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50年以上前の出来事なのですけど、その筋では有名なカラヤンの惑星が確かに素晴らしくて驚いた

ホルスト:組曲「惑星」

ホルスト:組曲「惑星」

その筋では有名なお話なのですけど、カラヤンは一部では帝王と呼ばれてる一方で、同時に苦手な人も結構いるわけで*1すが、そんなカラヤンについて、某匿名巨大掲示板なんかでもどちらかというと苦手な人が多かったわけですが*2、それでもそこでも、カラヤンシベリウスホルストの惑星、あとチャイコフスキーのあまり有名じゃないというか他に人気ある曲があるけど...みたいな曲の評価が概ね高くて、それで、録音とかも評判の良いこちらを買って聴いてみました。せっかく、SACD 再生環境もありますし。

そしたら、これが噂にたがわず良かったですね...。

演奏だけだと、私はエイドリアン卿のComplete Conductor-from Tchaikovsky to Gershwinに入っている1966年版がとても好き*3で、演奏や全体感では一番 Sir Adrian Boult のが好きです。オケの演奏とか自体は他にうまいのがあるとは思うんです。でも、異国情緒ではなくて母国情緒みたいな感じがあって、やっぱり聴きたくなる魅力があるんですよね...。

演奏うまいとかの話題でいけば特に、金管楽器好きな方だとシカゴのレヴァイン指揮とかになるのかなとか思います。伝説の金管つよい部隊の曲に合わせてそれぞれ魅力的にファーンと鳴るのもチャーンと鳴るのもターンと鳴るのもパーンと鳴るのも変幻自在(小学生並みの感想)というのはすばらしいですし...。

それで、お話が戻ってウィーンとカラヤンなんですけど、これが録音がやたら良くて、1961年録音とかその後のリマスタリングうんぬんとかを考えてもちょっと信じられないレベルの録音の良さです。まず音質が本当に素晴らしいです。
それでいて、演奏がこれまた特徴が強い演奏なんですけど、心惹かれる演奏ですね...。子どもが踊りだすようなニュアンスを備えているというか。実際、子ども踊ってましたし...。

なので、うっかり SACD 再生環境があるかたは聞いてみると楽しいと思います。そのハードルが高いわけですが...。

では、良い人生を。

惑星づくり

惑星づくり

*1:私も苦手

*2: 結構良い事を教えてくださった名無しの方が多くいらっしゃって感謝しています。

*3: これも評価がわかれるところがあって、1978年版がやはりアマゾンのレビューとかでも好評 で、こちらが好きな方もいらっしゃいますね。実際、東京ヒアリングケアセンターの Just ear 試聴機にあったのは、1978年版だったし。いやしかし、1966年が50年前になっちゃいましたよ、奥さん