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人間マルチタスクの地獄のミサワ感と効率

いやー、実質ここまで、マルチタスクでたくさんの仕事こなせてるっぽいのは、俺ぐらいー?

ってな具合に、ミサワ感がこみあげるのですが、同時にたくさんのことをマルチタスクっぽくこなしてる時って、仕事をしてるような満足感がやたらあるわりには、よく見てみるとぜんぜんこなせてないってこと、よくあると思います。すくなくとも私はあります。まあ私だけだったどうしようw
まあその、やってることややる気の切替コストって結構大きいですよね。 だから、やらないといけない事をなるべく並行並列にしないで、割り込みもなくした方が効率がよいのは絶対に本当だと思います。

それから、オーバーヘッドというか余計な事を減らすのもすごい大事だなと。

あとは、やりたい事をやるっていうのと、飽きたら気分を切り替えるって言うのは別なところでまた正しいんですけれど、どうもこのマルチタスクのやってる感のブーストされっぷりと、以外と出来てるようで出来てない感はすごいなと思います。

たとえばのたとえ話で、大きな会社の働き方と小さな会社の働き方を比べたときに、多分こんな感じで優劣がつくんだと思うんですよ。シングルタスクかマルチタスクか、あとオーバーヘッドの有無で。

  1. オーバーヘッド(少)のシングルタスク(ベンチャーの良いとき, 大企業のとても良い姿)
  2. オーバーヘッド(多)のシングルタスク(大企業の普通の姿)
  3. オーバーヘッド(少)のマルチタスク(ベンチャーの良くないとき)
  4. オーバーヘッド(多のマルチタスク(大企業の良く無い姿)

こんな感じ。オーバーヘッドは少ない方がいいんだけど、実はマルチでなにかやってる感ってもっと悪いんじゃないかという印象。
4はともかく、1,2,3 の関係が重要かなと。

大企業の場合は稟議だ承認だ根回しだなんだの手間やらなんやらがどおしても多めになるので、オーバーヘッドはたぶん大きな会社の方がでかいんですよ。でも、小さい会社だと、そこはわりとすっと進む。なので、小さいところで集中しやすい環境があると、成果は出やすいし、IT関係の事なんかだと勝負になりやすいんだとおもうのです。

だけれど、ベンチャーって、軌道にのってきたときに間違うと、複数タスクの同時処理が走りがちになるっぽい。そうすると、1=>3 になって。2に負けるんでしょうね。たぶん。なんとなくこういう関係になるものって他にもありそうだけど。

昔、やる気についてはなんとなくわかってきてそれはある程度やりようがあると思うのだけど、マルチタスクのまやかしって結構怖いとおもう今日この頃なのでした。

その、つまり、マルチタスクで物事こなせるひとは羨ましいです。はい。

あとは、すごい大成功を遂げた人とかが、シンプルに、自分ができる事をただ少しずつでもやり続けてただけとかってたくさんあるのですが、なんかそういう感じがわかってきた今日この頃。

おもしろいからつづいてるじゃなくて、つづいてるからおもしろいとか、そういうものってたくさんあるし。