ソフィアコッポラのSOMEWHEREをそういえば見たよ

somewhere Blu-ray

ソフィア・コッポラの映画って、なんというか絵も音楽もソフィア調というかソフィア節みたいなのありますよね。間が適度にあって、ふわっとしてて、中ぐらいで寄って、全体的にきれいで、おしゃれだけど、どこか落ち着かない雰囲気が全編に渡って漂ってて、内容があるような無いような、物語があるようないようなというか。そういう。割と好き嫌いわかれそうだし、事前に見る人が抱いてる映画ってこういうものだよね感によって、ありなしがはっきりわかれそうな印象です。

そういえば、ヴァージンスーサイズだけみてないけど、ロスト…もマリーもキャストはだいたい結構よくて特に妙にリアリティを感じさせる美人セレクションが素晴らしいと思います。スカーレットにキルステンにエル・ファニングとまあ眼福感がありますよね。ないですか。そうですか。

それであらすじとしてはセレブの生活と日常はフェラーリ乗り回したりデリバリーポールダンスとかで、痴話メールが来たりで、あんたイケメンで有能なのになにしてんのと思ったら幼女が来たみたいになって、どこかの誰かを彷彿とさせなくもないのですが、誰だ? じゃなくて、そういうガチセレブスターの晴れた日の水面のような眩い日々に、一石がえるっと放り込まれたら、いろいろ波風がたつようなたたないような...というお話です。なんだこれ。

あとは、いつものソフィアコッポラの安心感のあるミュージックセレクションで、安心の絵なので、それが好きな人はそのためだけに見てもいいと思います。スリルサスペンスアクションとかを求める人は違うの見た方がいいです。

というわけで、良い美女で、良い人生を。

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映像的にはこちらはもう少しガーリーな雰囲気みたいのが満載ですし、胸焼けするかも。

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サントラはベタですが、こちらはいろいろちょうど良いと私は思います。いい選曲ですよね。

ちょいと追記 2013/01/25 22時頃

Lost in Translation も含めて考えると、特に私たちにとって面白いのは、ソフィアにとっての東京不可思議意味不明ザワールドとどこかしらのセレブな日常がですね、そっくりそのままひっくり返って日常の東京と、どこかのセレブ意味不明ザワールドになることだったりしますよね。だから、やっぱり監督の映画というのはある程度まとめてみるとさらに深まったりしますね。