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ジャン=エフラム・バヴゼ( Jean-Efflam Bavouzet ) の Debussy が、Apple Music や Google Music でも聴けてこれは確かに良いですね...

Complete Works for Piano Collector's Edition

Complete Works for Piano Collector's Edition

あと、サブスクリプションの方では聴けないのですが、ラヴェルのComplete Piano Worksもとても評判が良いですね。
私はSandal先生のいくつかの記事で知りました。いつも拝見しています。ありがとうございます。Afro Blue / Harold Mabern も良いですね。

さて、バヴゼ氏については、久しぶりに聴くジャン=エフラム・バヴゼの演奏に追憶の感情が湧く が参考になると思われますし、いくつかはYouTubeでも聴けます。フランス出身のピアニストで、フランス物は確かに素晴らしく、全体的にフランスのピアニスト感がありまして、華やかというか風のようというか、天性というか、フィーリングというか、もちろん研究はされていると思うのですが、どこか理屈っぽく無く見えるというか、勘で弾いてるようなところもあるというか、そういうのがあります。私はあまり若く無いので、ラヴェルやドビュッシーだとフランソワの時々天才で、時々雑でだいたい勘で弾いてるイメージみたいなとこがフランス関連だとちょっとあります。

あと、ドビュッシーですが、前奏曲集だとミケランジェリ・プレイズ・グリーグ & ドビュッシーとかがよくグラモフォンのスタジオ盤( ドビュッシー:前奏曲集 第1巻、映像第1集、第2集 )も引き合いにだされますが、私はライブのこれが大好きで、なにこれ完璧超人にして神々しくて吐きそうなくらいの超絶銀河系遺産ギャラクティカレガシーで全員聴かずに死ぬとか人生それで良いのですかというか、なにこれ幸せ最高ありがとうマジで!!!みたいなそういう完全に聞かないといけない代物なので、それは聞いた方が良いのですが、絶対に良いのですが、というか聞かずに死ねるかとかそういうのなんですけど、それはそれとして、完全にレジェンドとして、バヴゼ氏のドビュッシーはいろいろモダンで工夫もあり趣向が凝らされていてそれでいてフィーリング大事みたいなところもあり、いろいろ楽しいです。
個人の感想ですけど、4個ぐらいあなたが神かみたいなのあげたら月並みですけど、グールドのバッハのあれと、ポリーニショパンのあれと、リパッティのあれとこれだと思います。他にも素晴らしいのたくさんありますけどね。本当にたくさんありますけどね。

そうそう、完全に個人の印象ですが、のだめカンタービレののだめとかフランス感がありますよね。だからフランスに留学したみたいな設定好きです。

脱線。さて、それで、バヴゼ氏のドビュッシーですが、これが基本的に全体的に素晴らしいというのがすごいです。月並みですがモダンで洒脱でそういうのもあるのかなんですけど、センスがあってそういうのもあるのかみたいなのがありますし、それでいてしっかりしています。プラティニもすごいけどジダンもすごいぞ!!(謎) みたいな凄さというか、モダンでおしゃれで面白くて、ほんとそういうのもあるのかみたいなのが随所にあり、それでいて華麗で、全面的に良いというのがあります。確固たる技術があってトラップとかダイレとか上手だけど、ルーレットとかもやりますみたいな。

そんなん結局好みだろうが!!みたいなのはあると思いますけど、確かにあるのですけど、例えばフランソワ先生だと、好き嫌いもあるけど割と世間的な良し悪しがはっきりしてて、評判の演奏は確かにデタラメに素晴らしくてそうでないのはそれなりに...みたいなんですけど、バヴゼ氏のドビュッシーは昔の棋士と今の棋士の違いというか差回しやバリエーションや研究がいろいろあるというか、その上にしっかりと成り立っていて、それでいて個性的でもあるという、楽しい演奏なので、Apple Music とか Google Music とかお使いの方は聞いてみてくださいね。

Ravel も気になりますし、買おうかな...