あったらしくるえるはてなくしょん

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もうゲルギエフも箱売りなんだなと...。

10年前くらいにゲルギエフ大ブームがありましたよね。私もちょうどその頃キタラでシェヘラザードを見てすごいなーと思いました。良い演奏でした。ゲルギエフはロシアものを筆頭にレパートリー広くて最近はLSOとマーラーとかブラームス録音したりとかもしてますよね。

もうボックスなんだな感。

Art of Valery Gergiev

Art of Valery Gergiev

価格比較で見ても日本だけ安いという、ゲルギエフのボックスです。というか、もうボックスででるのかよ!! 感があります。

以下、それぞれ個別で買ってたものだと、それぞれに聞き所はあるかとは思います。ただ、けっこうこってり濃厚なのであまりカジュアルに聞こうってなる感じでもないところもあるんですよね。なんとなく手に取って聴いてしまう群と、気合いを入れて聴こうとする群だと、圧倒的に後者というか。

以下、ボックス収録の元ネタ群で持ってたものですが...

シェエラザードは実演を見ちまったもので。

R.コルサコフ:シェエラザード、他

R.コルサコフ:シェエラザード、他

これは、よりによって日本最高のホールのひとつ札幌のKitara で見てしまったので、思い入れもありますが、好きです。これは濃くてもいいかな感もあるし、実演思い出補正はあるんですけどね。

春の祭典とか

ストラヴィンスキー:春の祭典/スクリャービン:法悦の詩

ストラヴィンスキー:春の祭典/スクリャービン:法悦の詩

これは日本人好みではないみたいなところありますし、両曲ともに他にもっといい演奏があるような感じがあります。これが好きというかたもいるとは思うのですが。
逆にアメリカ人は大好きみたいなw、そして、イギリス人も好きみたいなwなんとなく肉欲棒太郎感があります(ありません

火の鳥とか

ストラヴィンスキー:火の鳥/スクリャービン:プロメテウス

ストラヴィンスキー:火の鳥/スクリャービン:プロメテウス

火の鳥も良い演奏ではないとは思わないのですが、火の鳥も名演がたくさんあり...。最近だと、ストラヴィンスキーマーラーは激戦区感がありますでしょうか。そして、両者は好き嫌いがはっきりわかれ、複雑なものを解析して愛せるタイプとか金管奏者(金管奏者はマーラー様好き多い)は好むのですが、私は良さが最近までわからなかったところもあります。ははは。ストラヴィンスキーマーラーに詳しいひとはいろいろ教えてください...ぐふっ。
あと、火の鳥はあれですね、手塚治虫のが最高傑作です。

くるみ割り人形

チャイコフスキ-/バレエ<くるみ割り人形>

チャイコフスキ-/バレエ<くるみ割り人形>

これは名盤です。1枚に全曲入ってるからです。というのが、まんざら嘘でもないところもありますけど、これもゲルギな感じがプラスに働いてる感じというか。

もっていないそれ以外では

ラフマニノフ交響曲 第2番 やピアノ協奏曲 第2番*1、その他にもショスタコーヴィチのとか、チャイコフスキーの乙なところとかもあって、全体的に箱としてはおいしいと思います。エイドリアン・ボールト卿事件には少し負けるかなと思いますが最近の作品というところを考えると、やはり匹敵する感じでしょうね。

箱に入ってないところでは、ウィーンとやった展覧会の絵収録盤がおすすめ

Pictures at an Exhibition

Pictures at an Exhibition

これはキーロフとじゃないので箱に入ってないですが、これ名盤だと思いますので、箱に足すならこれだと思います。私がもってるのはこの濃いジャケ写の輸入版だったのですが、こちらの方がジャケ写の完成度高いですかね...

あとは、チャイコフスキーの後期のシンフォニー、

Tchaikovsky: Symphonies 4, 5 & 6

Tchaikovsky: Symphonies 4, 5 & 6

こちらもウィーンとやったものがありまして、割と評判よいんですよね。
ただシベリア送りの危険を伴うのですが、このあたりはもうムラヴィンスキーが人類にかけた呪いが強烈なので...というのが率直なところです。

まとめ

というわけで、ゲルギエフの思い出でした。キタラで見たキーロフは大変に素晴らしかったので、マリインスキーよりもキーロフな名前の方に思い入れがあったりします。

おそロシア

では、良い人生を。

最近、音楽逃避しすぎでしょうかな、ははは。

*1:名曲だと思うし好きな人多いですよね。でも、私は3番の方が好きです。ただ、個人の感想なんですけど2番好きは普通でいい人な感じの人多めで、3番好きはちょっとおかしい人がおおい気がしないでも無い