K-1 と FA 43mm で試しに撮ってみました。
まさかの唐突な K-1 とのめぐりあい宇宙で、どうも PENTAX のカメラにはご縁があるようで - くるえるはてなくしょん ということで、うっかり唐突にメーカー在庫切れだったはずの K-1 を購入することができてしまったので使ってみました。カメラとレンズは良いのですが、腕が悪くてすみません。ちょっと持病とかもあるもので。Amazon でも、PENTAX K-1 の在庫は戻ったりなくなったりしていますね...。
デビュー戦はなんとなく、FA 43mm で
PENTAX リミテッドレンズ 標準~中望遠単焦点レンズ FA43mmF1.9 Limited シルバー Kマウント フルサイズ・APS-Cサイズ 20170
- 出版社/メーカー: ペンタックス
- メディア: Camera
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どのレンズで最初に撮ろうかなーと考えた結果、なんとなく、FA 43mm にしてみました。APS-C の K-3 や K-01 を使ってた時に、FA 28mm くらいの画角がちょっと好きだったので、換算の都合フルサイズで同じように使う場合は FA 43mm で試しに。それで、先に結論ですが、FA Limited レンズ持っている人は、K-1 買っても損しないというか、楽しいと思います。FA レンズの 35mm とか 50mm とか持っている方は K-1 を購入しても楽しいですが、FA Limited をお持ちの方は買ったら良いと思います。まあみなさん時間の問題だとは思います。
言わずと知れた FA 43mm ですが、
- FA Limited の 31mm と 77mm の陰に隠れてる感じは少しある
- Limited レンズなだけあって、素敵な質感
- 最近の 40mm くらいのコンパクトなレンズに負けず劣らずなコンパクトさ
- 残念ながらデジタルとの相性がとても良いというわけではない
- APS-C サイズだと妙に使いにくかったけど、フルサイズだと妙になんか楽しい
この辺りは、先に伺ったイベントで、中の人もおっしゃってたそのままな感じではあります。
K-1 と組み合わせて使うと、ファインダーを見てるのがとても楽しいレンズです。
K-1 の特徴ですが、なにがよいって使っててとても楽しい
K-1 の光学ファインダーについては何も言うことがないと思います。大きくて明るくて見やすいです。素晴らしいです。良いレンズが欲しくなるファインダーです。ファインダーの見え方は本当に良いですね。最近、EVF もよくなってきましたが、やっぱりこっちがいいかなーと思わせてくれるありがたいクオリティです。フォーカスやインジケータについては透過液晶が挟まる感じになって、AF の表示なんかがリッチになりました。とはいえ他社とかだともう普通に使われている方式だとは思います。フルサイズについても他社はもう出てましたしね。とはいえよそはよそ、うちはうちです。光学ファインダーの見え方は本当によいです。ファインダーってやっぱりエッセンシャルなのだと思います。小さい子供にカメラわたしてもやっぱりファインダー覗こうとしますしね。
あとは、K-1 のフィーリングの良いところですが、シャッター音がシュッとした感じで静かで早くなり、同時にシャッターのショックがすごく軽減されました。これまた、素晴らしいと思います。フルサイズなんだから、ミラーとかは大きくなってるはずなのですけど、シャッターのところはかなり上質な印象で、そこも良いですね。
さすがにちょっと重いとかかさばるとかはあるのですが、フルサイズにしてはそこそこコンパクトです。大きいというよりも他のフルサイズ機とくらべると立方体ぽいバランスというか、厚みがあるんですけどうまいことサイズを大きく感じさせない印象はあります。とはいえフルサイズ機らしい重さはありますし、APS-C 機よりはさすがに大きいです。でもうまいこと端末サイズおさめた感じはあります。私が持ってる他のカメラとのサイズ比較とかはまた後日にでも。
他には AF 周りはだいぶよくなりましたが、キヤノンやニコンの強いモデルにはちょっと負けると思います。ただ、PENTAX のカメラとしては相当に AF 速くて鳥も撮れそうかなと思います。FA Limited とかでかなり AF がんばってくれるので、それがまた楽しいですよ。ただ、一回フォーカスが何やってもあわなくなって、それだけ謎でしたが、あれはなんだったんだろう...。という事件がひとつありました。
K-1 の良いところは、
- ファインダーがとても見やすい
- フルサイズにしてはサイズがそこそこコンパクト
- レンズ資産をお持ちの場合、二度笑うみたいになる。とくに FA Limited は本当の力を見せてやるみたいになります。
ちょっとだけ他に負けてるところは、
- AF 性能がちょっと弱い。個人の感想ですが、キヤノンやニコンのトップモデルの AF が100点満点だとしたら、K-1 は 7-80点くらいかなと。ミラーレスの X-T10 は 5-60点、SIGMA の Merrill は 30点くらいだと思います。あくまで AF だけの話で、X-T10 も Merrill も良いカメラですからね。
といったところでしょうか。
SONY の α7 系列に抜かれましたが、PENTAX もフルサイズになったのでオールドレンズで楽しむというのも可能になりました。α と K ですが...、なんとなく数学や科学で見かけそうなイニシャルですね、と脱線。えっと、この両者はフルサイズで、ボディ内手振れ補正( α7無印とかは非搭載など)ついていて、オールドレンズでも楽しめます。カメラの薄さを重視するなら SONY で、ファインダー楽しいなしたければ PENTAX が良いと思います。
43mm とか本気出す。おそらく 31mm も 77mm もやっぱりフルサイズで本気出す
だてに変な数字を誇ってなかったというか、それだけの理由があったんだなと思います。FA 43mm のフルサイズで見える景色はとても楽しいです。人の視野に近い見え方のレンズで、楽しいです。よく言われるレンズの標準が 50mm くらいなので、それよりちょっとだけ広いのですが、それが功を奏していて、ちょっと離れてよし近づいてよしみたいな楽しさがあります。
APS-C で使った時はピンとこなかったですが、フルサイズだと FA Limited の本気出してくる感じは楽しいです。
吉例、雑なサンプル
へたくそですみませんが、雑なサンプルです。一部スーパーレゾリューションからの現像もあります。Lightroom で auto で撮って出しして、flickr へ、みたいになっています。
本当に苦節10年くらいの
K10D のときに最初にうっかりフルサイズ対応のレンズを買ってしまったが故に、DAレンズよりも、FAレンズばっかり狙って買ったわけですが、10年経っていよいよ真の実力を発揮するようになりました。
まだまだ他のレンズたちも待ち構えています。楽しみです。人生に疲れてもいいことはあります。
では、良い人生を。