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ねんがんのX-T10をてにいれたぞ! からのまさかの辛い展開 / FUJIFILM X-T10 XF 18mm F2 R


最近呪われ気味かつ体調不良かつあらゆることのタイミングの悪さやストレスやらであ”アア””ア”ああああ””””ああア”””ーーーーってなったので、カメラとレンズを買いました。ずっと買おう買おうと思っていた富士フイルムのものです。サイズ感とかレンズ感とかが気になっていて、そこにいくつかの援護射撃*1もあり。その後別の援護射撃の流れ弾に逆に撃たれることになるとはつゆ知らず...

本体だけは決め手がなくて、X-M1もX-E2 も有識者によると悪くはないけど諸手をあげておすすめは出来ない...とのことで、その後 T1 と T10 がでてそれらは良いよというお話もあり、色々考えて、X-T10 の方を買いました。比較については富士フイルム「X-T1」と「X-T10」の違いを見てみよう - デジカメ Watch Watch が詳しいですね。大きいかわりに防塵防滴でファインダーが少し見やすいのが X-T1 で、コンパクトなかわりにファインダーの表示が少し小さく防塵防滴ではないのが X-T10 となります。写りの部分はだいたい同じです。私はコンパクトで富士フイルムの写りのカメラ*2もずっと使いたかったのでというのと、あと子ども連れで出歩くときに写真もとりたいけど荷物も減らしたいというのがあって、そういう用途で。

まあそんな感じで、XQ2 とかほかのXシリーズもずっと悩んでもましたがもうえいやっと。なんかとにかく、富士フイルムのXのがほしかったのですジャパン。それで、ここは X-T10 がよいかということでそうしました。

気持ちはすっきりしたのですが、でも呪いは解けていませんでした。カメラもレンズもネットの反応では賛否両論的なところがあり、双方の意見もそれなりにわかりますが、私は気に入っています。カメラとレンズについては。でも呪いが解けていませんでした。むしろ悪化しました。先週、いろいろ買いました。そのせいで、辛みある感じです...。ニュースに詳しい人はわかるかと思います。なぜ来週買わなかったみたいな案件になってしまいました。どうやって生きていけばいいかわかりません。

そうそう、X-T10レンズキットの方がお得かなと思います。

レンズキットについては、本体にレンズがついてくるような場合は買いではないですが、レンズに本体がついてくるようなときは買いです。X-T10 のレンズキットのレンズがかなりよい感じなので、こちらはレンズキットありだと思います。FUJIFILM(フジフイルム) XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS 実写レビュー | フォトヨドバシ が参考になるかと。もっともはまち先生によると、FUJIFILM X-T1で,禁断の「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」と「XC16-50mmF3.5-5.6 OIS」比較: まわりぶろぐ とのことで、こちらも一理あります。望遠端が1mm 違うのと、広角端が1mm違うのはかなり違うので...って、これはへじ師匠の受け売りですけれど。

レンズキットと言えば余談ですけど、私の中で伝説のレンズキットはK-01が底値だったときで PENTAX ビスケットレンズ DA40mmF2.8XSに、1万円プラスでK-01 本体がついてきたというのがあって、それには負けますけれど、でも、X-T1 / X-T10 はレンズキットが良いような気がします。レンズに本体がついてくるように見えるときはレンズキットが有りだと思います。

それから、富士のレンズそんなに種類も無いですし...、単焦点はハードコア(良い意味でも悪い意味でも)だし、富士の方針としてズームレンズにしか手振れ補正はいらない方針があるそうなので、ひとつ手振れ補正がついてて手頃なレンズとして持ってるのに良いと思いますので。

身動きしやすい単焦点も買う

FUJIFILM 単焦点広角レンズ XF18mmF2 R

FUJIFILM 単焦点広角レンズ XF18mmF2 R

写りについてはこちらはなぜかそこまで評判が良いわけではないですが、私は絶対これを気に入るだろうと思って買いました。
X-T10 はやはり、この XF 18mm とかあとは、XF27mm F2.8とは相性が良さそうです。私は GR Digital とかの方に良い思い出があるし、SIGMA の DP Merrill でも DP2M より DP1M のほうが好んで使う(DP2Mの方が画質は良いと思いつつも)そういうちょっと変な画角が好きなので。ちょっと変なのが好きなのは画角だけじゃないようですし、ちょっと変なのは私だみたいなところもあるようですが...。MacBook Pro は 17インチがいちばん好きで、iPhone は 6s でも大きいとかぶーぶー言っていて、めんどくさいですね、私が。

それはさておき、それぞれ、他に写り等評判の良いレンズがあるので、そのあたりがまた悩ましいですが、コンパクトなレンズというのは持っていて悪くないです。上記PENTAX のビスケットレンズもちょっと持ち出すときにストレスがないしキャップの代わりくらいの勢いで使えるのでよく使ってます。

それから、X-T10 は薄くて軽いレンズがあいます。他のレンズも試して思ったところですが、富士の写りに定評のあるレンズ群、サイズも重量も結構あってレンズヘビー感が結構あるので、X-T1 が良いかもというところに、本体とカメラのバランスやグリップ感みたいなところを踏まえると... というのは考慮されても良いのかなと試してみて思いました。
フィルター径も重量もけっこうあるんですよね...。フィルターサイズ も大きくて 56mm や 23mm は ø62mm 。14mm は ø58mmだし。明るさとのトレードオフだとは思うのですけれど。60mm Macro も重くはないけど大きいですし。それからフード立派ですね 60mm 。PENTAX のレンズだいたい、ø49mm な印象あるのでちょっと驚きました。

もう少し、レンズにまつわるエトセトラと愛のある話

レンズについては気になるやつは基本的に全部買ったらいいというのが富士とPENTAXに対してのレンズ戦略の勝利パターンです。ホビーで何が悪い!!!。
PENTAX のFAレンズシリーズの Limited なんかも画角重視みたいなところがあって、31mm 43mm 77mm とかは伝説で、いよいよフルサイズも出るというので、オールドファンは歓喜だと思うのですが、普通のFAレンズの画角がいちいち 20mm 28mm 50mm でAPS-C換算後そのくらいになるというところにPENTAX の慈しみを感じたりしました。
さて、富士の Xシリーズの単焦点レンズも換算後の方を念頭に入れてる感じがあって、14, 18, 23, 35, 56, 60, 90 とことごとく換算後の画角が定評のある乙なものばかりで、 そこにも愛があるように感じました。SIGMA もそんな感じありますね Merril や Quattro の画角とかかなり考えられてますし。
カメラ業界キヤノンニコンがツートップかもしれませんが、ペンタックスとフジとシグマはスリーバックだと思います。良い意味で!! 私はPENTAXSIGMA は持っていたので、これでやっとスリーバックが揃いました。マルディーニネスタカンナバーロです。ライカとかは超次元の神かなんかだと思います。この分野、日本がまだ強いというのはうれしいですね。

余談ですけどミラーレスのカメラ選び

ミラーレスのカメラ選びはわりとはっきりしていて

  • フルサイズのミラーレス機なら SONY で αして ZEISS する
  • コンパクトさを重視して縦横比4:3が好きなら OM-D E-M5 Mark II やパナ機
  • もっとコンパクトならPENTAX の Q
  • 独特な良さやカメラらしさなら富士フイルム

というのが良いと思います。あと、本当にミラーレスいるんですか? コンパクトデジカメの良いのじゃダメなんですか? とデジタル一眼レフじゃだめなんですか? というのはそれもよく考えるべきだと思います。それでもミラーレスだ!! となったときに..まず、キヤノンの EOS M や、ニコンの 1 の洗礼があり、そこからがまだ険しい道のりで…

αシリーズは孤高のフルサイズミラーレスだし重いし大きいし高いし高いし高いですが ZEISS様を降臨させてとかやると、そこは無双できるのが良いと思います。50万円コースみたいになっちゃったりしますが...。逆にカジュアルな方の α4桁シリーズは気軽につかうと APS-C サイズながら多機能を満喫みたいに出来るし、あれで撮像素子とかしっかりしてるとかなのでカメラっぽいことにこだわりが無ければ良いシステムかなと思います。αはカメラというよりはガジェットっぽいんですよね。良くも悪くも。

逆に写りとサイズ感と機能と価格のバランスが秀でてるのがマイクロフォーサーズ勢かなと。私はカメラで撮った縦横比が4:3より3:2の方が好きなのですが、スマホとかから入ったら逆に3:2が変わったサイズみたいなところもあるしで、新しい感じがしますし、コンパクトでそのわりには写りも良くてというのが良いですね。オリのOM-D とかはすごいなーと思いました。このあたりで心配なのはオリンパスの経営陣くらいでしょうか。

ついで、もっとコンパクトでレンズ買えて遊びたいとかでいいのは PENTAX Q の仲間達だと思います。スマホよりカメラの方が小さい!! 素晴らしい。みたいなのなんだか釈然としませんが、楽しいを重視する PENTAX Q らしくあれも良いものだと思います。弱点は大きいのには写りでどうしても少しだけ負けてしまうことと、Q-S1 でだいぶ良くなりましたが、初代 Q がかわいすぎた...というのが辛いところかなと。

これらのふるいをすべて通り抜けてやりたいや使いたいことがあるという方が富士までたどり着く... みたいなところがありますね。富士フイルム機はミラーレスでもハイテク多機能というよりも、往年からのカメラらしさの方にこだわりを感じます。フィルムシミュレーションとかあとはボディ本体の質感やスイッチ感やダイヤル感なんかもですね。良いものといえば良いものですが、じじむさいというか、昭和のカメラみたいな感じが良くも悪くもありますね。私が子どもの頃に落っことしてぶっ壊したカメラに似てますもの見た目が。私が子どもだった頃はぎりぎり昭和だったのですが。

それでまあ、いろいろ思うところもあり買ったわけです。

雑な撮影事例

作例というほどではなくて、すみません。しかも現像とかしてなくて、フィルムシミュレーションとかも厳選はしてなくて、FUJIFILM Camera Remote - FUJIFILM Corporationで雑にiPhone に飛ばしてから Google Drive したり flickr してたりで、ひどいですけど、一応。ボトムなサンプルだと思って頂ければ。
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雑なサンプルですけど、こういう。

XF 18mm は使用感としては、GR Digital なんかを使ってたときの印象がちょっと似ています。

  • 27-28mm くらいの楽しい画角
  • 写りの精細感ではなくて雰囲気や質感重視
  • その機種らしい色味

などが印象的ですね。カメラを使ってる楽しさみたいなのがあと GR Digital に似ています。PENTAX の場合は光学ファインダーと乙なレンズ超絶楽しいですし、SIGMA はバッテリーをへろへろにしながらのスパルタンな撮影からの現像で時空の彼方へみたいになるのが楽しいですが、それらとはまた違うものとしてカメラいじり的なところによった楽しさを感じます。
写り自体の評判が他のレンズと比べたらそんなに良くないレンズでこれだけよい感じなので、他のレンズどんだけ神レンズなんだよみたいには思います...。

あとは、フジのカメラ、今回は無いんですけど、子どもやおねーさんを良い感じで撮れると思います。キヤノンポートレートで定評のあるレンズとも違い、PENTAX の対人最強 FA 77mm ともまた違う写りでよい感じで。服着てても着てなくてもいいので素敵なおねーさんを撮りたいです。

なお、来週買えばよかった模様

富士フイルム、「ちょっと早めのお年玉キャンペーン」 - デジカメ Watch Watch
つらい。他にもいろいろ買ったので4万円までキャッシュバック受け取れた模様で辛い。出だしから損なわれたFUJIFILMユーザとしてのユーザ体験。

つらみ

写りとか本体とかクセとかもありますが、やっぱり良いときは良いというのも感じますし、SIGMA なんかとはまた逆だけど同じくらい個性的な味もあり、PENTAXの素敵な単焦点レンズ軍団とおなじくらい愉快なレンズ軍団があり、これからが楽しみですが、お年玉は届かなさそうで辛いですね。いろいろあってキャッシュバック満額近い可能性なんだけど... これ、どうしたものか...という相談だけダメもとでしています。最近の呪いはまだとけないみたいです。

それから、富士フイルム愛好家の方は、普通の表記、フジなのか富士なのかFUJIなのか富士フイルムなのかFUJIFILM なのかどれを使うのが普通なのかよくわからないのも辛いです。

では、良い人生を。

RAYQUAL PDA-FX そういうのもあるのか。

*1: ねんがんのルンバ永久モニタをてにいれたぞ!

*2: 昔、家人も持ってて、家人はFUJIが好き