メンタルもそうだけど、いろいろなことはテクニックとスキルだったりするという点で、日本代表ラグビーのメンタルコーチだった荒木さんの方は面白そう
- 作者: 荒木香織
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/02/19
- メディア: 新書
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内容のあるダイジェストですし本も読みたくなりまして、発注しました。
話題では圧倒的にうーんセンテンスがスプリングなほうですが、これは現代ビジネス素晴らしいです。関係ないけど、2語くらいの日本語のものを無理やり英語にして、「うーん」と言ってからいうと長嶋茂雄のモノマネにちょっとなりますね。
いろいろなことが科学的にもわかってきて、関連してやる気のコントロールとかはいろいろ面白いですよね(関連: ちょっとでも、やるからやる気がでるのはどうやら本当らしい - くるえるはてなくしょん)。
やる気をだす方法はやることというのは、神様のヒマ潰しかいたずらか、そういうふうにできています。ひょいっとできるようにするというのは大事で、けっこう仕事ができるタイプのひとが散らかった感じなの、それと関連あるのかなと思ったりしています。専用机があるなら少しだしっぱなしにしとくのは実はただしいのかもしれません。
ちょっとやれるとずっとやれるとかは、ほら、スプラトゥーンちょっとロビー行ってナワバリ1回やって、それからガチ1回やろうと思ったら、ついつい負けたら勝つまでやって勝ったら連勝止まるまでやって、連勝止まったら次勝つまでやって、さらにはもう少しでギアオープンするからやって、そしたらダウニーのところに行く用事が出来るからやって、ついでにジャッジくんにお小遣いもらって、あとちょっとかったらさらにお小遣いくれるから、またロビー行って振り出しに戻ってちょっとたったら、新しいニュースがとどいて... 気づいたら新しい朝がきた希望の朝だみたいなことはよくあると思います。
気持ちの問題は気持ちの問題ではないとか、方法が違うとか
このやる気をだす方法は、やる気がでるまでやるじゃなくて、やったらやる気が出ることを知っていることというわけで、気持ちの問題ではなくて知識の問題だったんですけど、そういうことは意外とよくあります。
例えば就活とか面接とかは私は未だに苦手ですけど、あれは本当のことを伝えるよりも、ギリギリ本当のことでいいから良いように伝わるようにするが正しいので、頭よくてもあまりにも人がいい人はビジネス的な観点で落ちちゃったりするし、何かが得意でもバランスの悪い人はやっぱりうまくいかないとか、まあ縁はありますが、それだけではないこともあります。面接スキルみたいなのは、確かにあるんですよね。
そういうことがいろいろとわかってきて、スポーツのチームやクラブ運営でのお金の使い方なんかもそうですが、実はちょっと頑張り方や方法自体が少し変えたら上手くいくというのがいろいろ、本当にいろいろあって、例えば五郎丸選手のルーティンとかがそうですが、お相撲の仕切りとかでも必ず同じ動きするようにするとか、NBAの選手なんかもフリースローのときにそういうのもってたりとかありますよね。カリーとかフリースローのときにマウスピースえらいことにしてるときあるし。
そういう、本当にパフォーマンスをあげるためにちょっと違う工夫をするとかは正しい努力だと思っています。最近は努力を悪用する悪い人がたくさんいて、努力という言葉自体が若干ネガティブなのですが、私はその努力の悪用は偽札を作るくらい悪いことだと思っててアレなんですが、そういう正しい努力をすることは良いことだと思います。
上記の現代ビジネスの記事中にもありますが、
- 気持ちを強くもてとかは根性とか闘争本能とかだけじゃなくて、実は心の準備の問題だった
- トライをあげたかった選手がすべきことは、良いポジション取りじゃなくて、パスを要求することだった
とか、ちょっと変えるともっとうまくいってたのに...みたいなことが、これは荒木さんご本人が陸上選手時代にできなかったことを、後の選手ができるように一緒に工夫して、ちょっとだけ手段を変えてみるとか、周辺を固めたり見直してみるとかで、それが効果があるときあるよと、普通にいい話で、いいなと思いました。
スラムダンクで終盤で魚住か鯛とか鰈とかいうシーンが魚住だけにありますけど、そういうのですね。素晴らしいですね。鰈うまいよね。鯛もうまいけど。
スプラトゥーンでももちろんキラーマシンは別ですが、それよりもキルしないと勝てないというよりか、それより無駄デスしない方が勝てるとか、無理に戦って死ぬくらいなら逃げる方がずっとずっとマシとか、キルするほうがリザルトでも目立つけど重要なルートや拠点をべっちゃべちゃに塗りたくってくれるイカが実は最高みたいなちょっと目先の違いがありますが、そういうの本当に好きです。
それなりにちゃんとしている方たちが、みんながんばってないわけがないんです。ちょっとだけ努力の仕方や方法が間違っているケースがあるときに、それがちょっとよくなったりして幸せになる人が多くなると良いなと思っています。いや、私がちゃんとやれっていう話なんですけどね。
意外とスキルや工夫でどうにかできることはあるのも事実なんです。残酷なセンスや生まれつきの才能みたいな話もありますけれど。
では、良い人生を。
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