踊る大はてブトルネード
タイトルはせっかくなので、ホッテントリメーカーより頂きました。
はてブトルネードwww - 「読書進化論 人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか。」 / 勝間和代 小学館101新書 001 - くるえるはてなくしょん より、
yrgnah_yats book はてぶトルネード?/ id:kskmeuk はてブってそんなに影響力あるんですか!はてなダイアリーで本を紹介すると他のblogで紹介するよりよく売れると聞きますけど。
はてなブックマーク - はてブトルネードwww - 「読書進化論 人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか。」 / 勝間和代 小学館101新書 001 - くるえるはてなくしょん
id:yrgnah_yatsさん、ありがとうございます。長くなってしまうのでレスをエントリにしました...。せっかくなので思うところを書いてみます。
私見ですが、はてブは一部の層に強烈で破壊的な影響力があると考えています。けれども、その一方で、はてなダイアリーで本を紹介しても、他のblogより本がよく売れるかというと、そこまでではない...と思っています。私も残念ながら今のところは著書がないですし...w, はてな経由でアフィリエイト成果が出ているかというと、これもまあ、そうでもないみたいです(苦笑)
発生したはてブトルネードがAmazonで猛威を振るう
はてブトルネードの件について、もう少し補足してみます。
まず、勝間さんの、読書進化論(pp. 46-47)より、ちょっと引用します。
読書進化論?人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか? (小学館101新書)
- 作者: 勝間和代
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/10/01
- メディア: 新書
- 購入: 10人 クリック: 79回
- この商品を含むブログ (222件) を見る
そのブックマークをする人が一気に100人とか200人に増えると、はてなブックマークのトップページに出てきます。これをホットエントリーといいます。みんながこの記事を気に入っているよ、と。そうすると、みんなが、「この記事何?」と見に行く。で、「この記事おもしろいじゃない」とブックマークする、という繰り返しになるのです。
この書評を読んだ一部の「はてなマニア」の人たちが、一斉に本を買ってくれました。
..(中略)..
そのような「はてブ」の爆発(はてブトルネード)で、アマゾンランキングが一気に1位になっていったのです。
と、タイミングがあえば、Amazonのランキングに影響を与える程度の影響力があるみたいです。そして、Amazonのランキングによる二次災害が発生したりと...。羨ましいですねw。もっとも、Amazon のランキングは瞬間最大風速的で、24時間以内に300-500人くらいの人が一斉に買ってくれると、ランキングが1桁台くらいにはなるようですね。
勝間さんの本に限らず、 404 Blog Not Foundや、分裂勘違い君劇場 by ふろむだ *1 あたりで発生したはてブトルネードが、Amazon で猛威を振るうことは、ちらほらある様子ですね。
はてブが普通のブログに与える影響をアクセス数で考える
今までは、はてブトルネードがAmazonで猛威を振るう例でしたが、ついで、一般の民家のような、うちのブログに与えた影響についてもせっかくなのでご紹介。ホッテントリが発動するとざっとアクセスが3倍になります。規模にもよりますけどね..
以前、はてなカウンターを公開しちゃおうぜ運動があったときから、減るもんじゃないし、誰かの参考になるかもと、私も公開しています。はてなカウンター サービス終了のお知らせ にて、ご覧頂けます。ここは私が好き放題書くし、あまり勉強になるようなこともないし、微妙なネタも多いのですが、最近は200-300PV / 日 くらいで、ちょっと嬉しいです。ありがたいことです。
今、まさに、PVの多いブロガーさんが口を揃えて、好きな事を書いていて楽しかったと語る、 200〜300 アクセスくらいを謳歌している感じですねw。確かに楽しいですね。。。
ホッテントリに入ったらニュータイプになった。
わたしはのんびりとだるだる遊んでたのですが、2月に課外授業 ようこそ先輩 為末大の回が気がふれるほどよくてスリッパで走った。 - くるえるはてなくしょん このエントリを書いたら、ぬるぬるっと人気エントリーに入って、そこで何かが3倍になりましたw。*2
4-5月はちょっと一休みがあって、夏はまたはてなーに楽しんでもらえたネタを書けたりしたので、夏のホッテントリがまた、影響が大きかったです。
それから、私の場合は、北の大地の物欲 id:hejihogu 師匠のおかげも結構大きかったり、後は言及する事の抵抗がなくなったのも大きいのかな...。
2008年のアクセス はこちらより、どうぞ。
月に1万アクセス行くか行かないかくらいのところが、何と言うか、身の丈にあっていていい感じかな... とかは少し思っています。悪目立ちしてもしょうがないし...。無理にネタをひねりだして、きまった長さで書くとなると、「まぐれ」のタレブでもつらいんだから。
規模として4大ドーム公演は大物にまかせておいていいので、音好きや物好き、その筋が集うライブハウスや寄席みたいな大きさのハコで、気楽にやってます。
なので、普通に書いてて、いい感じで注目が集まると、やっぱり嬉しいですね。あと、私はよくも悪くもカウンターのボクサーというか、リアクションサッカーしか出来ないというか、そういうところがどうしてもあるかな。楽しいエントリには、ときどきもにょもにょっと絡ませてもらったり、id:コールしたりします。
Livedoor Reader は ファンクラブ
それから、私がすごいなと思うのは、コンスタントに書き続けられる人。しかも、それが、あるテーマに即してずーっと書いてるとかは、もっとすごいと思います。もっともバラエティに富んでるのも、それはそれでひとつのテーマとなってますが..。 一定のファンがいて方向性が定まるというか、方向性が定まっているからファンがつくというか...、そういう相乗効果の側面はあると思います。
そういうすごい人はやっぱり、Livedoor Reader (や、その他のRSSリーダ)に登録されるわけです。Livedoor Reader に登録してあると、こんどはついつい見てもらえるほうに入るので、底があがる感じがありますね。
Livedoor Reader の購読者数って、その人の総合力的な何かが、ぶくま数よりも反映されている気はちょっとします。
もっとも、Livedoor Reader 登録のきっかけがホットエントリーだったりするので、やっぱりブログランキングサイト [TopHatenar] のグラフ化はセンスがあるなーと思います..。
ちなみに、昔はアクセスがありませんでした。
自分ちのサーバ時代〜はてなダイアリーへ
昔は私もご多分に漏れず、自分ちでサーバを立てた上でブログをたてたりしていましたが*3、その頃はまさしく、月に10件のアクセスとかがざらでした。ただ、ずーっと書いていくと、タイミングとキーワードの組み合わせに寄ってはGoogle の検索結果トップになったりして、面白かったりはしました。
あのときは、チャットモンチーのサラバ青春が流れるリクルートのCMが実に良くて、そのことを書いたんです。当時、チャットモンチーはそこまでの知名度ではまだなくて、しかも "チャットモンチー リクルート"の組み合わせの検索って、そうとうレアでしかも情報もなかったのです。
あるときは、友人に「ぐぐったら、お前のブログでフイタww」とか、そんなこともありましたw。
でも、大手のブログサービスを使ってる知人なんかと比べたらアクセスが伸びる感じではなかったですね。楽しくて書いていた傾向が強かったですし。
そのころ、はてなはその自宅サーバのログを書き出しておいてあっただけなのですが、少しずつ併用になっていて、書き続けているとはてなはキーワードやasinのつながりがあったり、おとなり日記なんかもあって、書いていると日に10-30件くらいはアクセスがあったりしました。
そんなことを考えると、いま、いろんなことをちらほら見ていただけるのはけっこうありがたいです。
おまけ 〜 はてなで本を紹介してもよくは売れないと思います(笑)
はてブ効果は大きいですが...。これもあくまで私の場合ですが... わりとはてなはいろいろな人に見てもらいやすいという事はありますが、あんまりアフィリエイト報酬はえられませんww。
はてなは asin 記法で、
- 作者: 近藤淳也
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2006/02/13
- メディア: 単行本
- 購入: 62人 クリック: 1,985回
- この商品を含むブログ (1100件) を見る
ところが、Amazon本体へのリンクがちょっと遠いので、はてなで紹介するときは、リンク表示はG-Tools ブログとAmazon(アマゾン) アソシエイトでアフィリエイトを参考にしたりして、工夫した方がいいと思われます...。*4
まとめ
長くなってしまいましたが、はてブの影響力はかなり強いです。リニューアル後にお気に入り機能が拡充されたので、それがどうなるかは気になるところです。あと速度の改善がどこまで進むかも期待が大きいですね。*5
おまけ
またid:secondlifeが「ちょっとやりたいことがあるんですけど」って言い始めて、作って。
id:jkondoが聞く、はてなブックマークリニューアルの舞台裏
この、id:secondlife さんのかっこよさはガチ...
それから、はてなは、ちゃんと使ってみると、
- やらないよりはやってみる
- お客さんでいるよりは参加してみる
- ひとに迷惑をかけない範囲で、ひとも自分も楽しむ
っていうスタンスを是とするイメージがあって、これはすごく好きです。*6 あと、はてなは、ワコムのペンタブとか、ノベルティグッズとか抽選でくれたりするのでそういうところも大好きです(笑)。
長くなってしまいました...orz。