樹の短編とか好きで、トニー滝谷とか好きなんですけど、なんかリアルでちょっとそんな雰囲気があります。(個人の感想です)
二階堂和美(人妻)
で、いろいろあったわけですが、ここだけ、ちょいとアンコールみたいな感じなんですけど、さらっと明るくおわって、いい感じですね。
まとめ
というわけで、豪華過ぎる登場人物に気になるところがあったら、さらっと借りて読んでみたらよろしいのではと思います。
では、良い人生を。
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