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blur の 2009 hyde park の再結成ライブ ※ただしイケメンに限って損をしたこともあった代表がデーモン

この DVD のタイトルと、CDのタイトル
オール・ザ・ピープル(ブラー・ライヴ・アット・ハイド・パーク)

オール・ザ・ピープル(ブラー・ライヴ・アット・ハイド・パーク)

それぞれが秀逸な感じです。これ、私は、悪名高き、マルウェアもしくは、ARROWS X LTE F-05DのクソプリインアプリのTSUTAYA TV で、一部が見られて、キャンペーンのポイントで無料で見られたので、BBC編集のダイジェスト部分だけ見たんですが、この映像はいろいろヤバいです。

それで、ライブ自体はかなり良い出来で、あと、本当にオールザピーポーシンギングというか、ほぼ全曲、観客も大合唱だったりとか、そのあたりもすごいです。そして、それよりもスゴいことがある。

ブリットポップから10年、20年、そして素晴らしい日々じゃないけど

いつの間にか僕らも若いつもりが年を取っていて、この2009年の映像の blur は明らかに私たちの脳内映像の blur よりも年を取っていて、結構衝撃ではあった。
とくにデーモンとかはなんか、イケメンというか、シニカルポップハンサムというか、自身が元々賞味期限とかを知っていたし、自身の才能も知っていたし、やりたいことも知っていたし、周囲の想像よりはるかにねじけていたし、だけど、ポップでハンサムなルックスのせいで得もしたけど大損こいたというか、ちょっと不思議な存在なんですよね。一方で、oasis ときたら、もう少しわかりやすくて、ジャガイモみたいな顔でジャガイモみたいな声だけど味があってうまいけど派手じゃない兄ちゃんが作曲センスが抜群で、柄の悪い弟がイケメンでやんちゃでとんでもない声の持ち主で派手で、それがあわさったら、オレロックンロールスター!! って歌ってもかっこいいとか、もう同業他者からしたら絶望的だったわけで、なんか善悪のひっくりかえった彼岸がおもしろかったですね、あの頃。
さて、blurに戻るw 、コクソンはコクソンで腕が良くて、あとそれはそれで思惑がありそうで、まあバンドにありがちな衝突がない方がおかしい才能ふたりが居て、そういうバンドはだいたい面白いことになります。日本だとスーパーカーとか、そうだね。
それで、結局ブリットポップって何かって言ったら、私はそれは blur だと思っていて、ポップは死ぬもので、賞味期限が短い、本来。だけど、あまりにそれは長生きし過ぎたのかも知れないとか思わされてしまって、2009年の映像ではライブの出来や善し悪しとは別にメンバーがやっぱり、blur だから尚更年とった感じが衝撃ではありました。ポップと同時にいろいろひきずってるところがあるのも blur とか。で、イケメンと、尚更悩み深い感じ、それで、今や英国のおじさんみたいな感じで、さらに。

それから、もうひとつ衝撃だったのが、たとえば、若者はウッドストックを見て、おっさん乙と言い、フォークジャンボリーを見て、おっさん乙と言いだったわけだけど、再結成ライブとか夏フェスとかも、まあおっさん乙なわけで、私たちもそう言われる対象の方なんだんとかちらっと思ったりもします。

で、皮肉だけど、この再結成ライブがブリットポップの集大成みたいなところがあって、一方で oasis の方は解散したとかが、年表的にみた歴史では面白いの出来事なのではないでしょうかね。などと。
blur はオリジナルアルバムもそれぞれ面白いですが、ベストが面白いことになってて、

ミッドライフ:ビギナーズ・ガイド・トゥ・ブラー

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ザ・ベスト・オブ(限定盤)

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ミュージシャン側とアーティスト側から見た blur のそれぞれが、なんか集約されてて、面白いです。

ついでに、oasis 。逆に、oasis の方はと言うと、もう絶頂期がそのままベストで、次はもっと良くなるかと思っていたら、やっぱりあの頃が良かったって、べつにapple の話ではないですが、そういうところがあって、やっぱり oasis は、

ゼア・アンド・ゼン [DVD]

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What's the Story: Morning Glory

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ホワットエヴァー

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Definitely Maybe

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このあたり無双。たぶん、確実に。

では、良い合唱で、良い人生を。