巷では、Astell&Kern の AKシリーズが耳目を集めがちですが、Lotoo PAW とか Cowon Plenue の方が好きです。PAW 5000 と Plenue 1 を持っていて、AK70 より好きです。

あと、Walkman はいつ、WM-Port をやめるんだ。

さて、3箇所くらいだけリミッターを外してる場所で、ストレス解消のためだけに買い物をしても良いポイントとして、音楽再生とかできる機器については青天井(天井がないとは言っていない)にしているところがあって、面白そうだったりしたら、セールだったら買ってもいい時もある場合がある。くらいで生きています。それで、いろいろこっそり、勢いで買ってみては爆死していて、AK70 は良さそうで一瞬よいかもと思ったけど徐々に微妙で、その後、Lotoo PAW 5000 は好印象で、Cowon Plenue 1 こと P1 はびっくりしました。

まず Lotoo PAW 5000

どこからどうみても非モテプレイヤー...。
ですが、前にも書いたのですが、これが結構気に入っています。私これ、aloaudio のセールで、Rx と Orion とのバンドルで買ったとかでしたけど、良いものですよ。1年くらい楽しく使っていて、いまも普通に動いています。

こちらは、micro SDXC カードの読み込みが爆速で、起動が爆速です。3.5mm フォンアウトと、3.5mm ラインアウトが別で、2.5mm バランス出力もついています。ラインのみのヘッドホンアンプとかあるとベストマッチです。

その代わり、今時、タッチパネルが付いていませんし、液晶とか今の時代にこれ...くらいの解像度という破壊力です。感覚としては、iPod Classic といわれるホイール型の iPod 使ってる操作感にちかいです。
見た目にはなにこれってなるのですが、レスポンスも爆速で、それで、「タッチパネルが付いてないから操作性が悪い」とかいわれると、そこまで操作性悪くもなくて、残念タッチパッド機種より、ずっと操作性良いです。あと、雑に扱ってもなんか大丈夫そうで、良いです。あと、本体小さいのも良いです。

音質は、良くも悪くも無個性です。悪い音質ではないですし、動作が堅牢です。あと、iPhone や android はボリューム調整とかが手強いですが、細かく調整できます。本体のみの駆動力だとあまり抵抗大きいときつそうですが、普通のポータブルのイヤホンやヘッドホンならとくに平気です。

ただ、あんまり曲がたくさんはいってると、くるくるくるくるくるする必要があり大変です。A-Z くらいのフォルダで区切って入れておいて、くらいがちょうど良いかなと思います。私は iTunes で取り込んでた曲一式をアーティストのフォルダ別でどかっと micro SD に入れていますが、ちょっと縦に長いので。

Cowon の Plenue 1 こと P1 は驚きで

年末になると、ついつい聞いてしまうことがある曲。
私は自己責任上等で、もともと13万円くらいだったのが、本国アマゾンで投げ売りしてた(その時 $399 だった)で買いました。今現在、在庫あって、ちょいちょい補給されておりますが、次どうなるかはわかりません。保証がある方が良い人は、Cowon Japan Outlet とか、あとは、ヨドバシでもよいかもしれません。

これが、3年前くらいに発売で、3年前は13万円くらいだったんですけど、今はその半額程度くらいで買えます。これが6万円ならちょっと考えますが、5万円くらいで買えるだとちょっと破格だと思います。
こちらも独自のOSらしく、設定や画面のUI とかはちょっと時代を感じるし、少し操作に癖もあるのですが、結構古いマシンにしては、操作レスポンスが良いです。まあ、私の 17インチのMacBook Pro ももうだいぶ長いことつかっているので、それに比べれば新しい。
ただ、さすがに少し古いので、ファイル転送なんかがちょっと遅いです。あと、充電時間が長い。それから、充電ケーブルと micro SD さすところがキャップありでださいですし、3.5mm フォンアウト一本勝負で、バランスとかありませんし、ネットワーク機能とか bluetooth 機能もありません。

...それでいて、内蔵ストレージが128GB、あと搭載されているチップとかの部品が、最近 ESS や旭化成の DAC が多いんですが、そこがバーブラウンとか、あと、音質調整がやたらもりもりです。音質調整の話は【BARKS編集部レビュー】COWON PLENUE 1は「マニアの救世主」なのかも | BARKS に詳しいです。
後継機を買えばもう少しいろいろついてきますが、値段がそれなりに高いし、P1 はディールだぜ感があります。有識者によると、Cowon の中でも、P1, P2, PS のスリートップは音質がちょっとそれ以下と何かが一味違うということで、思い切って P1 買ってみたのですが、これが私の中では良い方の驚きでした。すごく良かったです。

これ、ちょっと古いタイプの感じはあるのですが、いかにもな高級オーディオっぽい音がします... というのが第一印象です。東京だと、秋葉原とか御茶ノ水とか、札幌だと CAVIN 大阪屋とかになるのですが、高級オーディオのお店があって、そういうところで、高級スピーカーとか高級機材で、デモ再生とかしてたりするんですが、そういうところで流れてそうな音がしますです。
ちょっと頭がおかしくなってくると、「生演奏は音が悪い」とか、「生演奏よりジャズ喫茶の音が良い」とかそういうのがあるのですが、そういう良い音感があります。

これが、生演奏のよさとはちょっと違って、機材のなかに頭つっこんで聴いてるような音ですけど、聞いていたい音が出ます。本当に驚きました。
COWON の PLENUE 上位機種で、おいしい音がするとか、音が滑らかだとか、美音だとかいう、定評があるのですが、まさしくで、それはそれとしていろんな音が聞こえる感じや、ドライブ感や疾走感やテンションもあり、メロディアスな感じもあります。エッジが立った感じやアタックが少し穏やかなので、アタックが強くないとだめな曲とかがちょっとだけ不向きですが、だいたいどんなジャンルでも OK で、とても良いです。あと録音によっては、ボーカルが後ろ引っ込んだ感じになりますかね。

それから、Plenue らしい音というのが支配的にあるのですが、イヤホンやヘッドホンの個性とかはそれはそれで出してくる印象もあり、とっかえひっかえが楽しいタイプにはそれが面白いので、良いバーゲンだった感じです。Mojo は Mojo で Mojo らしく Mojo が支配的で、イヤホンやヘッドホンより、Mojo 感が先に立つようなところがあるのです。ですが、Plenue の音がしつつ Grado !! とかやると、最高に最高を重ねたら最高にただの変態なのでやめましょう。