あったらしくるえるはてなくしょん

id:kskmeuk あったらしく

探偵はBARにいるを見たよ。

twitter でもそもそと書いてしまったのですが、
と、言う訳で、なかなかに面白いです。懐かしい感じのするすすきのです。大泉クンよりも、西田敏行が妙に印象的でという感傷。ちゃんと映画しているし、ちゃんと俳優が機能しているし、ちゃんと原作が生きているしで、とても良作でした。大泉クンはもはや全国区で、今更なので、おすすめできるポイントは

  • 大泉洋が好き
  • 邦画がきらいではない
  • 北海道というよりか札幌やすすきのに思い入れがある
  • 西田敏行が大嫌いではない
  • 小雪が嫌いではない
  • 東直己作品や本人について知っている

なら、おすすめだと思います。

あと、東直己ですが、北海道民ならそれなりに、そこそこ知名度があります。道民作家で、あと、コラムニストだったり、ローカル情報番組でコメンテーターみたいに出てたりします。見た目はタモリ倶楽部に出てくると面白くない漫画家や、ダンコーガイにちょっとにてます。系統的に。

探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)

探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)

バーにかかってきた電話 (ハヤカワ文庫JA)

バーにかかってきた電話 (ハヤカワ文庫JA)

タイトルが映画と入れ替わってたりしますが、原作も面白いです。

東直己はシリーズがいくつかありますし、刑務所行ってきたみたいな変わった本もあります。そんなかで、ミステリというかハードボイルドというかそういうシリーズがいくつかあって、今回映画になった「俺」シリーズと、畝原シリーズと、もうちょいバイオレンスなのがあります。それから、道新こと北海道新聞でコラム書いてたりとかしてて、それも面白かったです。ふたつ、あまりに面白くて覚えてるのがあります。

で、いずれの作品も雰囲気とか恐怖とか人柄や情が妙にリアルで、道民だったら3割増くらいで、その妙なリアルさがすべてみたいなところが東作品にはあります。

それで、今回「俺」シリーズが映画になったのですけれど、その原作のよいところな雰囲気とかよく出ていて、面白かったですね。一応映画も次回作があるみたいですが、

探偵はひとりぼっち (ハヤカワ文庫 JA (681))

探偵はひとりぼっち (ハヤカワ文庫 JA (681))

消えた少年 (ハヤカワ文庫JA)

消えた少年 (ハヤカワ文庫JA)

このへんが原作になるのかなー、などと思っています。

日本の映画って、ちょっとクローズドな独自文化の分だけ損してるけど、普通にエンターテインメントしてておもしろいのもあるし、きれいな映画もあるし、アニメもすごいしで、捨てたもんじゃないですよね。

では、良い映画で良い人生を。

見ると郷愁をそそるので、注意してくださいね、秋冬はとくに危険だと思います。