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bjリーグ 東京-富山 を2日連続で見てきた話 2/2 - 部活や体育会とアメリカンエンターテイメント

bjリーグ 東京-富山 を2日連続で見てきた話 1/2 選手はみんなすごかったし、思ってたより楽しかったので、お暇なら行ってよね。 - くるえるはてなくしょん
ちょっとNBA開幕を待っていた... というわけではないのですが、なんとなくバスケネタの続きです。たいした内容ではないです。NBAの方はというと、開幕して、西はレイカーズがどうなるか、東はヒートが今年も強そうですね。ボストン(結構すき)はどうなるかというのも楽しみで、ときどきちらちら見る感じになるかなと思ってます。

Apple ハイビジョン対応 Apple TV MD199J/A

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Apple TV は、NBA のハイライトをちょろっと見れて便利です。3分くらいで、ナイスプレーとピックアップがいい感じで編集されててさくっといいとこ見られておいしいですね。スポーツは出来れば中継で見たくて、中継がなければもうハイライトでいいや組なので、なんかちょうどいいです。各国サッカーリーグもあの NBAののりでハイライト見られたらいいなと思ってます。

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それから、バスケについてはやっぱりリアルの11巻が効いたなと思っています。そして、12巻秒読みですね。

バスケと言えば、パナソニックが業績不振にともなって、検討されてましたがバスケ、それから、バドも休部ということで、残念ですね。NBL 構想においてもプロ問題とかいろいろありますが、少しずつ変えていくしかないのでしょうね。少なくとも昔ほど惨憺たる状況ではないと思うので、少しずつでも、よくなればいいのかなと思っています。

bjリーグの試合観戦の現状

さて、私は結構、城宝選手の存在なんかとともに方やお近くの東京ということもありまして楽しんだ東京-富山戦ですが、感じたことをちらほらまとめておきます。もしかして、bjリーグを見に行こうかなという参考になれば。

良かったこと
  • コートサイドやアリーナ席が普通にとれて、選手が間近に見られる

前回のエントリの写真がそうですが、コートサイド席(4500円)の席は、本当に1列目です。反対側なだけで、ほとんど、選手のベンチと同じ目線で見られます。いま現役でバスケやってる人、経験したことがあるひとは、見る価値は結構あると思います。もうひとつ見たアリーナ席は3000円で、やっぱりフロアレベルで見られてしまいます。それぞれ気持ち高いですが、いちど見ると決めたら、奮発するのは悪くないと思います。特にディフェンスの方がすごいかなとか思います。

  • あわせてコートエンドの席やベンチそばの席もすごい

もう少しひいきのチームがあれば、ベンチそばの席はもっと楽しいと思います。規模が大きくないこともあいまってほとんどベンチの一員状態で試合を見られます。

  • 選手やチームのクオリティは想像よりも高いです

これ、えらそーですみません。もっと微妙で渋い感じなのかなと思ってたら、蓋をあけたら、楽しかったというのは、割とそう。スポーツってだいたいそこそこ近くでライブで見たらだいたい面白いですけど、バスケもそうでした。みんなでかくてはやいです。

  • 手作り感

規模とかはまだまだなところが正直ありますが、逆にある程度の手作り感というかアットホーム感と試合自体のプロの感じはちょっと不思議な感じがしますが、面白いです。bjリーグがうっかりなくなるっていうことは数年はないでしょうし、超巨大化してプロ野球並みになるっていうのも長いスパンの事業となると思われるのですが、どちらに転ぶにせよ、プロっていうことについて見識が広がるのはいいことだと思います。現状、なんだろな、一定数の通がそれでもいて、わかる人にはわかって、頻繁にやっててある程度身近って言う点では似てないですけど、落語とかの存在感がある意味で近いです。

もっとよくなったらいいなと思ったこと

  • 聖地のような会場と普通の会場のクオリティアップ

たとえば、NBAとかだと、普通にいけてるアリーナがあるじゃないですか。選手も身近でお客さんもたくさん入って、わーっとなるというか。そういう場所で、ちょうどよくてイベントとしてもビジネスとしても、成り立つ場所って、あるとよいと思います。甲子園、花園、武道館、国立競技場とか。バスケと言ったらここだ! みたいなのあるといいですよね。
それから、普通の体育館運営でよくここまでやってたなという感心はあるんですけど、先日の東京の試合だと、アリーナ席の1列目からできればひな壇みたく、一段あがってるほうが良いかなとは思いました。bjリーグ的には、他で都内のめぼしい体育館とられてる問題もあるかもしれません。

  • 選手の登録数、すくなくてきつそう

bjリーグってお金の問題なんかもあると思うのですがチームの選手少ないです。これギリギリセーフとぎりぎりアウトのさかいめ位だと思います。東京がそうだったのですが、1日目に2人怪我してしまったんですよね。そうなるといっぺんに厳しくなりますし...

  • 審判と選手の関係

審判はほんと、大変だと思います。あと、割とトラベリングの判定ゆるいような気がしたんですけど、その日だけかいつもなのかはわかりませんが、そういう。で、ジャッジそれなりにちゃんとしてたんですけど、バスケってジャッジとても重要です。あと、選手の方はというと、やっぱりアメリカンスポーツのコンタクトスポーツに特有なんですけど、ゆるふわじゃやっぱりだめで、ガツーンオラァ!! みたいなの、結構必要で、バスケの選手ってある程度そういう闘争本能強い人多いというか、こわい人多い印象なんです。で、審判にたいして、結構選手が抗議とかアピールとかするんですけど、あれ結構こわいというか、雰囲気ちょっと悪くなるので、ちょっと、どうなんだろとは思いました。そこをいい感じに面白く出来たらいいのかもしれませんが。いやともかく、審判っていうのは大変ですね。

  • 試合運営方針のアメリカン的 USA!! USA!! or 部活(や体育会)

ここで、割とと思ったことの本題。たとえばチアリーディングとかべつにかっちょええおねーさんとか見られるにこしたことないんですけど、なんでしょね、とちょっともやっと。日本のみんなのバスケののりって今は多数が部活やら体育会やら少年団なんかのノリじゃないですか。で、そこに突然プロだからって言ってハーフタイムショーとか試合中のMCを強烈に持ち込むのって、やっぱり違和感があると思ったかな。それから、会場の音響が厳しくてかなりうるさいので、けっこう辛かったのです。かっちょええおねーさんとか見られるにこしたことないんですけどね。
で、みんなそういうのにあんまり慣れてないし、あと、ちょっとの空き時間ってずーっとがーがー盛り上げるのもやっぱり無理があるし、誰かと言ってれば、ちょっと連れと話したりしたいとかもあるんですけど、それもしにくいしで、無理して USA!! USA!! 的なものをもちこむよりも、もう少し試合や選手とかを近く感じさせるような取り組みの方が大事かなと思いました。大規模じゃない落語会とかだとさ、終わったら、もう、噺家さんとか送ってくれて、出口で挨拶したり少し話したりとかサインしてくれたりとかあるじゃないですか。たぶん、あっちのほうが重要だと思うんですよね。うるさいのが会場にいるうえでいちばん辛かった。。。ここもがんばってるのはわかるんですけど、だから、なおさら辛いというか...

その他もろもろ

あと、バスケの試合自体って、見方としては慌ただしい野球的なものがあるっていうか、結構あとで、というか直後から、うだうだ言った方が楽しいみたいなのあるんですよね。イニングプレイとは違うんですけど、コートに漂う流れみたいのがあって、シュートはいるはいらないとか、ペースの遅い速いとかディフェンス出来てるとかシュート打たせてるとか、ターンオーバーしてるとか、そういうのって、なんでしょうね、ある程度あいまあいまでう、だうだ言った方が楽しいんですよ。
アメリカのスポーツってその良く出来たうだうだ成分多めな感じがとてもあります。で、アメリカのスポーツって、ある意味でプロレスみたいなショーアップみたいなのとガツーンドカーンってのりと、そんなうだうだくだまき文化みたいなのが、絶妙に混在してて、ただ見て楽しいなって思えるようになるのって、ちょっと理解がいると思うんですよね。概ねルールややこしいし。それでもスーパーボウル国民的人気コンテンツとかあるわけで。
なので、そういうショーアップ的なUSA!! USA!! 系のノリからはいって、こううだうだした感じとかがみんなわかるようになるのとがややこしく共存してるのがアメリカンスポーツの醍醐味みたいな感じがあります。

なんだけど、やっぱり、日本のとくに義務教育中くらいまでメジャーで途中からプロキャリアの出口がそこまでととのってないバスケとかバレーとかって、そういうのりと遠くって、しかも部活っぽさみたいのがやっぱりなんかあって、そういうの考えたときに、必ずしも他のスポーツやNBAみたいな演出だけじゃなくて、見せ方としてもなにか違う形って、あったら意外といいんじゃないかって、それはかなり思いました。

バレーボールにV6 とかは、なんか違う気もするんですけど、でも、なにか、あってもいいのかなと思います。あ、あと、この流れは、一度 JBLをみたほうがいいのかも...これはときどき都内でやってるので、まあおいおい、つってもこの誰得だよバスケエントリはなんだw みたいのは結構ある。。。さらにそれから、もしくは NBA を見に行かないといけない流れなのかもしれませんね。だれか、マイアミかボストンかニューヨークあたりにつれてってくださいw。

まとめ

アメリカ四大スポーツのこの国の状況を考えると、とりわけ、野球が異常にうまくいった一方で、バスケってこの国ではいろいろ難しいこともあるし、難しいことがリアルにリアルですよね。どんどん突き詰めて考えると、結局スポーツってどうとらえるのがいいんだとか、部活とかなんか含めて、もう、どうすりゃいいかわからないことばかりです。ほんと。

ですが、とりあえず、なんでもあまり遠ざけすぎず、内輪過ぎず外様過ぎず、少なくともある程度身近に感じさせる工夫とか、やめないでつづけられる工夫とか、それから、やってたこともこれからはじめてのことも、何となくいろんなものを新しく始められたりすることが、いろんなことでもっと普通だといいなと思います。部活でやってたときのことをちょろっとやってみようとかね。

みんなもっとてきとーにたのしくいきよう!! とか、なんでバスケみてそんなこと考えてるのかとか、私すっかり頭おかしいなとか思ったんですが、もう少しゆるふわ成分が欲しいなと思う今日この頃なのでした。

では、よいスポーツで、良い人生を。

SLAM DUNK 1 (ジャンプコミックス)

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