目指せ1日1メリル (3)/ SIGMA DP1 Merrill - Sigma Photo Pro のレビュー

さて、今日は、RAW と JPG の話。それから、付属といっても、各自がダウンロードするわけですが、SIGAMA Photo Pro という、RAW 現像のアプリについて少し。あと、今日、曇ってたので、モノクロ祭りです。素の設定のモノクロームは、GR Digital のに傾向が似ていますね。

このひとりカメラ祭りですが、多分、まだまだ、続きます。ドMカメラか、ドSカメラか、Foveon病で、メリルラーというか、メリラーの明日はどっちだ!! いや、しかし、いいカメラですね。

現像ソフトは重いけど、結果は結構素敵だし、現像するとうれしくなる。

開封の儀式のエントリのときに、少し書いたのですが、Merrill もですし、昔から、シグマの愉快なデジカメは、RAW 現像してくださいねーというのが推奨環境なのでしょう。

実際、RAW 現像したものと、JPGとで全然魅力が違います。RAW のオート設定の現像結果と、JPGの結果でも、もうね、本当に全然違います。カメラのJPG作成能力が低いというか、センサーとレンズの設計が無茶ぶりなので、しょうがないでしょうね...。

センサーも珍しい Foveon で、何せ情報量がでかいです。画像1枚で、50MB ですからね... K10D のときは、20MB 弱だったんですが、その倍くらいあります。ちょっとカメラの内部処理では厳しそうですね。ただでもバッテリーげふんげふんみたいなところがありますので。

それで、計算機の力を借りてもっかい絵作りすると、本領発揮してきます。一応、JPG + RAW で保存する設定で使っていて、JPGはときどきずっこけるけど、そんなに悪くはないんです。ですが、RAW 現像が圧倒的に良いんですね。JPG は試食用とか試飲用のお試し用、RAWはたっぷりな本番用と言った感じ。

それから、ちょうどいい刻みでパラメータをひょいひょい変えると、かなり鮮やかに結果が変わります。気に入ったパラメータセットは保存しておけるので... って、これ当たり前な機能の気もするけど、まあ、便利です。

最後のはちょっと作例っぽいぞ... などと、自画自賛。カメラがいいんですけどね。カメラ。

同じモノクロでも、パラメータを変えると結構雰囲気がかわって、シャープネスとかコントラストとかで、かなり雰囲気が変わります。このカメラ、バッキバキに最新技術搭載された機種なのに、ちょっとレトロなものを撮りたくなるところがあったりします。

あと、質感に特徴のあるものを撮りたくなります。マットなものとか、てかってるものとか、錆びてるものとかも、なんか、試しに撮ってみたくなります。あと、雲がいい感じで撮れるかな。

上3つは、適当に雰囲気にあわせていろいろ変えたものです。かなり鮮やかに調子が変わるので、楽しいです。やっぱり、持ってる情報量が多いんでしょうね...

だもんで、重い...

ソフト自体の使いやすさですが、とても使いやすいかといわれたら、そうでもないけど、使いにくいかといわれたら、それもそうではなくて、だいたいわかるように出来ています。そこはよく出来てると思います。

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昔ちょっと使ってた Lightroom や、あと Store で触っただけですが Apple の Aperture は割と軽快さくさくで、楽しい思い出だけ何かあるんですが、そこまでの軽快さはないです。ですが、使っててストレス有るかっていったら、結果が楽しみだから、我慢できるんですよね。Lightroom が正式に対応してくれるなら、ちょっと購入を考えるかなレベル。

ただどのみち、処理が概ねハードだと思うので、それで単純に重いんだろうなと思います。うちは当然、Mac 版で、17inch の MacBook Pro 2.4GHz Core i7 メモリ16GB でプレクスターのSSD搭載してる訳で、ベルセルクのガッツさんみたいなことになってるマシンなのですが、それでもするするぬめぬめと動く訳ではなくて、処理中はわりかし待たされます。メモリが少なめとか SSDじゃなくてHDD だったら、結構辛いかな... これは...と思います。

あと、SDカード直刺しとかでいろいろやる場合は、SDカードは高品質な方がいいですし、あと、カメラで保存するときもその方が速いので、DP1 Merrill にせよ、DP2 Merrill にせよ、ちょっといいSDカードと、あと、高速なマシンはあるほうがよさそうですね。

なので、このカメラだけで楽しいかと言ったら、そこはまたそうでもなさそうなので、ちょっといいマシンはあった方がよいと思います。