あったらしくるえるはてなくしょん

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おい、お前らって小学生のときに何育ててましたか?

うちの前に誰が植えたか朝顔が植えられていて、今朝は花が咲いていました。
それで、相方と小学校のときに、観察日記をつけたりしたような植物の話になった。朝顔はメジャーっぽいよね。で、自分の場合。ちなみに私は北海道の小学校でした。

小学1年生 朝顔

小学1年生のときはあさがお。これはポピュラーかしら。朝顔はぐるぐるねじれたり、朝だけ花が咲いたり、特徴がおおくて楽しい。花もきれいだし、わりとちゃんと育つので、観察してても面白い。かなりの高確率で種がとれるところまでいくし、夢と希望にあふれる小学1年生にとっては、実にすてきな植物だよな..と、今朝思った。あの頃は1年生になったら友達100人できるかなと思っていたけれど、今20年以上たった今も、いまもって電話帳のメモリ件数は(自主規制)

小学2年生 ひまわり

小学2年生のときはひまわり。ひまわりは夏の花。ひまわりもけっこうちゃんと育つし、にょきにょき伸びて楽しい。あとは種もたくさんとれるし、食べられるし、ひまわりも面白かった。あの頃は自分もひまわりのようにまっすぐ伸びていくかと思っていたけれど、今20年以上たったいまも屈折しまくっています。ひまわりのほうは今もきれいです。

小学3年生 へちま

小学3年生のときはへちま。へちまはおっきい実がなるし、化粧水の材料にもなる。なんか、今までとちがって小学3年にもなると、実用的。けれども、へちまはハイリスクハイリターン。へちまはいがいと育つのが大変で、実がなるチャンスがありそうなのはクラスにひとりだった。その果実を手に入れられるのは学年にひとりということで、化粧水の話とともに大人の世界をかいま見せてくれた。こどもにこそ子供だましや子供向けは通じず、むしろ大人向けの現実を思い知っていい勉強だった。ちなみに私は、そのクラスのひとりのわりとちゃんと育った一人だったのだけど、花が咲く所まではいけなかった。学年にひとり緑の親指をもっていた、オノデラくんだけがその実を結ぶところまでいけたのだった。
あの頃から、そんな、大人の世界の植物、へちまの結実のほかにもいろいろと夢を馳せていたけれど、いまだに私の人生も夢ばかりで実がありません。嘘だけど。

小学4年生 じゃがいも

小学4年生のときはじゃがいも。やっぱり、高学年の仲間入りをしてしまったからには夢見てばかりもいられない。チャレンジだけが人生じゃない、むしろローリスクハイリターンがあるならば、それをとるべきだ。それがじゃがいも。じゃがいももかなりちゃんと育つ。しかも痩せた土地でもそだつ。畑に植えるわくわく感もあるし、花もけっこうかわいい。何より、収穫がある。そのあと、授業中にいもをにて、じゃがバタにしてみんなで食べた。授業中に食べちゃってるよなヒャッホウ感とか、収穫して食べた喜びであるとかはいまも何となく覚えている。北海道のじゃがバターだからなおさら美味しかったのかもしれない。
やっぱり、夢ばかり見てチャレンジしているだけなのはまだまだ少年。大人なんだから食ってく事の大事さを、食える事のありがたさを身にしみて実感するのもすばらしいことでした。あの頃はそんな風にいも食ってもうまかった。いまも北海道でいもくったらうまいよと思い、北海道でじゃがいもとか、とうきび食いたいなと思う程度に、『おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。