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北海道の冬の思い出 今週のお題「冬の楽しみ」

今週のお題は、「冬の楽しみ」です - はてなダイアリー日記 今週のお題「冬の楽しみ」
私はやっぱり、元々が道民なので、冬は雪が降った方が好きです。

だけれど、道民でも冬のアウトドア/インドア派がくっきり別れてて、冬なんだからスキーやスノボしないともったいない!! という人と、タダでも雪まみれでそこら中雪まみれで、しかも無事に帰ってこられるかどうかわからないのに、スキーやスノボなど行ってられるか!! うちでメガテンやるに決まってるだろが。という、二通りにわかれます。なので、体育とかでスキーとかやってるからあれだけど、道民でもあんまりスキーとかスノボしない人はわりといます。

なので、冬の思い出と言うと、わりとゲームやってたな... という感じですがもうひとつ。

もう食べられない祖母の煮魚

おいしい魚の目利きと食べ方―築地魚河岸仲卸直伝 (PHPビジュアル実用BOOKS)

おいしい魚の目利きと食べ方―築地魚河岸仲卸直伝 (PHPビジュアル実用BOOKS)

だいたいどこのおうちでも、こう、ばーちゃんとかは、レシピとかにいまいち出来ないような我流でだけど不思議とうまい料理をつくったりする人がいるわけですが、とくに煮物なんかはこう、どこの家庭でもそんな感じかなと。

で、そのばーちゃんが、メンメというかキンキ(キチジ) を煮るのがすごくうまくて、正直、味も濃いししょっぺぇんだけど、でも、キンキはわりと脂も強いし魚自体の味が濃いのでそれとあいまって、完成度が高かった。なんか本当に、濃いめの煮汁っていうか、みりんましまし、酒ましまし、砂糖まし、カラメってくらい濃いんだけど、不思議とうまかったのです。

ときどき、復元大作戦はやってみて、そこそこ出来るんだけど、ちゃんと見てて教わっておけばよかったなと思います。

二重の意味でキンキ(キチジ)が食べられなくなるかもしれない

上記のおいしい魚の目利きと食べ方―築地魚河岸仲卸直伝 (PHPビジュアル実用BOOKS)にもあるんだけど、実は魚好きな人の間では最近、資源としての魚がけっこうやばいというのが重要なトピックだったりします。

こう、江戸時代の合戦と近代戦争みたいな感じで、昔は刀で切り合ってたけど、いまはミサイルで焼き払えなごとく、漁船の装備がえらいことになってて、魚群探知機はあるわ一網打尽にできるは動力はあるわで、穫り過ぎになってしまうらしい。

で、穫りすぎると立派な魚になるまえのお魚も穫れちゃう、魚が穫れなくなる、さらに立派になるまえの魚も穫っちゃう、穫れなくなる、無理に穫る...以下、無限スパイラル..。さらに、立派な方が高く売れるんだけど、漁師さんにも生活があるから、穫れないなら穫れないで小さいのも穫らざるをえないと言った具合の悪循環まっさかりで、先日マグロとかで大騒ぎになったけど、他のお魚も種類によってはアラートが出てる状態らしい。

それで、こないだ行きつけの魚屋さんでも話題になったのだけど、最近はまあ日本海悪天候でしけてるのもあるけど、鯵とかサバとか鰯とか、本来お惣菜みたいな魚も最近いいのは高くなっちゃってるし、サバのとくにマサバとか最近はちょっとあんまり良く無いのに高くなってて我慢しないといけないのかもね。と話したりもしたんです。

そしたら、なおさらタイムリーで上記の本にあるし、本に転載もあるhttp://abchan.job.affrc.go.jp/digests22/index.htmlなんだけど、キンキとか一部の魚は気をつけないといけない水準らしい。で、市場でも確かにマメみたいなのばっかりで、確かにヤバいかもと思った。

こうキンメとかキンキとかは、赤くてでーんと迫力があって、味もみためもどっしりしてて欲しいんだけど、ちゃんちゃこりんなマメキンキまで築地にもってきちゃってるとかは、確かにちょっと、考えさせられたりします。

まとめ

というわけで、冬の思い出から、なぜかばーちゃんの煮魚の話をしたりと、話がとびましたが、やっぱりおいしいものを食べるのはよい思い出で、よい思い出のためにも、旬とかを考えたり、自然とか思い通りに行かないことを楽しんだり、計画通りにものごとをすすめるのだけが必ずしも良い事を考えたりする、それこそが良い冬の思い出かも知れません。