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北村薫が直木賞ってちょっと驚いた。

終風先生のエントリで、直木賞受賞作家を知ったとか、私はいったいどれだけはてなーなんだろw とか。

さて、北村薫直木賞受賞と知って驚いたのだけど、この人の作品のなかではスキップとターンは結構面白かった想い出があったりします。北村薫さんも超天才!! っていう感じではなくて、丁寧に仕事をする感じの方でしょうかね.. どちらかというと。

で、その北村さんが、時と人だかをテーマに書いた三部作がスキップ、ターン、リセット。

スキップ

スキップ (新潮文庫)

スキップ (新潮文庫)

たしか、これと次にあげるターンとが母のわりかしお気に入りで、高校生か大学生時代のときに、たまにはこういうのを読むのも面白いだろうから読んでみたら? ということで、渡された本だった...と思う。スキップとターンの2冊はうちにあったんだよね。
んで、この高校生か大学生時代のときに、この本を読めたのはラッキーだったわけです。読めばわかると思う。で、この本は2度笑うんですよね... もうしばらくたったら、再読せずにはおられない気がするわけです。

ターン

ターン (新潮文庫)

ターン (新潮文庫)

スキップの方が今考えればすごいと思うんだけど、当初はターンの方がすごいアイデアの本だったとちょいと思いました。まあその、きれいなおねえさんが好きだったとかは、関係がなくて、まったく関係がなくてw。積み重なる時間が足りなかった分だけ、スキップの方が迫力を帯びて来て、まだ重なる時間が短かったり、後に詰む時間がまだまだあったら、たぶんターンしてるようなこの本の方が印象に残ると思うよ。この本さ、読んだのにループとよく名前をまちがったりしてたのは、今となってはご愛嬌。

リセット

リセット (新潮文庫)

リセット (新潮文庫)

3部作の3番目っていうのは、まあね、そのね...。上記2冊に期待をこめて待っていたら、なかなか出なくて、マチクタビレターってなってたら、やっとでたんだけど、3部作の3番目な出来で母がリセットしたいとか言って、前の作品を読み返したりしてました。というか、でも、それって、単純に母の好みの問題なのではないかと思うw。クオリティというよりは...w 道産子に「芦屋」って言われても困るとかってどんだけだww

スキップターンリセットの関係はちょっとゴッドファーザー1,2,3 に似てるような、似てないような...w でも、リセットも悪い作品ではないと思います。

時の最果て

クロノ・トリガー*1とか時かけ*2とか、ミヒャエル・エンデのモモ*3って、やっぱり時間とか人のこととかを考えたときに強烈な傑作。何度でもみたいし、なんどでもクリアしたい。
その一方で、それとはちょっとちがう切り口で、時と人の、なんかいろいろひきずっちゃう方の "人" の方へのフォーカスのあて方とかが秀逸で、今日も明日も強く生きて行こうと思うけど、朝から市場でご飯食べながらビールとか飲みたい。

*1:みどりのゆめのエピソードとか震える

*2:ジブリでもオタクむきでもない名作アニメだと思う!! これもすごい!! 見に行った次の日に同じ映画を見に行くなんて..

*3:あのオレンジ色がわすれられない