あったらしくるえるはてなくしょん

id:kskmeuk あったらしく

おもしろときどき感涙な、ジャズピアニスト南博さんのエッセイが楽しく、そしてアルバムは素敵

白鍵と黒鍵の間に -ジャズピアニスト・エレジー銀座編- (小学館文庫)

白鍵と黒鍵の間に -ジャズピアニスト・エレジー銀座編- (小学館文庫)

ちょっと昔の昭和やバブルの頃の繁華街が好きな人には銀座編の方がおすすめなのですが...

鍵盤上のU.S.A.

鍵盤上のU.S.A.

こちらの、アメリカ行ってからのカルチャーショックの数々とか、文化の違いとか、ご本人含めて世の中いろいろな人がいるんだな...という点ではアメリカ行ってからのほうがおすすめです。私は、アメリカ編の方が好きです。
それから、こちらの本文中に言わずと知れた、Bill Evans Trio の Waltz for Debby評があって、それはどのレビューとかよりも素晴らしいのと、あと、Complete Village Vanguard Recordings 1961 の様子がなおさらよくわかる、Village Vanguard 訪問記などがあって、そちらも興味深い内容になってました。

いろいろなレッスンの様子とかも、面白いのですが、銀座編のさまざまな面白エピソードよりも、紆余曲折を経て、大好きなことをやっているという楽しさが面白くそして、ときどき感動的に伝わってくるエッセイ集なのでした。海外とくにアメリカが好きな人とかにもおすすめです。

エッセイもいいけど、もちろんアルバムも聴こう!!

The Girl Next Door

The Girl Next Door

Like Someone In Love

Like Someone In Love

菊地成孔さんとかと関連したりする仕事や、Go There!!など他の録音もいろいろ素晴らしいのですが、Trio で比較的スタンダードを録音した、上記アルバムが大好きです。