トリックにトリックを重ねたり、複雑な設定と展開で定評のある福本氏が原作だけの担当で絵がぐにゃあのざわ...ざわ...ではなくて、さらにかわぐちかいじ絵だったらという
そういうのもあるのか。なんですけど、あるんですね。
- 作者: 福本伸行,かわぐちかいじ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/10/07
- メディア: Kindle版
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カイジ*1とか、あとナニワ金融道とかもそうですが、絵がうまいとか下手とかじゃなくて、なにかを超越して味わいがあるというか、そういう感じだとは思いますし、みんな好きだと思いますが、はじめて福本絵とかみると「えっ」てなるとは思うので、そこで福本作品の雰囲気をあの絵ではないところで味わえるという意味で、さらにそこに安定のかわぐちかいじ絵なので、安心ですね。
かわぐちかいじ漫画とか、狩撫麻礼原作漫画とか、なんというか定食屋さんとか食堂みたいなところで読みたいですよね。
生存の方は、福本らしい原作だけど自分ではやらないような漫画をかわぐちかいじ絵でお届けみたいな形で、これは良いコラボだった感があります。
告白の方は、福本絵でも成立しそうな雰囲気がより強いですが、福本絵とは違うリアリティがかわぐち絵によってもたらされていて、これまた良いです。
こう、短編とか、さくっと完結する漫画は、電子書籍とかに向いているので、こういうシリーズの名作なんかはたくさん知られるとよいと思います。
では、良い人生を。
*1:限定ジャンケンとかレジェンドだと思います