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中島義道の ひとを<嫌う>ということ も読んだ。

ひとを“嫌う”ということ

ひとを“嫌う”ということ

これを読みました。

他にもタイトルが面白いです。中島義道の本の検索結果一覧とか、タイトルだけだと、VIPPERの「あれ、俺がいる...」って感じがしないでもないですね..。

で、この本書いてあるのは、基本的にはただひとつ。

嫌いなもんはしょうがない。

に尽きるんだ(笑)。
ただ、そこからがすごくって

  1. 嫌いをごまかさないで向き合う
  2. 何かを嫌いになってもしょうがない
  3. 嫌いな者同士は嫌い合って生きればいい。

と、苦かったり、辛かったり酸っぱかったりするものでも、使いようによっては、人生豊かになりますよ。と、面白いすすめでした。

きっかけは友人が貸してくれた哲学の教科書

哲学の教科書―思索のダンディズムを磨く

哲学の教科書―思索のダンディズムを磨く

こちらも教科書ってタイトルですが、むしろ読み物として面白いです。
この本でひとつは、大学とかの愚痴みたいなのをめちゃくちゃ書いていて、それが面白かったというのがひとつ。

もうひとつは、そんななかで「どうしていつも今なのか」とか、「過去はどこへいったのか」といった妙に人間的でかつ哲学的な気になる言葉が油断すると飛んでくるところが面白い本です。